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【尾道・広島・宮島】大人の広島旅1泊2日レポート(2日目)~宮島満喫!平安装束体験でフォトジェニックな思い出作り、牡蠣にビールに揚げもみじ♪~

【尾道・広島・宮島】大人の広島旅1泊2日レポート(2日目)~宮島満喫!平安装束体験でフォトジェニックな思い出作り、牡蠣にビールに揚げもみじ♪~

広島県 泊まる 大人向け 女子旅 るるぶ&more.編集部
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1泊2日の広島旅行2日目は、世界遺産・嚴島神社が目前の宮島口からスタート。前日からおいしくいただいている広島牡蠣の漁場見学、平安装束の着付け体験、クラフトビールと、2日目もめいっぱい広島時間を満喫しました。大人の広島旅、2日目の様子をご紹介します。

Summary


【9:00】牡蠣漁場を見学&嚴島神社の海上参拝!「島田水産」で朝から牡蠣三昧という贅沢

大人の広島旅2日目は、朝から宮島方面へ!JR宮島口駅から徒歩約10分の場所にある牡蠣生産の老舗「島田水産」で、牡蠣漁場の見学ツアーに参加します。
「島田水産」は、創業300年以上という老舗の牡蠣養殖業者。生産や加工だけにとどまらず、漁船での牡蠣漁場見学、牡蠣の直売、牡蠣小屋を運営しています。
今回参加するツアーは「漁場紹介と嚴島神社沖遊覧」。小型の漁船に乗り込んで、いざ出発です!

牡蠣漁場の見学はオールシーズン体験できるそうです。また、10月からゴールデンウィークあたりまでの期間では牡蠣の水揚げ体験も実施しているそうなので、宮島観光の際にはぜひ体験してみてください!
船に揺られること10分ほどで、牡蠣いかだが集まる漁場に到着。「島田水産」ではここに約100台の牡蠣いかだを設置しているのだそう。本土と宮島の間にある海域で、いかだのある場所は宮島と本土を行き来するフェリーからも見ることができます。
漁師の方のガイドにより、牡蠣の生育や水揚げについて教わります。宮島周辺を含む広島湾で牡蠣の養殖が盛んなのは、この海域が山々に囲まれているから。中国山地の森林が育んだ雨水が海に注ぎ、栄養たっぷりのおいしい牡蠣が育つのだそうです。


牡蠣養殖のため、海中に吊り下げる約10メートルものロープは垂下連(すいかれん)とよばれます。1本の垂下連につき300〜500個ほどの牡蠣が、さらにいかだ1台につき約50万個の牡蠣がとれるそうです!

牡蠣いかだを見学した後は宮島沖、嚴島神社の大鳥居近くまで船を走らせてくれます。世界遺産・嚴島神社が海上から参拝できる、とても貴重な経験でした。
海上散歩の後は、お待ちかねの牡蠣小屋へ!先ほど見学した漁場を眺めながら、その場で焼いた真牡蠣をいただきました。牡蠣には大きく岩牡蠣と真牡蠣の2種類があり、10月〜ゴールデンウィーク前の時期は真牡蠣が旬。旨味の元となっているグリコーゲンがたっぷり含まれた真牡蠣はクリーミーで、まさに“海のミルク”。「島田水産」でいただける真牡蠣は1バケツ(8〜10個)で1100円です。
まずは平らな面を下に2分、ひっくり返して6分。中を確認して、水気がなく焼き色がついていたら「食べていいよ」の合図。牡蠣殻が開いた瞬間、「わ〜!」と歓声が上がります!
見てください、このぷりっぷりの実。
「栄養分が豊富ゆえ、ここらへんの牡蠣はほとんどが加熱用なんですよ!」と漁師さん。たくさんの栄養分を含んだ広島牡蠣は、焼いても茹でても縮みにくいのが特徴なのだそう。
いわれてみれば丸々大きな状態で、ぷりぷりな食感も健在。朝からなんて贅沢な牡蠣三昧なのでしょう。
「島田水産」では牡蠣の発送にも対応してくれています。殻付きやむき身などニーズに応じて購入できるので、家族や友人、または自分へのおみやげに、ぜひ。
島田水産オリジナル商品「わしの漁師飯」シリーズは、店頭で購入することもできます。加工品で日持ちもして持ち帰りやすいので、ぜひチェックを。「牡蠣だし」(500円)、「かきクリームコロッケ」(220円)、「かきオイル漬け」(1620円)など、人気のラインナップが並びます!
こちらはかなりの人気を誇るという「かきグラまん」(390円)。牡蠣を贅沢に使って作られたペースト(餡)に大粒の牡蠣を包み込んだ中華まんのような商品で、牡蠣をこれでもかと堪能できる一品です。購入すると保冷バッグをつけてくれるのもうれしかったです!

