沖縄「DMMかりゆし水族館」を徹底解説! リニューアル後の見所や映像・光・音で魅せる展示をご紹介

沖縄「DMMかりゆし水族館」を徹底解説! リニューアル後の見所や映像・光・音で魅せる展示をご紹介

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最新の映像表現と空間演出を駆使した新しい形のエンタテインメント水族館として2020年5月にオープンした「DMMかりゆし水族館」。 2021年7月より一部館内演出がリニューアル。沖縄の自然にあるさまざまな情景や、青と緑の間の美しい色を持ち合わせたティールブルーの海など、臨場感あふれるコンテンツは必見です。リニューアルエリアだけでなく、個性豊かな生き物たちを展示する各フロアの見どころも合わせてご紹介します。

Summary

DMMかりゆし水族館ってどんなところ?

那覇空港から車で約20分。大型ショッピングモール「イーアス沖縄豊崎」に併設し、沖縄では2館目となる水族館。「最新の映像表現と空間演出を駆使した新しい形のエンタテインメント水族館」をコンセプトに、バーチャルとリアルを融合させた今までにない斬新な展示が注目されています。

リニューアルではどこが変わった?

今回リニューアルしたのは3エリア。時間ごとに表情を変える光に満ち溢れた情景をはじめ、Dynamic(ダイナミック)、Drastic(ドラスティック)、Dramatic(ドラマティック)の3つの「D」をコンセプトに、水中を大胆に泳ぐ生き物たちやドローンカメラによる迫力あるカメラワークで撮影した映像を楽しむことができます。また、青と緑の間の色を持ち合わせ透明感のある海「ティールブルー」をキーカラーに、沖縄ならではの美しさを映像やCGで表現しています。 それでは、リニューアルしたエリアを詳しく見ていきましょう。

日常から非日常へといざなう、「はいさいゲート」

水族館のプロローグとなる「はいさいゲート」では、多面大型スクリーンで沖縄の朝・昼・夕方の自然を舞台に、空・海・陸で見られる「光」を表現した約3分の映像を上映。効果音と賑やかな音楽が立体的に聞こえる音響効果や風など、沖縄をギュッと凝縮した演出に一気に引き込まれます。
※シアター内は撮影禁止です

迫力の映像で度肝を抜く!「バーチャルあしびなー」

5枚のアクリルパネルに投影する巨大なバーチャル水槽には、新たに3つのコンテンツが登場。波の動きをCGで再現したティールブルーの波や、イワシの群れを狙うバショウカジキ、上空から勢いよく潜水して狩りを行うアオアシカツオドリなどのダイナミックな捕食シーンの映像は圧巻! アクリルパネルの表面には常に水が流れ、よりリアルな水中映像を体感することができます。

これまでに公開されているジンベエザメ、ダイオウイカ、リュウグウノツカイ、バラクーダの群れの4種類と合わせて見てみて下さいね。

光の柱が織りなす幻想的な「クラゲよんなー」

巨大な円柱水槽が並ぶクラゲだけの空間「クラゲよんなー」では、夏季限定で新しい演出を公開中。「もしも海の底に、美しい緑の森が広がっていたら」をテーマに、ティールブルーの海に木々が揺らめき、色鮮やかな花が咲く様子を光と音による空想的な演出で表現しています。ゆらゆらと漂うクラゲたちに癒されますよ。公開は2021年9月30日まで(予定)。

人気の水槽&見どころをチェック!公式アプリをダウンロードして快適散策

水族館は1階と2階のフロアでテーマを設け、入口のある2階は「亜熱帯の気候が織りなす常緑の森」、1階は「多彩な生物が息づく澄み切った海」で構成され、陸上から海中へと潜っていくかのような雰囲気を楽しむことができます。

館内にはフロアマップや生き物の説明板がないので、公式アプリをダウンロードしておくと便利。タッチポイントで端末をかざすと生き物をゲットできるミニゲーム「いきものあつめ」や、カフェで使えるクーポンなどお得な情報もあります。「いきものあつめ」でゲットできる生き物は全部で9種類。コンプリートを目指して館内を巡るのも楽しみのひとつ!

