パン好き京都人もトリコ!京町家をリノベしたおしゃれなパン屋さん

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日本で一番パンを食べる京都人。その厳しい目と舌に選ばれたパンは絶対においしい!売り切れるほど人気のパンならぜひ食べてみたい!そんな思いで日々パン屋をのぞいていると、1軒の小さなパン屋さん「mina_mina」を見つけました。焼き上がりを待つように次々にお客さんが入って、あっというまに品薄に……。これはもう買わずにはいられません!

Summary

やわらかくて旨みのあるパン生地のヒミツは?

店主の山本さんが1日に焼くパンは約50種類。朝一番に食パンを焼いて、同じ生地でぶどうのコッペパンやカレーパンを焼きます。次はベーグル、その次は……という具合に、オーブンはフル稼働。一度に多くは焼けないため、焼き上がりを見計らって次々にお客さんがやってくるのです。

mina_minaのパンは、主にポーリッシュ法という作り方で、水と粉を1:1で混ぜてひと晩かけてじっくり低温発酵させるため、やわらかで旨みのある生地ができるそう。フランスパンは機械を使わず手ごねしていますし、材料の小麦粉も選りすぐりのものを使用。丁寧に作られたパンは、どれもやさしい味わいです。


ボリューム満点、たっぷり具材のBLT

カスクルート 360円
カスクルート 360円

トマトは1個分、ベーコンは分厚く、そしてレタスを挟んだBLT「カスクルート」は、黒胡椒がピリリときいています。ミネラル分の多い粉を使ったフランスパンの風味と相まって、とってもおいしく、それを常連さんはよく知っているので、店頭に並ぶとすぐに売り切れてしまいます。


シンプルなパンこそ、作り手の腕が冴える

オニオンチーズベーグル 210円
オニオンチーズベーグル 210円

生地の中に、コロコロとキューブ状のチーズと生オニオンを加えたオニオンチーズベーグルは、焼く時にさらにチーズをたっぷりトッピング。こちらも黒胡椒とチーズの塩味が絶妙にマッチした逸品です。

クリームパン 150円
クリームパン 150円

上品な味わいのクリームパンは、カスタードクリームに入ったオレンジピールが隠し味。もっちりした生地もそれだけでもおいしくて、材料を山本さんにたずねてみると、バターは使わず油分は太白胡麻油を用いて軽い風味にし、砂糖は控えめにしてクリームの甘みを際立てるのだそう。


昔の京町家らしさを生かしたカフェスペースでコーヒーを

買ったパンは奥のカフェスペースで食べることもできます。ドリンクメニューは、スペシャルティコーヒー豆専門店・カフェタイムのブレンドコーヒー(380円)、ムレスナティーハウスの紅茶(430円)、そしてジュース(350円)があります。

窓から見える坪庭には蝋梅と椿が花を咲かせていました。坪庭は、奥に細長い京都の町家によく見られるもので、明かりとりや自然の美を暮らしに取り入れる目的があります。庭をながめながら古い建物の息吹を感じる静かなひとときは、なんともいえず心地いいもの。ここで音楽会や落語会をすることもあるという、心憎いパン屋さんです。


空き家だった古民家が生まれ変わって新しいコミュニティに

mina_minaは、JR西大路駅から北へ歩いて7分ほどの場所にあります。八条通を越えると、昭和時代の建物と近年の建物が入り混じって、どことなく懐かしい風景に出会えます。

店内をリノベーションするにあたって、もともとあった土壁を残し、天井を取り除くと、まるで吹き抜けのような開放的な空間ができました。長年空き家だった古い家に新しい空気が吹き込まれ、生まれ変わったのです。

パン好きの京都人はもちろん、パンはあまり食べない人にも、おすすめしたいmina_minaのパン。50種類あるパンを制覇してみたくなるほどの美味しさです!


text:松田きこ(ウエストプラン)

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。



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