まだ知らない「ゆふいん」へご案内。憧れの温泉郷&由布市を巡る大人の贅沢パワーチャージ
「ゆふいん」と聞いて、まず思い浮かぶのは温泉かも。でも、実はあまり知られていない大人のための贅沢スポットがたくさんあるのを知っていますか?温泉もご飯も景色もたっぷり楽しめるまだ見たことのない、ゆふいん&由布市へ行ってみましょう!
Summary
いま、行きたいのは「ゆふいん」
大人のための贅沢スポット&温泉を求めて、由布院温泉のある大分県由布市へ。
今回は、キャンプをしながら全国各地を旅行するYURIEさんと"週末ソトアソビ"ならぬ、週末"オンセンタビ"を1泊2日でめぐります。
博多から2時間ちょっと!アクセスは「ゆふいんの森」で♩
「ゆふいんの森」は、JR九州が運航する観光列車。博多駅と由布院駅の間を1日3往復(うち1往復は博多駅⇔別府駅間)しています。
車体や内装のデザインも、ゆふいんのイメージにピッタリなシックで上品な雰囲気。車窓から見える景色も楽しみながらゆふいんを訪れてくださいね。
ゆふいんの新たな玄関口!ガラス張りの建築がお出迎え
JR由布院駅横に2018年4月にオープンした「由布市ツーリストインフォメーションセンター」は、新たなゆふいんの玄関口。JR由布院駅の駅舎の隣にあるガラス張りの建物で、設計を手掛けたのは建築家の坂茂(ばん・しげる)氏です。
館内1Fでは、観光案内や手荷物の預かりなど、総合的な旅のサポートを行っています。
ガラス張りの建物の中からは、観光列車「ゆふいんの森」や「ななつ星」などの発着が見られることも!
2Fには由布岳ビューの展望デッキと、旅に関する本を集めた図書館が。館内はフリーWi-Fiも整備されているので、ノープランでゆふいんを訪れても、旅の計画がここで立てられますよ。
四季折々の表情を見せる、ゆふいんのシンボル・金鱗湖へ
金鱗湖といえば、ゆふいんのシンボル的な存在の湖。
春夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、季節によってさまざまな顔を見せてくれる場所です。由布院駅からは歩いて約30分の距離。のんびりとゆふいんの町を散策しながら金鱗湖を目指しましょう。
金鱗湖の湖畔には遊歩道があるので、周辺をぐるりと歩けます。水と緑が豊かなこの場所は、自然の生き物にも出会えるスポット。湖で羽を休める水鳥など、絵になる風景が待っているかもしれません。
YURIE's TIPS!
私のおすすめ撮影スポットは、金鱗湖の奥にある天祖神社の周辺。遊歩道をてくてく歩いて、いろんな角度から湖を撮ってみて!
◆金鱗湖
きんりんこ
住所:大分県由布市湯布院町川上1561-1
TEL:0977-84-2446(由布市ツーリストインフォメーションセンター)
営業時間:見学自由
定休日:見学自由
料金:見学自由
すぐ
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「旅人の癒し場」がコンセプト。金鱗湖畔カフェ
金鱗湖に来たのなら、必ず立ち寄ってほしいのが「CAFE LA RUCHE(カフェ・ラ・リューシュ)」。
“旅人の癒し場”がコンセプトの湖畔のカフェテラスです。暖かい時期にはぜひテラス席の利用を!
太陽に照らされて、キラキラと輝く湖を眺めながらのランチは格別!
