銀河鉄道の夜がテーマ!広島・尾道で活版印刷を体験できる雑貨店

銀河鉄道の夜がテーマ!広島・尾道で活版印刷を体験できる雑貨店

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広島・尾道のレトロかわいい雑貨店「活版カムパネルラ」。こちらで行なわれている活版印刷体験が、観光客を中心に大人気なんです!お店のコンセプトは、宮沢賢治の童話作品「銀河鉄道の夜」。主人公・ジョバンニのように活字を拾う工程から、レイアウト・紙とインク選び・印刷まで、普段であればなかなかできない体験は、旅の思い出になること間違いなしです!

Summary


活版印刷を体験できる雑貨店「活版カムパネルラ」

「活版カムパネルラ」は、広島・尾道の千光寺への道のりの途中にあるかわいい雑貨屋さん。ここで行なわれている活版印刷体験が、観光客を中心に大人気なんだとか。活版印刷とは、小さな活字を組み合わせた版を使用する印刷方法。宮沢賢治の童話作品「銀河鉄道の夜」で、主人公・ジョバンニが活字拾いのバイトをしていたことから、ご存知の方も多いのでは?

店内には「銀河鉄道の夜」に登場する詩の歌が流れていて、ゆったりとした雰囲気が流れています。店名の「カムパネルラ」は、ジョバンニの親友の名前からとったものだそう!

活版印刷体験のコースは、10分間のAコース、1時間のBコース、2時間のCコースの全部で3種類。ミニノートやA5ノート、カードを購入して印刷することができます。

気分はジョバンニ!慎重に活字拾い&レイアウト

今回体験したのは所要時間1時間のBコース。好きな絵柄ひとつと、好きな文字を14文字×3列まで入れることができます。ネコやラーメン、尾道汽船など、尾道らしいモチーフの絵柄からお気に入りをひとつ選んだら、次は活字を棚から一文字ずつ拾っていく作業。

活字は、とっても小さなハンコのような形。指先に力を入れて、落とさないように慎重に文字を拾っていきます。拾った文字は、印刷する文字の順番に文選箱に並べていきましょう。字体も好きなものを選べるので、自分好みのカードを作ることができますよ!

活字を集めたら、組み版(レイアウト)をしていきます。ピンセットを使いながら、活字の位置や、絵柄とのバランスをちょっとずつ微調整。活字や絵柄に隙間があると、印刷するときに位置がずれてしまうため、隙間にