ドーナツ片手にご当地映画。沖縄をもっと好きになる小さな映画館

ドーナツ片手にご当地映画。沖縄をもっと好きになる小さな映画館

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沖縄市コザの街角に、手作りドーナツを食べながら映画を見ることができる「シアタードーナツ・オキナワ」という小さな映画館があります。そこで上映されているのは、なんと沖縄で作られたものばかり!映画を通して、沖縄をもっと知って好きになれる、特別な映画館なのです。

Summary

映画好きオーナーの想いが形になった場所

映画のおともといえばポップコーンが定番ですが、「シアタードーナツ・オキナワ」は、ドーナツを片手に映画を楽しめるという、個性的なミニシアターです。

しかも、上映されている映画は、すべて沖縄で作られたものばかり。ここでしか見ることのできない、貴重な作品と出会うことができます。

少し変わったこの映画館は、オーナーの宮島真一さんの熱い想いから生まれました。もともと映画が好きで、自らも映画制作に関わったことがある宮島さん。「イベント等でしか上映されない沖縄県産の映画がもったいない!もっと多くの人に届けたい!」という想いで、ここ「シアタードーナツ・オキナワ」を作りました。

作品は、およそ1ヵ月ごとに入れ替わり、1日の上映は4~5本とのこと。年間で約30本の作品を上映しているそうです。訪れるたびに新しい作品に出合えるのも、この映画館の魅力ですね。上映作品は、「シアタードーナツ・オキナワ」のホームページで見られるので、ぜひチェックしてみてください。

映画のおともはこだわりのドーナツ

「シアタードーナツ・オキナワ」で映画を見ながら味わえるのが、館内で手作りしているというこだわりのドーナツ。

カウンターの上のショーケースには、「クラシカルアーモンド」や「チョコクランチ」など、9種類のドーナツが並びます。好きなドーナツ2種と、ドリンクがセットになった「Bセット」は630円。ドリンクメニューは、コーヒーや紅茶のほか、ビールなども揃います。

こちらがシアター内の様子。好きな席を選んで、リラックスしながら映画を楽しむことができます。おいしいドーナツを頬張りながらとっておきの映画を見るなんて、至福の時間ですね。映画を見なくても、カフェのみの利用でももちろんOK!

コザがロケ地になった映画も!

取材時に「初心者におすすめの沖縄映画はありますか?」と宮島さんに伺ったところ、ガレッジセールのゴリさんが監督を務めた『ロクな人生』という映画を教えてもらいました。(以下が予告編です!)

旅行ガイドブックの編集者として働く主人公が、沖縄・コザに出張にやってきて、自分らしさを見つける、というあらすじ。作中には、なんと『るるぶ』らしきガイドブックも登場します!30分ほどの短い作品ですが、ストーリーも面白く、あっという間に見終わってしまいます。この映画が撮影されたのは、「シアタードーナツ・オキナワ」がある、沖縄・コザの街。地元の方も多く出演されているそうです。

ちなみに、沖縄市観光物産振興協会では、「コザの街、映画の中を歩く旅」と題し、この映画を見たあと、ガイドさんと一緒にロケ地をめぐるプランを用意しています。(所要約90分、料金1名2000円、2日前までに098‐989‐5566に電話で要予約※予約は2名以上)。

映画のなかで見たことのある場所がリアルに見られて感動しますよ!

手作りのドーナツをおともに、ここでしか見られない沖縄映画を見るという、特別な時間を過ごせる「シアタードーナツ・オキナワ」。きっと新しい沖縄の魅力を知り、沖縄がもっと好きになるはずです。

photo:小川研
text:クリヤマカオリ

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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