このカフェは朝からオープンしているので、金鱗湖の朝もやの中でモーニングを食べるのもおすすめ。もちろんカフェ利用もOKです。
◆Cafe La Ruche
かふぇ ら りゅーしゅ
住所:大分県由布市湯布院町川上字岳本1592-1
TEL:0977-28-8500
営業時間: 9時~17時30分(17時LO)、日曜、祝日は8時~
定休日:不定休
5分
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レンガ造りのステンドグラス美術館
1800年代のアンティークステンドグラスを展示する、「由布院ステンドグラス美術館」。中世のヨーロッパから抜け出てきたかのような、レンガ造りの建物が目印です。
敷地内には教会もあり、もちろん見学可能。教会のステンドグラスは、光の宝石を並べたかのような輝き!芸術性と神聖さを兼ね備えた空間は、時間の概念すら忘れさせてくれます。
美術館の入館者のみ体験できる、ステンドグラス製作体験もおすすめ。
約1時間から1時間30分で、世界にひとつだけのステンドグラスをつくれます。体験最終受付は16時まで(要予約)ですが、旅の思い出にはぴったり。好みのガラスやパーツを組み合わせて、ゆふいん旅行の感動を表現してみましょう。
◆由布院ステンドグラス美術館
ゆふいんすてんどぐらすびじゅつかん
住所:大分県由布市湯布院町川上2461-3
TEL:0977-84-5575
営業時間:9~18時(受付は~17時30分、挙式時は教会見学不可・要問合せ)
定休日:無休
料金:入館1000円
30分
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自然のなかにたたずむ、大人の隠れ家へ
本日のお宿はゆふいんの中心部から車で30分ほど行った「湯平温泉(ゆのひらおんせん)」の高台にある、とっておきの温泉宿へ!
「奥ゆのひら 花灯り」は、静かな山のなかにあり、全8棟の離れの客室すべてに露天風呂が付いたまさに大人の隠れ家。
離れの中にはコタツもあり、温泉の流れる音を聞きながら心ゆくまでリラックス。
宿のロビーや離れの中では、お茶の葉を使った「茶香炉」が焚かれていて、香ばしいお茶の香りがほのかにただよっています。
宿の奥には男女別の大露天風呂もあります。
雄大な景色を望める大露天風呂は、ちょっぴり早起きして朝に行くのがすがすがしくておすすめ。青空の上に浮かんだような気分で、ゆったりと温泉につかりましょう。
YURIE's TIPS!
湯上りには離れの窓際に座って、湯平温泉の自然と青空を眺めながらの~んびり。「何もしない」を体験できるって、大人になった今ではこれ以上ないほどの贅沢ですよね。
5分
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夜の散歩がお楽しみ。幻想的な湯平の街へ
ここ「湯平温泉」は鎌倉時代から続いているという、古くから人々に愛されてきた温泉地です。
夜になると温泉街に赤い提灯がともり、ノスタルジックな光景が広がります。
温泉街散歩の途中には「山頭火ミュージアム」や、映画『男はつらいよ』のロケ地などにも巡り会えます。1930年にこの地を訪れた俳人・種田山頭火は「しぐるるや 人のなさけに 涙ぐむ」などの優れた俳句を残しました。教科書でしか知らなかった人物の、当時の足どりを辿ってみてはいかがでしょう。
YURIE's TIPS!
どこか懐かしくもあり、外国っぽくも見える湯平温泉の景色。どこを切り取っても絵になる、フォトジェニックな温泉街です。宿へのチェックインを早めに済ませて、夕暮れ時にお散歩してみて!
湯平温泉を出発!
25分
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キラキラのエメラルドグリーンがまぶしい、男池湧水群
動画は取材時(2月)に撮影
2日目は「男池(おいけ)湧水群」からスタート。日本名水百選にも選ばれた湧水スポットです。
湧き水は黒岳(くろたけ)のふもとから湧き出ていて、毎分約14トンもの透明な水がこんこんと流れ出しています。光の加減によっては、水面がエメラルドグリーンに見えることも。また、訪れる際は清掃協力金100円を忘れずに。
水の流れに沿って遊歩道を降りていくと、「名水の滝」が姿を現します。自然のままの原生林が残るこの場所は、知る人ぞ知る隠れたネイチャースポット!森林浴やトレッキングが好きな人にはぜひ訪れてほしい場所です。
YURIE's TIPS!
男池湧水群の湧き水は、写真では表現しきれないほどきれいな色!水の味がまろやかで、この湧き水で淹れたコーヒーの味を、他の人にも伝えたい……!空のペットボトルやポリタンク持参で行くのがおすすめ。
25分
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湯平温泉の川魚料理店で、“ハツコイ”の味を体験してみない?
ランチはリッチにうな重といきましょう!
