週末ドライブのススメ。郊外のカントリー風カフェでおいしいランチ

週末ドライブのススメ。郊外のカントリー風カフェでおいしいランチ

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阪神間のベッドタウン・三田市の市街地から車で約1時間、田園風景の中に美しい千丈寺湖(青野ダム)があります。その湖のすぐ近くにある「うわのそら」は、わざわざ行く価値大。おいしいランチはもちろん、作家ものの器やオブジェが飾られ、ギャラリー、カフェ、ガーデン、どこを切り取っても絵になります。

Summary

入り口からフォトジェニック

田園風景の中をドライブしていると、ぽつんと一軒家が見えてきます。お店の目印でもある赤いポストは、実は寸胴鍋でできているんです。看板に引っかけてあるのは廃材のキャタピラー。入り口からアーティスティックで、期待が膨らみます。

玄関横にも古いポストの置き物が。昭和の頃に作られた鉄製のポストは年月と共に錆びついて、いい味を出してます。

素敵なライフスタイルをイメージさせる器と雑貨

高い天井に広い窓、白い壁や木の床、さらに薪ストーブもあるカントリー調の店内は、テーブルと棚に飾られた器や雑貨が、とってもスタイリッシュ。

椅子は座り心地のいい作家物で、テーブルはすべて店主の手作り。1997年、この店をオープンするときに、初めてDIYにトライしたそうですが、いつの間にかハマって、今では気が向いたら店内を模様替え。訪れるたびに変化がある店って、楽しいですよね。

まず目についたのは、木彫りの招き猫。手に持っているのは酒瓶です。なんともユニークな表情。

かわいらしい絵付けで手になじむフォルムは常滑の作家さんのもの。ギャラリースペースには常時何人かの作家の器が展示されています。

皮のボールペン(各1200円)
皮のボールペン(各1200円)

色鉛筆を並べたようなカラフルな皮のボールペンは、ちょっとしたプレゼントにもよさそう。仕事の席でバッグからさりげなく出したらかっこいいかも。

年5回ほど開かれる個展は、鞄や染めものなど多彩なジャンル。常設展示は、20~30人の作家の作品が入れ替わるため、次々に新作が登場します。

休日のランチはゆっくり季節を味わって幸せな気分に

月替わりの「うわのそらランチ」(前菜)
月替わりの「うわのそらランチ」(前菜)

ランチは月替わりの「うわのそらランチ1944円」を。前菜・主膳・デザート・ドリンク付きで、できるだけ地元のものを使うのがポリシーなのだとか。多く登場するのは「手寄せとうふ 福井」さんの豆腐や豆乳。この日の前菜にも絹ごし豆腐が入り、アボカドやトマトと一緒にダシのジュレでいただきました。

月替わりの「うわのそらランチ」(主膳)
月替わりの「うわのそらランチ」(主膳)

冷製トマトスープは、豆乳クリームと混ぜていただきます。お米は近所の人が作るコシヒカリで、もちもちと美味しいのです。ジャンボしゅうまい、オクラとナスの揚げ出し、サラダ、柚子豆腐ときゅうりが付いてボリューム満点。野菜中心なのでとってもヘルシーです。

月替わりの「うわのそらランチ」(デザート・ドリンク)
月替わりの「うわのそらランチ」(デザート・ドリンク)

デザートは寒天と大山の白バラ牛乳のアイス。ソースのやさしい甘さが口いっぱいに広がります。オリジナルブレンドのコーヒーを飲みながら、ゆっくり店内の雰囲気を楽しみましょう。ランチタイムは2部制で要予約ですが、席が空いていれば当日予約もできます。

庭に面したテラスルームの窓辺に並ぶグラスが、田んぼを背にキラキラ輝いています。田植えが終わると生き生きとした緑、秋は稲穂の黄金色が季節を感じさせてくれます。

お店の外には広々とした庭が広がり、古い枕木と紫色の耐火煉瓦が敷き詰められ、木々や山野草が育っています。空が広くて美しく、目の前の田んぼを渡る風がとっても気持ちよくて、ずいぶん遠くに来たような気分になります。

庭にもアート作品が。店主が組み合わせた鉄製のオブジェです。オブジェに意味をもたせるのは見る人自身の感性なのだとか。

おいしいランチをいただき、フォトジェニックなシーンをみつけられるおしゃれカフェ、ゆっくりリラックスしたい休日に出かけてみてください。

text:松田きこ(ウエストプラン)

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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