jindaiji

【深大寺】豊かな自然に囲まれた古刹で縁結び祈願!参道の「鬼太郎茶屋」も訪れたい♪

東京都 寺社 縁結び お守り・おみくじ キャラクタースイーツ るるぶ&more.編集部
Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket

武蔵野の自然豊かな調布市に位置する「深大寺」は、元三大師(がんざんだいし)の厄除けと、縁結びの御利益で知られる都内屈指の古刹です。今回は深大寺の境内を歩いて良縁を祈願、参拝後は山門前の参道にある、日本で最も有名なあの妖怪のショップへ立ち寄ってみました。

Summary

開創1300年を迎える歴史深い寺院

jindaiji
茅葺屋根の山門を通り本堂へ
jindaiji
本尊の宝冠阿弥陀如来(ほうかんあみだにょらい)を祭る本堂

調布駅からバスで約15分、「深大寺」は天平5年(733)に創建された関東を代表する古刹です。水神の「深沙大王(じんじゃだいおう)」を祭る寺院で、開祖である満功上人(まんぐうしょうにん)の両親が深沙大王に祈願して結ばれたことから、縁結びや良縁成就に御利益があると伝わります。まずは手水舎で洗い清めて本堂のご本尊に参拝します。

厄除けの由緒ある元三大師堂と国宝仏の釈迦堂

jindaiji
本堂の左側に立つ「元三大師堂」。秘仏「元三大師像」は坐像で2m近くもあり、僧侶の姿をした古像として日本最大の大きさ
jindaiji
「深大寺だるま市」は日本三大だるま市のひとつ

本堂への参拝後に秘仏「元三大師像」を安置する「元三大師堂」へ向かいます。秘仏とは一般公開されていない仏像のことで、ご開帳のときだけその姿を見ることができます。

元三大師は比叡山の高僧であり、鬼の姿となって人々を疫病から救ったことで江戸時代にはその姿をしたお札が魔除けとして大流行したようです。毎年3月3日・4日には厄除元三大師大祭と縁起だるま市が開かれ、多くの参詣者が訪れます。

jindaiji
釈迦如来像はガラス越しに見ることができる

境内の西側には7世紀後半〜8世紀初めに造られた「釈迦如来像(しゃかにょらいぞう)」を安置する「釈迦堂」があります。釈迦如来像は飛鳥時代後期の傑作と言われ、都内寺院唯一の国宝仏に指定されています(拝観時間9時30分〜16時)

古来のおみくじは「凶」が多い!?

jindaiji
おみくじ1回200円

参拝後は授与所でおみくじを引いてみます。おみくじの創始者は何を隠そう元三大師なんですよ。現代のおみくじは凶よりも吉が多く出るのが主流と言われていますが、元祖元三大師みくじは古来のままに、凶が多いようです。実際に引いてみると…凶が出ました。 “凶は吉に好転する力を秘めている”とのことでポジティブにとらえます!

jindaiji
縁結び開運御守500円
jindaiji
元三大師の降魔札(ごうまふだ)と利生札(りしょうふだ)ステッカー500円

授与所ではお守りも多数用意しています。写真上の縁結び開運守りは、良縁に恵まれることを祈祷した、深大寺で獲れた稲穂入りのお守り。もひとつは鬼の姿となって人々を疫病から救った、魔除けの効果があると伝わる元三大師の降魔札と利益を与える利生札のステッカー。玄関の外側に降魔札、玄関の内側や室内に利生札を貼るのが習わしなんだとか。

jindaiji
えんむすび絵馬1枚500円。“ご縁がありますように”と五角形、5色展開

良縁成就を願う絵馬はこちら。深大寺開創の深沙大王にゆかりのある亀の形をした絵馬で、胴体部分に願い事を書き、甲羅を合わせます。願い事や名前を誰かに見られるのは不安と思っていた人にも安心のプライバシーが守られた現代的な絵馬ですね。

参道の必訪 SPOT「鬼太郎茶屋」

kitarou01_R
築60年余りの古民家を利用した「鬼太郎茶屋」。入口では鬼太郎とねずみ男がお出迎え!

