二宮金次郎がラテやグッズに!小田原のきんじろうカフェが面白い

二宮金次郎がラテやグッズに!小田原のきんじろうカフェが面白い

食・グルメ カフェ ランチ 神奈川県 るるぶ&more.編集部
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今回ご紹介する「きんじろうカフェ」は、薪を背負い本を読む幼少期の姿で有名な、“二宮金次郎(尊徳)”を祀る「報徳二宮神社」の中にあるカフェ。かわいい金次郎カプチーノを味わったあとは、金次郎グッズのチェックも忘れずに!

Summary

神社の中にある緑いっぱいのオープンカフェ

「きんじろうカフェ」へは、小田原駅東口から歩いて15分ほど。小田原城址公園内にある「報徳二宮神社」の境内に位置します。

“きんじろう”といえば、薪を背負いながら本を読む、勤勉な姿の少年像で知られますが、実は小田原に生まれ、大人になってから全国600以上の荒廃した村を復興させた偉大な人物なんです。

そんな“金次郎”のことをもっと多くの人に知ってもらいたいと誕生したのが、この「きんじろうカフェ」。ちなみに“金次郎”というのは幼名で、正確には“二宮尊徳(そんとく)”といいます。そしてその尊徳を御祭神としているのが「報徳二宮神社」というわけです。

神社の杜の中にある「きんじろうカフェ」は、とにかく緑がいっぱい。心地よい風が通り抜けるテラス席だけでなく、全席がオープンエア。

特におすすめなのが、このテーブル席です。緑の濃い季節には、まるで巨大な絵画のような美しい景色が楽しめます。

オープンエアであっても季節ごとの空間対策はバッチリ。暑さ厳しき夏にはカーテンミスト、冬はストーブが登場するなど、一年を通して快適に過ごせますよ。

SNS映え間違いなし!かわいい金次郎カプチーノ

(左)カプチーノ 594円、(右)ジンジャーカプチーノ 648円
(左)カプチーノ 594円、(右)ジンジャーカプチーノ 648円

イタリアの老舗メーカー「ラ・チンバリ社」のエスプレッソマシンを使い、一杯一杯丁寧に作られるエスプレッソは、どれも本場の味わい。ドリンクメニューは、バリスタ界の重鎮・横山千尋氏直伝のレシピによるものだそうです。

中でもイチオシのツートップがコチラ!金次郎の少年時代の姿をあしらったカプチーノ(写真左)と、金次郎&鳥居柄のジンジャーカプチーノです。甘いドリンクがお好きな人は、ショウガがたっぷり入った少し甘めのカプチーノがおすすめ。

夏限定で登場する、ハチミツとショウガの入った「冷たいカプチーノ」648円も要チェックです!

よく見るとカップスリーブにも“金次郎”が!飲み終えたら大抵捨ててしまうスリーブも、こうも可愛いと捨てるのがなんだかしのびない…。もうこれはお持ち帰り&再利用確定ですね!

ここでしか出合えない、金次郎グッズ

御朱印帳(赤) 2160円
御朱印帳(赤) 2160円

店内では、ドリンクやフードだけでなく、金次郎少年をモチーフにしたグッズも数多く販売しています。

神社カフェならではのアイテムとして、今人気なのが“御朱印帳”です。カラーは赤と青の2色展開。モダンな和柄の中に、さりげなく金次郎少年もいるのですが…発見できましたか?

このオリジナル御朱印帳は、カフェの売店でのみ販売しているものなのでご注意を!御朱印の授与は、報徳二宮神社の社務所でお願いしてください。

きんじろう幸福(しあわせ)ハンカチ  各950円
きんじろう幸福(しあわせ)ハンカチ 各950円

“福を呼ぶハンカチ”として、おみやげに買って帰る人が多いのがコチラ。“福”の文字の中に、金次郎のワンポイントが入るようにデザインされたガーゼハンカチです。子供用のサイズもあって、こちらは810円で販売されています。

パッケージを手にしたら、裏面に書かれた“積小為大(せきしょういだい)”と書かれた“尊徳の言葉”もぜひチェックしてみてください!

“積小為大”の意味は…「大きいことを成し遂げようと思えば、小さなことを怠らずに行いなさいね。毎日の小さな積み重ねが大きな成功を生むんですよ」ということ。、現代にも通じる素敵な言葉です。

ヒノキ玉 1個324円
ヒノキ玉 1個324円

コチラは金次郎のシルエットが焼印されたヒノキ玉。ふわりとヒノキが香り、まるで森林浴をしている感覚に。実はこのヒノキ玉、地元・小田原産の間伐材から作られたものなんです。

部屋や机上に置いて香りを楽しむもよし、湯船に浮かべて“ヒノキ風呂”にするのもよし。足の裏でゴロゴロと転がして、足ツボマッサージに活用するのもおすすめです!

きんじろうクリップ(15個入り) 各594円
きんじろうクリップ(15個入り) 各594円

なんと、金次郎は文具にもなっていました!勤勉な金次郎を見習って、勉強や仕事でぜひとも使いたいアイテムです。

ケースに描かれている風景は、金次郎の生家があった栢山(かやま)の山々と酒匂川(さかわがわ)なんですって。

金次郎が口にしていた食事の再現メニューも!

呉汁セット(地魚ごはんとお茶付き) 918円、呉汁単品  594円
呉汁セット(地魚ごはんとお茶付き) 918円、呉汁単品 594円

江戸時代に二宮金次郎(尊徳)が食べていた料理の“再現メニュー”もありました!

その料理がコチラ、「呉汁(ごじる)」です。66歳の記録をもとに再現したものだそうで、中身は大豆をすりつぶした汁物なんです。

現代風にアレンジされているので、一見、豚汁のように見えますが…。大豆の甘みやうまみが凝縮したとろとろ~っとした汁で、とても美味でした。

実際に金次郎(尊徳)が口にしていた「呉汁」は、具もなく、もっともっと淡泊なものだったそうですが、彼が暮らしていた当時を想像しながら、「呉汁」をぜひ味わってみてはいかがでしょう。

薪を背う少年期の姿から私たちが想像する金次郎(尊徳)は、なんだか華奢そう…というイメージですが、二十歳を迎える頃には、身長183㎝、体重94kgの大柄な体型だったとか。朝は3時半か4時に起床し、夜も遅くまで書物を読んでいたそうです。

おいしいコーヒーが飲みたくなったとき、小田原まで足を延ばして神社の中のカフェを目指してみてはいかがでしょう。金次郎アートのかわいいカプチーノが、疲れた心をほっこりさせてくれますよ!


text:清沢奈央

photo:櫻井めぐみ


●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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