2階・亜熱帯気候が織りなす常緑の森

2階では、淡水魚や爬虫類、両生類など沖縄と同じ気候帯の生き物たちを数多く飼育しています。「もし沖縄に生息していたらこんな感じかも!」というファンタジーな世界観が楽しめるのもこのエリアの魅力です。

探検気分で観察したい「やんばるの森」

はいさいゲートから一歩足を踏み入れると現れる森林ゾーン。森の中を進んでいくと巨大なガジュマルの周りには淡水魚や爬虫類、両生類の生き物たちを展示。やんばるの森で実際に録音した鳥の鳴き声や虫の声、森を思わせるアロマの香りで、大自然の真っただ中にいるかのような気持ちにさせてくれます。ガジュマルの木に設けられたウッドデッキから生き物たちを観察するのもおすすめです。

自由自在に泳ぐ姿がかわいらしい「ペンギンぐすく」

大きな岩場やプールを設けた「ペンギンぐすく」では、南米など亜熱帯地域に生息するフンボルトペンギン2羽を飼育中。好奇心旺盛で動くものによく反応し、泳いでいる姿はまるで飛んでいるかのよう。陸をペタペタと歩いている時のギャップもたまりません。

陸と水中を縦横無尽に動き回る姿は見ていて飽きません!
陸と水中を縦横無尽に動き回る姿は見ていて飽きません!

バーチャルとリアルが融合した「うみかじドーム」

沖縄の空模様と波打ち際の海岸を再現したエリア。奥にある空は実際のものではなく、スクリーン上で表現されています。現実の時間と連動し、昼は美しい海や空、夜には星空を、訪れる時間帯によって異なる景色を見せてくれます。

毎日13時30分~14時、15時30分~16時には、お魚エサやり体験も実施中。エサは各回10個の先着販売。2階のミニショップでエサの引き換えチケットを購入して飼育スタッフからエサをもらいましょう。エサをあげるとすぐに、カラフルな魚たちが近寄ってきてくれます!

水面を歩いているかのような「ちゅらみなも」

床一面が透明なガラス張りで1階にある水深約6mの大水槽を上部から眺められる「ちゅらみなも」。真っ暗な空間に浮かび上がるブルーの世界はなんとも幻想的。ガラス面は歩くこともできスリル満点!足元を泳ぐ沖縄近海の海洋生物を、すぐ真上から観察してみて。

個性的な動物たちが集う「ゆいゆいズー」

ナマケモノやカピバラなどが生活する動物エリア。柵などの隔たりが少なく、ふれられそうなほど間近で生き物たちを観察できます。なかでも注目は2頭のフタユビナマケモノ。実は脱走名人で長いかぎ爪が引っかけられる場所であればどこでも移動可能だそうで、気がついたら違う木に移動しているなんてことも。 実際にふれることはできないのでご注意を!

砂漠やサバンナなどの乾燥地域に生息し、世界で3番目に大きいケヅメリクガメもいます。

お魚たちと直接ふれあえる「タッチプール」

ナマコやヒトデにさわれるタッチプール。サメもいるので勇気を出して触ってみましょう。複数あるタッチプールには熱帯魚もおり、水面に指を近づけるとエサと思っているのか、ついばみにやってきます。飼育員さんの話をよると知らないうちにこのような行動をするようになったのだとか。
※ふれあう前に併設する手洗い場で手を洗うのを忘れずに

警戒しつつも近寄ってきては指をツンツンしてくれました!
警戒しつつも近寄ってきては指をツンツンしてくれました!

コツメカワウソがいるのも、このタッチプールエリア。小川やマングローブに生息している小型のカワウソでフレンドリーな性格。普段は2本足で立ったり水槽を元気に泳ぎ回る姿を見られるのですが、あいにくこの日はお昼寝中でした。

岩場ですやすや寝ている姿も愛くるしい!
岩場ですやすや寝ている姿も愛くるしい!