■島田水産(しまだすいさん)
住所:広島県廿日市市宮島口西1丁目2-6
TEL:0829-30-6356
営業時間:直売は8〜17時くらい(要問合せ)、牡蠣小屋は平日10~16時(土曜は〜20時、日曜は〜17時)
定休日:不定休
料金:漁場紹介と嚴島神社沖遊覧(9時/11時/14時、予約不要)大人2200円、4歳以上高校生以下1100円、3歳未満無料

【11:20】宮島口から約10分の船旅♪宮島へGO

牡蠣をこれでもかと堪能した後は、宮島口からフェリーに乗って宮島に移動します♪
フェリーはJR西日本宮島フェリーと宮島松大汽船の2種類が運航していて、それぞれ所要時間は約10分。どちらの片道運賃も大人180円、子ども90円(2023年2月現在)なので、乗船するタイミングに合ったフェリーを選ぶのがおすすめです。

宮島といえば、1996年世界文化遺産に登録された嚴島神社があまりにも有名です。入江の中に建てられた社殿群は、平安時代の寝殿造の建築様式を取り入れたもの。海の中にあるということで木造建築としては過酷な環境下にありますが、大切に今に受け継がれてきました。

2019年6月からは大鳥居が70年ぶりの大改修工事に入りましたが、2022年12月には工事が終了。今では、通常通り参拝することができますよ♪

【12:00】趣ある邸宅レストラン&カフェ「宮島レ・クロ」でいただく瀬戸内の恵み

フェリーで宮島桟橋(フェリーターミナル)に着いたら、どうやらそろそろランチの時間。
海沿いや表参道商店街を散歩しながら約7分、表参道からひと筋東の町家通りにある「宮島レ・クロ」へ。ここは、明治45年(1912)に建造されたという古民家をリノベーションして生まれ変わった、隠れ家のようなレストラン&カフェ。
西洋と日本が交差したような和風モダンな造り、設え、美しい日本庭園……。落ち着いた雰囲気を残した空間で、瀬戸内の素材を生かした西欧料理をいただきます。
この日いただいたのは「ランチBコース」3900円。前菜盛り合わせ、パン・スープ、パスタ、魚or肉料理、本日のデザート、コーヒーor紅茶がセットになっています。
※時期によってメニューが変動します。
この日のパスタは「穴子のペペロンチーノ」。その名のとおり、淡白ながらも脂の乗った、ふわっふわの広島県産穴子が主役です。にんにく風味がピリッと辛みのあるパスタによく絡み、さらに広島産白ネギ、アンチョビが最高の立役者に。

穴子には“蒸し”と“焼き”の2種類が使われているため、食感や味わいの絶妙な違いも楽しめました。宮島沖は、牡蠣だけでなく穴子の名産地。なんでも穴子は、牡蠣いかだの下に溜まった栄養をめざして集まってくるのだそうですよ。
肉料理か魚料理か悩んで、この日は魚料理をチョイス。いただいたのは、きのこのクリームソースがかかった「さわらのポワレ」です。分厚い身は食べごたえが抜群で、ちょうどよく乗った脂が甘みを引き立てます。
デザートはイタリアンプリン、苺のパンナコッタ、ティラミス、バスクチーズケーキから選べたので、バスクチーズケーキをオーダー。バスクチーズケーキの表面は香ばしく、中はトロッとしてしっとりなめらか。添えられたほうじ茶のアイスクリームが、バスクチーズケーキのおいしさを引き立ててくれました。添えられたクッキーは、宮島に住まう鹿をイメージしているようです♪
表参道商店街や海沿いの賑やかな雰囲気から一線を画し、落ち着いた町家通り。ゆっくりと食事を楽しむことができました。

■宮島レ・クロ(みやじまれ・くろ)
住所:広島県廿日市市宮島町527-1
TEL:0829-30-7196
営業時間:11時30分~15時(14時LO)、17~21時(20時LO)
定休日:不定休

【14:00】気分は平安時代のお姫様♪平安壺装束を身にまとい、雅な宮島散歩

お腹が満たされたところで、表参道商店街にある平安衣裳・着物よそおい体験所「みやじま紅葉の賀」へ。宮島に行ったらぜひ体験してみたかった、平安壺装束での宮島散歩に挑戦してきました♪
「みやじま紅葉の賀」は2014年に和文化体験所としてオープンし、現在では宮島観光や日本文化の魅力を伝える活動に幅広く取り組んでいます。一点物の古美術や、雅な帯で作られたクラフトマンハンドバッグの販売なども行っているそうです。

今回体験したのは「平安壺装束プラン」。着付けをしてもらった後、1000年前の文様を再現した平安装束で、宮島内を自由に散策できるというプランです。
※嚴島神社、豊国神社は入場できません。