地元の方からも人気の、湯平温泉の入り口にある川魚料理のお店「嬉し乃食堂」へ。
本日のランチは、うな重と鯉こくのセットをチョイス。「鯉こく」とは、鯉を味噌で煮た汁物のこと。YURIEさんは鯉料理初体験!ハツコイ(初鯉)の味を体験してもらいました。
うなぎは身がふっくらと厚く、甘辛いタレと絡んでご飯がもりもり進む味。ドキドキしながら挑戦した鯉も、驚きのおいしさでYURIEさんの箸が止まりません。清流で育った新鮮な鯉は、あっさりしながらもうま味が濃いんです!
アラカルトで「鯉洗い」と「鯉々(こいこい)」もオーダー。
「鯉洗い」とは鯉のお刺身を氷水で引き締めた料理のこと。そして「鯉々」はここ嬉し乃食堂のオリジナルメニュー。鯉の肝を自家製のゆずポン酢で和えた逸品で、鯉洗いに絡めて食べるのが通な楽しみ方。どの料理も食材の新鮮さが命、清流沿いのこの場所だからこそ食べられる、とっても贅沢なグルメ!
YURIE's TIPS!
東京で食べるうな重よりも、ボリューム満点でお腹いっぱいに。そして「鯉々」がビックリするほどのおいしさで、お酒のおつまみにしたい!
◆嬉し乃食堂
うれしのしょくどう
住所:大分県由布市湯布院町湯平375-2
TEL:0977-86-2054
営業時間: 11~14時30分、15時30分~20時
定休日:不定休
30分
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感性が磨かれるアートさんぽ
湯平温泉から車で約30分、JR由布院駅から車で10分ほどの鳥越エリアは、アートを体感できるスポット。
音楽と美術が融合した美術館「Artegio(アルテジオ)」へやってきました。
イタリア語で「美術」「1日」「楽しみ」を表す言葉と、音楽用語で和音を表す「アルペジオ」を合わせた造語が美術館の名前の由来。その名の通り、音楽をテーマにしたアートが展示されています。
館内には音楽やアートに関する書籍を楽しめるスペースも。センスのいい蔵書のなかから、自分の感性に合う一冊を手に取って、音楽とアートの世界にしばし没頭してみましょう。
◆artegio
あるてじお
住所:大分県由布市湯布院町川上1272-175
TEL:0977-28-8686
営業時間: 10~17時
定休日:不定休
料金:入館大人600円、小学生300円
空間センス際立つチョコレートカフェで休憩
併せて訪れたいのはチョコの専門店「the theo(テテオ)」。美術館と隣り合わせの建物内にあり、心地よい空間のなかでチョコを使ったスイーツやドリンクを楽しめます。
2種類のチョコアイスとイチゴジェラートを合わせた、季節限定の「春のパフェ」をオーダー。
フレッシュなイチゴもたっぷりと入っていて、濃厚なチョコアイスとの相性も◎!イチゴが出回る季節にしか食べられない、旬の詰まったスイーツです。
◆thetheo
ててお
住所:大分県由布市湯布院町川上1272-175
TEL:0977-28-8686
営業時間: 10~17時
定休日:不定休
10分
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お土産にもどうぞ。かわいいカヌレはいかが?
旅の締めくくりには、ゆふいんで評判のカヌレ専門店「CARANDONEL(カランドネル)」へ。
由布院駅から徒歩約5分の由布見通りにある、客足の絶えない人気店です。
定番商品のほか、季節限定のカヌレも並んでいて、どれも1個ずつから購入できます。由布院産の牛乳を使ったカヌレは、お土産にピッタリ!見た目にも素材にもこだわった、食べる芸術品のような焼き菓子です。
購入したカヌレは、小窓のようなデザインがキュートなパッケージに入れてもらえます。お気に入りのフレーバーを見つけたら、ぜひ連れて帰ってくださいね。
大人のための贅沢スポットが
たくさんある大分県由布市。
さまざまな形の“贅沢”が、
あちらこちらに隠れています。
この機会に、まだ知らないゆふいんを
旅してみてはいかがでしょう?
text:桑原由布
photo:YURIE、桑原由布
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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