1階・多彩な生物が息づく澄み切った海

エスカレーターを降りると舞台は森から海の世界へ。サンゴ礁に生息するカラフル魚たちや、沖縄近海を回遊する生き物たちを飼育しています。クラゲのみを展示するエリアやバーチャル水槽など、興味をそそられる見どころが盛りだくさん!

個性派揃いの「ばんない水槽」

カクレクマノミやチンアナゴなど小さな魚たちが大集合。8槽ある小水槽は上からのぞき込んだり側面から眺めたり、さまざまな角度から観察することができます。壁面には30種類以上の生きたサンゴたちを展示。これだけの規模は全国でも珍しいのだとか。

オレンジと白の模様が目を引くカクレクマノミ
オレンジと白の模様が目を引くカクレクマノミ

フォトジェニックな光景で魅了する「ちゅらさんリーフ」

沖縄らしい色鮮やかなサンゴや熱帯魚が生息する海中トンネル。SNS映えするスポットとして人気が高く、頭上まで水に覆われた空間は海の中に身を置いているかのよう。照明に反射して煌めく水面に思わずうっとり。

大海原が目の前に広がる「うちなー大水槽」

たくさんのグルクマやエイ、サメなど沖縄近海の海洋生物が回遊する大水槽。この日は普段岩場に隠れているウミガメが泳いでいる姿を見ることができました!

カフェやグルメも充実!夜はとよさきMusic SAKA-BARでお酒も

水槽とうちなー大水槽の一角にあるカフェスペースでちょっとひと休み。南国フルーツや島野菜を使ったオリジナルメニューはおやつにぴったり。水槽を眺めながら楽しむのもおすすめです。

イチオシは黒糖パウダーがサクサク生地とよく合うチュロス400円や、マンゴープリン380円。チュロスは黒糖とシナモンの2種類があります。

2021年3月より水族館の新たな過ごし方の提案として、夜間の特別営業「とよさきMusic SAKA-BAR」がオープン。大水槽とバーチャル水槽前に置かれたスツールに座ってお酒を飲みながら水槽を眺めてみませんか?クラゲエリアでは特別演出も実施中なのでぜひ足を運んでみたいですね。

※20歳未満の入場はNG。入店時に身分証明の提示が必要です
※通常の水族館営業と異なるため、移動できるエリアに制限があります
※とよさきMusic SAKA-BARは入場料1500円(1階ショップレジにてお支払いください)
※緊急事態宣言に伴い、現在とよさきMusic SAKA-BARでは酒類の提供を終日休止中。詳細はHPを要確認

ショップでオリジナルグッズをゲット

館内をたっぷり楽しんだ後は、ミュージアムショップでお買い物タイム。ぬいぐるみやアクセサリー、おかしなどここでしか買えないオリジナルグッズを豊富に用意。こちらはチケットなしで入場可能です。

人気商品をご紹介!まずは、着ぐるみシーサーぬいぐるみ各1650円。コロンとしたフォルムとシーサーのかぶりものをしたペンギンたちがとってもキュート。モチモチとした肌触りもグッドです!帽子は着脱可能。

沖縄を代表する伝統工芸・紅型の柄を和紙に取り入れた紅型ペーパーピアス各1430円。さりげない色合いで普段使いにもぴったり。ウミガメやペンギンなど全5種類。

忘れずチェックしてほしいのが、木彫り彫刻作家はしおとみおさんとコラボした限定のガチャガチャ。実際に水族館で飼育している個体をモデルに制作した彫刻をフィギュア化しています。アオウミガメやコツメカワウソなど全5種類1回500円。表情豊かな生き物たちをぜひゲットしてみて!

個性豊かな生き物たちはもちろん、最新の映像映像表現と空間演出で沖縄の魅力を発信する「DMMかりゆし水族館」へ遊びに行ってみませんか。

Text:高良蘭(トラベローグ)
Photo:根原 奉也

●新型コロナウイルス感染症対策により、記事内容・営業時間・定休日・サービス内容(酒類の提供)等が変更になる場合があります。事前に店舗・施設等へご確認されることをおすすめします。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。

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