代表の木村小夜子(きむらさよこ)さんに平安装束の歴史や単語を教わりながら、肌着、長襦袢(ながじゅばん)、袴(はかま)、袿(うちき)と順番に着付けてもらいます。

そしてキャンディのような掛け守(かけまもり)を首から下げ、赤い掛け帯を結び、市女笠(いちめがさ)をかぶったら、完成です!
「壺装束」とは平安から鎌倉時代にかけて、武家や貴族の女性が巡礼するための装いだったのだそうです。つまり、“お姫様のお出かけ着”ですね。
着付けてもらった後は、大鳥居〜五重塔〜紅葉谷〜大聖院〜大願寺を散策できます(散策時間1時間30分)。
最初はほかの観光客からの視線がちょっと恥ずかしかったのですがだんだん慣れてきて、後半はお互い写真を撮ったり動画を撮ったり♪
フォトジェニックで非日常な体験は、宮島でのかけがえのない思い出になりました。

■みやじま 紅葉の賀(みやじま もみじのが)
住所:広島県廿日市市宮島町593-2階 表参道
TEL:090-4650-1795
受付時間:9時30分〜16時(予約制)
定休日:不定休
料金:平安壺装束プラン6600円(5〜9月 夏用装束)(10〜4月 春秋冬用装束)

【16:00】宮島唯一のクラフトビール醸造所でひとやすみ&揚げもみじでエネルギーチャージ

慣れない着物でたくさん歩いた後は、ちょっとひと休み。表参道商店街を嚴島神社方面に歩いた先にあるガラス張りのおしゃれな建物「MIYAJIMA BREWERY」で、オリジナルクラフトビール・宮島ビールをいただくことにしました!
1階のカウンターでビールを注いでもらったら、海辺で飲むのもよし、3階のイートインスペースで飲むのもよし。今回はゆっくりと座ってビールを堪能したかったので、イートインスペースでいただくことにしました。
購入したのは「飲み比べセット」1200円と「カキフライ」600円。

飲み比べは日によって変わり、その日は「宮島WEIZEN(ヴァイツェン)」「BEST WISHES(ベストウィッシーズ) 迎春」「広島RED ALE(レッドエール)」「宮島OYSTER STOUT(オイスタースタウト)」「PILSNER(ピルスナー)」から好きなビールを3種類選ぶことができました♪
今まで飲んできたビールと一線を画していたのが「BEST WISHES 迎春」。“ゴーゼ”というビアスタイルのクラフトビールで、塩やコリアンダーなど大量のスパイスで醸される、ドイツの伝統的なビールなのだそうです。

「BEST WISHES 迎春」にはゆずとコリアンダー、瀬戸内海産粗塩が使われているそうで、スッキリとした酸味が疲れた体に染みわたりました!カキフライに合う〜!
そしてこの日は特別に、廿日市市出身のビール製造部長・森川達也さんにご案内いただきながら、ビールのタンクや醸造過程を見学させていただきました。

宮島ビールの特徴は、仕込み水に宮島の天然水を使用していること。1タンクあたり500リットルものビールができますが、宮島ビールでは月8回仕込みをして、約12000本(4000リットル)のクラフトビールを醸しています。
通常の麦芽とローストした麦芽を食べ比べながらどんなビールができ上がるのか想像を膨らませます。

印象的だったのは、ロースト麦芽と牡蠣を使ったOYSTER STOUT(おいすたー すたうと)のお話。こちらはイギリスが発祥のビールスタイルで、天然水に一晩牡蠣殻を漬けることでミネラルが抽出され口当たりがなめらかになるそう。宮島ビールでは宮島の牡蠣の殻と身を使っているそうですよ。
宮島の水や瀬戸内の素材を使ったクラフトビール。旅先でぜひいただきたい1杯です。

■MIYAJIMA BREWERY(みやじまぶるわりー)
住所:広島県廿日市市宮島町459-2
TEL:0829-40-2607
営業時間:12時30分〜17時(土・日曜、祝日は10時30分〜)
もうそろそろ帰りの時間。でもその前に、甘いものでエネルギーチャージがしたい!

というわけで、明治45年(1912)に創業したもみじまんじゅうの老舗「紅葉堂 本店」へ立ち寄りました。
オリジナルの衣を付けてもみじまんじゅうを天ぷらにした、紅葉堂の名物「揚げもみじ®」(クリーム味)200円を購入♪できたての揚げもみじはアツアツで、やさしい味わいの衣はさっくさく。そして中には濃厚なクリームがとろ〜り。

味はあんこ、クリーム、チーズ、瀬戸内レモン、レアチーズから選べます。潮風を感じながら、海沿いでいただく揚げもみじは格別のおいしさでした!
食べ物を持っていると鹿がついてくるので、注意が必要ですよ!

■紅葉堂 本店(もみじどう ほんてん)
住所:広島県廿日市市宮島町448-1
TEL:0829-44-2241
営業時間:9時~17時30分頃(季節により変動)
定休日:不定休
瀬戸内のおだやかな空気に癒やされ、海の恵みや山の恵み、地元のお酒をめいっぱい堪能した2日間。帰りの電車で撮った写真を整理しながら、旅の思い出を振り返りました。

「また行きたい!」がたくさん詰まった大人の広島旅。あなたもぜひ足を延ばしてみてください!


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 URL:https://dive-hiroshima.com/

Text&Photo(一部):安藤未来
Model:佐伯日菜子(ひろしま、宝しまレディ)

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