おでかけ
2018.11.15
鎌倉・長谷駅近くの手毬で可愛い和菓子作り体験！女子力磨きにピッタリ！
古都鎌倉で“和菓子作り体験”してみませんか？ 和菓子作家・御園井裕子さんのアトリエでは、初心者でも簡単にできる和菓子手作りが人気を呼んでいます。あらかじめ用意された材料や道具を使うので、手ぶらでOK！作った和菓子はお持ち帰りもできるんです。
今回の手作りテーマは「淡いピンク色のコスモス」
今回作るのは、淡いピンク色がかわいい“コスモス”です。体験で作る和菓子のテーマは一カ月ごとにかわるそう。毎月参加していろいろな和菓子を作ってみるのも楽しいですね！
和菓子の材料は白・黄・茶の3色の餡とピンク色の練り切り生地のみ。使う道具も三角棒と押し棒のたったこれだけなんです。
まずは、白餡と求肥から作ったピンク色の練り切り生地をしっかり丸めて滑らかにします。次は、練り切り生地の中央に餡玉を置いて餡を包んでいきましょう！
餡を包んだら中心部分に白餡を埋め込むようになじませ、白とピンクのきれいなグラデーションを作ります。
続いて三角棒を使って花びらを作るための枠取りです。三角棒がぶれないように、8本の線を引いていきましょう！8つに分けたこの部分が花びらになるんですよ！
可憐なコスモスの花びらの模様は、小指を使って施します。中央から外側に向かってス～っと指を滑らせるときれいな花びらになりますよ。三角棒を花びらの先端に押し当てて花びらをよりリアルに成形していきます。最後は、花弁に見立てた黄色い餡を中央に配して完成です。
和菓子の手作り体験はおおよそ1時間。難しそうに感じる工程も先生が丁寧に教えてくれるので、初心者でも楽しみながらあっという間に時間が過ぎてしまいます。
このあとは、さっそく作った和菓子をいただいちゃいます！
手作りした和菓子はその場で試食！
この体験で作るのは3個。そのうちのひとつをその場で試食します。残りの2つは付属のケースに入れてお持ち帰りができますよ。自宅用のお茶菓子にしてもいいし、大切な人へのプレゼントにするのもいいですね。
それでは、いざ実食！最初の工程で練り切りの生地の中に餡玉を包み込んだのを覚えていますか？和菓子をひと口大に切ってみると…包み込まれた餡の様子がよく分かります。
はじめて手作りした和菓子は、売り物とは比べ物にならないくらい…。あまりのいびつさに恥ずかしくなるけれど、自分で作った和菓子はとても愛おしく感じられます！
プロが生み出す可憐な上生菓子たち
和菓子とは思えないオシャレなこの上生菓子は、和菓子作家の御園井さんが生み出したオリジナル。意匠登録商品に認められているそうです。日本の伝統模様を表現したこの「市松てまり」は、海外での評価も高く多くの人を虜にしています。
御園井さんが和菓子をはじめたのは、今から約25年前。当時はまだ、和菓子のデザインには古典的なものが多く、「日本にはケーキのように美しい和菓子がないな…」と感じていたそうです。ならば自分で作ろうと独学で和菓子を勉強し、今に至るのだとか。
もちろんこれも和菓子なんです。リンゴの皮の美しいグラデーションはもとより、種まで緻密に表現されていて、食べるのがもったいない！“和菓子”というより、これはもう“芸術品”といっても過言ではないですね。
「市松てまり」「りんご」ともに、購入には事前予約が必要なので、体験日が決まったらこちらの予約も忘れずに！
体験教室の横にある「創作和菓子 茶寮 手毬」では、季節の上生菓子とお茶のセット（1500円）を楽しむことができます。上生菓子は、1個540円で販売もしているので、おみやげにするのもいいですね！
「鎌倉創作和菓子 手毬」までは、江ノ電・長谷駅から徒歩約7分。静かな住宅地の美しい白壁が目印。
普段なかなか和菓子にふれる機会のない人もこの体験をきっかけに、和菓子の魅力に浸かってみてはいかがでしょうか。本格的に和菓子を勉強したい！という人には、会員制の講座を開催しているそうなので、チェックしてみてください。
◼︎鎌倉創作和菓子 手毬
住所：神奈川県鎌倉市坂ノ下28-35
TEL：080-4132-4525（体験講座直通）
営業時間：完全予約制。水・金・土・日曜の10時～・14時～
※体験時間は1時間程度。開催日＆予約の詳細はホームページで確認（キャンセル料は、参加申込日2日前より発生）
定休日：月・火曜（臨時休業あり）
料金：和菓子手作り体験 参加費2700円
text：清沢奈央
photo：櫻井めぐみ
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
この記事を書いた人