深大寺の名物といえば「深大寺そば」が有名ですが、山門前の参道に立つ「鬼太郎茶屋」にも注目!大人気漫画『ゲゲゲの鬼太郎』の生みの親、水木しげるさんの第2の故郷でもある調布・深大寺に2003年から続くキャラクターグッズやスイーツが楽しめる妖怪スポットです。

ショップと喫茶で妖怪ワールドを満喫!

kitarou02_R
駄菓子屋のような懐かしい雰囲気の店内

1階は妖怪ショップと妖怪喫茶、2階は妖怪ギャラリー、店頭ではテイクアウトグルメを販売しています。さっそくショップで妖怪グッズをチェック。定番から期間・店舗限定までその数はなんと700種類を超えるようです。せっかくなので「鬼太郎茶屋」でしか買えない限定アイテムをいくつかご紹介。

kitarou03_R
「鬼太郎茶屋限定御朱印帳」2200円

黒×金銀の渋めのデザインが魅力の「鬼太郎茶屋限定御朱印帳」。表は鬼太郎やねずみ男、ねこ娘、砂かけばばあなどお馴染みのキャラクター、裏にも数多くの妖怪が描かれています。妖怪たちといっしょに御朱印集めはいかが?

kitarou04_R
「鬼太郎茶屋限定根付 ちゃんちゃんこ」(右)、「なまけもの」(左)各660円

鬼太郎のトレードマーク、ちゃんちゃんこと水木さんの名言「なまけ者になりなさい」が記された根付です。御朱印帳と根付は妖怪ショップの売れ筋アイテムだそうです。

kutarou05_R

カフェスペースの妖怪喫茶は店内奥にあります。こちらでは甘味を中心に妖怪にちなんだオリジナルのメニューを揃えていて、どれもユニークでかわいいと評判なんですよ。喫茶メニューは漫画風でわくわくしながら見入ってしまいました。

kitarou06_R
「一反もめんの茶屋サンデー」800円。シロップは抹茶か黒蜜から選べる

おすすめの甘味「一反もめんの茶屋サンデー」は、一反もめんの形をしたぷるんぷるんの寒天とソフトクリーム、クッキー、フルーツ、粒あんをトッピング。クッキーにはイラストや水木さんの名言がプリントされていて、どんな絵柄が出てくるかはお楽しみ。

kitarou07_R
「ゲゲゲラテ(温)」600円

鳥取県の大山白バラ牛乳を使用した「ゲゲゲラテ」はキャラクターのラテアートが楽しめます。デザインは写真の鬼太郎、ねずみ男、目玉おやじ、ねこ娘から選べますよ。

kitarou08_R
「ぬり壁のみそおでん 2本入り」400円 

水木さんが生まれた鳥取県の特産品、有機こんにゃくがぬり壁に変身!特製の甘味噌をつけていただきます。

kitarou09_R
kitarou10_R

イスの背もたれがぬり壁になっていたり、キャラクターのぬいぐるみがちょこんと置いてあったり…そこかしこに妖怪を感じられます。お庭に置かれたキャラクターパネルは絶好のフォトスポット♪水木さんが描いた妖怪画や妖怪フィギュアなどを展示する2階の妖怪ギャラリーもぜひ。

■鬼太郎茶屋 深大寺店(きたろうちゃや じんだいじてん)
住所:東京都調布市深大寺元町5-12-8
TEL:042-482-4059
営業時間:10~17時(ギャラリーの入館は閉館の15分前まで、妖怪喫茶は16時30分LO)
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)
料金:入館無料(ギャラリーは小学生より100円)

kitarou11_R

緑豊かな自然に囲まれた「深大寺」の境内は広いのでゆっくり周るのがおすすめです。厄除け・縁結びを祈願した後は参道の「鬼太郎茶屋」で妖怪ワールドを満喫する、深大寺ならではの散策を楽しんでください。


Text:木村秋子(editorial team Flone)
Photo:木村秋子、鬼太郎茶屋はすべて©水木プロ


●新型コロナウイルス感染症対策により、記事内容や営業時間、定休日等が変更になる場合があります。事前に店舗・施設等へご確認されることをおすすめします。
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。


Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る

この記事に関連するタグ

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください