食・グルメ
2018.12.24
オープンサンドの概念が変わる!「ブリコラージュ ブレッド＆カンパニー」のタルティーヌ
西麻布の二つ星レストラン「レフェルヴェソンス」の生江史伸シェフが指揮をとり、2018年6月に登場した「ブリコラージュ ブレッド＆カンパニー」。主役のひとつであるパンは大阪の名ブーランジュリー「ル・シュクレ・クール」岩永歩シェフが、コーヒーはノルウェー・オスロに本店を構える「FUGLEN」が監修と、3者のスペシャルコラボレーションにより実現したお店なのです。こちらのシグネチャーメニューでもある月替わりのオープンサンドが、とにかく斬新で衝撃的なおいしさと大評判！想像を遥かに超えるカンパーニュとお料理のマリアージュとは？
洗練されていて、でもどこかホッと落ち着けるお店
レストランでもあり、ブーランジュリーでもあり、カフェでもあり、さまざまな使い方ができるこちら。グランドハイアット東京の目の前という、洗練された都会のど真ん中にありながら、とても居心地のいい空間が広がっています。
お店のコンセプトだけでなく、デザインや内装、家具に材料、植物や音響、カトラリーや器に至るまで、すべてを生江シェフがコーディネートされたそう。「もし欲しい時間や場所があるならば、自分たちの手ですべて作ってしまおう！」という思いからbricolage（＝ブリコラージュ、仏語でDIYの意味）という店名なのですね。
国産小麦の味わいが口いっぱいに広がる幸せ
六本木のけやき坂に面したドアから入ると、ショーケースにパンがズラリと並び、焼きたての良い香りに包まれます。可能な限り国産の全粒粉を使用したパンは、小麦の香りが濃く、噛むほどにその味わいが広がります。
種類が多いのでどれにしようか迷ったら、まずは「ブリコラージュ ブレッド」（1ホール1600円、1/4カット400円）を。タルティーヌに使われているパンで、どんな料理にも寄り添うシグネチャー的存在なのでマストです。
ひと口頬張るとザクッモチッとする「クロワッサン」（350円）もおすすめ。バターの甘い香りが口いっぱいに広がります。
オープンサンド初体験の具材オンパレード
ではお目当ての「ブリコラージュ ブレッド タルティーヌ」はというと…。スライスした「ブリコラージュブレッド」にさまざまな季節の具材がのったオープンサンドなのですが、その具材というのが初体験なものばかり！
撮影当日は燻製サーモンといくら（！）に、少し乳酸発酵させた赤キャベツとビーツ、豆腐サワークリーム。テーマはずばり「発酵と赤」。「パンといくらって合うの？」と一瞬思いましたが、ベースにある豆腐のサワークリームがさっぱりとしていて、いくらと好相性。見事にマリアージュしています。
これまでもお刺身（今でも大好評）や鴨肉のつくねなど…自由な発想で作られていて、カンパーニュ自体が大きなお皿そのもの。すべて計算され尽くされているのですね！卵、野菜、魚、はちみつ、ジャムと５種類のタルティーヌが、それぞれ月替わりで登場するので、毎月どんなタルティーヌが登場するのか楽しみです。
果実感あふれる浅煎りのコーヒーが好相性
メインエントランス正面には、ノルウェーに本店を持つ「フグレントウキョウ」のコーヒーが飲めるカフェカウンターがあります。
エアロプレスで抽出するシングルオリジンのコーヒーは、その土地が持つ個性をしっかりと表現され、紅茶と見間違えてしまうほど、美しい琥珀色をしています。果実感あふれ、軽やかな飲み口が特徴的です。
固定概念を壊してくれるタルティーヌは、一度、味わうと次はどんな新しい発見があるのか、どんな美しいお皿なのか、リピートせずにはいられなくなるはず！月替わりのメニューはお店の SNSで告知しているので、是非チェックしてみてくださいね。
Text・Photo：飯田りえ
●記載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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