京都カフェ巡り。工場跡をリノベーションしたアメリカンヴィンテージcafeで至福の一杯

京都カフェ巡り。工場跡をリノベーションしたアメリカンヴィンテージcafeで至福の一杯

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2018年11月、大阪の北浜から京都にやってきた『SCHOOL BUS COFFEE STOP KYOTO (スクールバスコーヒーストップキョウト)』。空間設計のデザイン会社「スクールバス空間設計」が手掛ける遊び心ある仕掛けとおしゃれな内装に一気に人気に火がつきましたが、本当にすごいのはコーヒーの味。絵になるカフェで美味しい一杯をいただく。そんな至福の時間が流れます。

Summary


整備工場をリノベーションした店内にはインテリアの参考がいっぱい!

『スクールバスコーヒーストップキョウト』があるのは、河原町丸太町を少し南に下がったあたり。河原町通りに面したかなりわかりやすい一等地。こんなところに何のお店があったかな?と思い出せないでいると、自動車の整備工場だったと教えていただきました。

工場の気配は微塵も感じさせない洒落た外観。USAマンハッタンの街にあるカフェをイメージされているそう。

扉の前の“hello.”の文字、扉の取手代わりの真鍮のバーなど入る前からテンションが上がります。

ドアを開けると目の前が長いコンクリートのカウンター。こちらで注文をして席を取ります。天井も高くて、開放的。ゆったりとした時間が過ごせそうな予感がします。

オーダーと引き換えに渡されるのは、黄色いバスのキーホルダー。こちらが予約番号になります。黄色いバスは、店名の由来にもなっているアメリカのスクールバス。

子どもたちをそれぞれのバス停で乗せて、安全に目的地まで送り届けるスクールバスのように、ホッと心を緩ませる時間と場所を提供したいとの思いが込められているそう。

南西にとられた窓は開閉できる窓と、嵌め殺し窓が組み合わせされていて、センス抜群。カウンターは必要最小限の幅で外との距離が近く、そのぶん隣との距離はゆったり取られています。高い天井から下がるコードが3mほどありそうな照明やインダストリアルなカウンターチェアはアメリカで買い付けたもの。

空間デザインの会社が営むカフェだけあって、本はほとんどが建築やインテリア関係。本棚の本は自由に閲覧できます。カフェのインテリアを気に入って、家のリノベーション相談に来られるお客さんもいらっしゃるそう。

インテリアや建築好きのスタッフさん揃いなので、気軽にふらりと立ち寄って、インテリアのヒントをもらうのもいいですね。

目利きの選んだコーヒー豆で淹れる、絶品“フラットホワイト”

来たら絶対に注文したいと思っていた“フラットホワイト”。あまり聞き慣れませんが、南半球でもっともポピュラーなエスプレッソドリンクです。濃く抽出されたコーヒーにきめ細かく泡立てたクリーミィなスチームミルクをそっと注ぎます。

慣れた手つきで絵柄を描くバリスタの橋本さん。

Flat white 550円
Flat white 550円

ハートを射抜かれました。ラテアートがかわいい、そして、おいしい!ひとくち目からエスプレッソの味が濃く深く、それを包み込むようなクリーミィな泡の舌触りがやさしい。豆は、愛知県の田舎でひっそり営まれている焙煎所から仕入れられているそう。これは至福の一杯です。

ふわっふわのフレンチトーストで幸せモーニング

フレンチトーストプレート1300円(9〜11時のメニュー)
フレンチトーストプレート1300円(9〜11時のメニュー)

モーニングも素敵です。写真は、評判の高いフレンチトーストプレート。セットのドリンクには先ほどご紹介したフラットホワイトも選べますよ。

一晩、卵液に浸した厚切りパンの表面をカリッと焼き上げたところにメイプルシロップをとろりと垂らした甘くてやわらかい幸せの味。

りんごのフレンチトースト950円(季節限定、2020年は1月末まで)
りんごのフレンチトースト950円(季節限定、2020年は1月末まで)

こちらは14時以降のカフェメニューの限定フレンチトースト。季節が変わるとフルーツも変わります。モーニング、ランチ、カフェタイムと時間によって、時季によって並ぶメニューが変わるので、いつ行っても新しい楽しみがありますよ。

パン消費量日本一の京都で、ふわっふわのフレンチトーストとフラットホワイトのカフェタイムはいかがでしょうか?建築好きの方にもオススメです。

Photo:中野貴裕
text:小西尋子

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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