地元っ子が食べてる“中屋のあんドーナツ”は、どこか懐かしい愛され逸品

地元っ子が食べてる“中屋のあんドーナツ”は、どこか懐かしい愛され逸品

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老若男女を問わず、名古屋っ子が愛して止まないパンがあります。それは、創業80余年のベーカリー「中屋パン」の「あんドーナツ」。見た目は至って普通ですが、食べてみれば違いがわかるはず!そんなこんなで愛され続け、「子どもの頃から食べてたよ」なんて名古屋っ子も数知れず。名古屋=あんこのイメージも手伝って、今やすっかり名古屋名物にも挙げられ、テレビでも取り上げられるほどです。おやつに、お土産に“中屋のあんドーナツ”、おひとついかがですか?

Summary

名古屋っ子も大好きな老舗パン店

台湾ラーメンでご存知の「味仙 今池本店」、ドラゴンズファン御用達の「ピカイチ」、餃子といえばの「百老亭」に、“遮断機”(という名前のメニュー)が名物の居酒屋「きも善」などなど、個性あふれる名店が揃う今池にあって、昔から地元で愛されてきた老舗ベーカリーが「中屋パン」です。創業は昭和11年(1936)、現在は3代目となる平井成明さんが10人ほどのスタッフさんとともに店を切り盛りされています。

中屋パンでは“どこにでもあるけど、どこよりもおいしい”をモットーに、菓子パンから惣菜パンまで100種類以上のパンを毎日焼き上げます。開店と同時にたくさんの客…、その多くは常連で引きも切らず訪れて次々とパンが売れていく様子は圧巻。厨房では商品を切らさないよう、パンの生地作りを店主の平井さんが担い、スタッフさんとともに休みなく次々とパンを焼き上げていきます。「ただいま焼きたてです」の札が付いたパンが、どの時間に訪れてもいくつかありますよ。

中屋パンといえば、あんドーナツ

多くの人のお目当ては、名物の「あんドーナツ」(140円)です。揚げパンに砂糖をまぶしたちょっと昔懐かしい昭和スタイルで、パッと見は至って普通。ところが、このあんドーナツを1人で20個、30個と買っていく人もいて、ダントツの勢いでなくなっていくのです。

おいしさの最大の秘密は、あんドーナツの生地にあります。自家製の酒種を混ぜて発酵させることで、ふわふわの生地に仕上がるのだそう。特別に発注して作ってもらうこしあんも、しっとり口当たりなめらかで生地と絶妙なコンビネーション。砂糖とともにまぶしたシナモンがほのかに香り、ほかにはない独特のおいしさです!

あんドーナツを求めて訪れる人が多いため、品切れにならないよう揚げては補充し、揚げては補充ししているそうですが、確実にほしい人は電話予約がおすすめです。

菓子パンも惣菜パンも逸品揃い!

中屋パンでは、あんドーナツのほかにも、昔からある定番人気パンがいくつもあります。そのひとつが、「小倉あんパン」(140円)。こちらも生地に酒種を用いて焼き上げ、なかには北海道産小豆で作るつぶあんがたっぷり詰まっています。やわらかくほのかに酒種が香る生地のおいしさはたまりません。また、つぶあんとホイップをたっぷりサンドした「名古屋あんパン」(170円)もおすすめです。

惣菜パンで人気が高いのは、「カツサンドイッチ」(440円)。精肉店から仕入れた豚ロースを店で揚げ、千切りキャベツと一緒にサンドしているそう。まろやかな味付けのソースが絡んだカツは、とてもジューシーでやわらかいです。朝食に、ランチに、ちょっと小腹が空いたときのおやつに。いつも名古屋っ子に寄り添ってきた中屋パンは、今や名古屋のソウルベーカリーといっても過言ではないのです!


■中屋パン(なかやぱん)
住所:愛知県名古屋市千種区今池1-9-16
TEL:052-731-7945
営業時間:9時30分~20時30分
定休日:土・日曜(火~木曜が祝日の場合は休業)

Text:小野剛志

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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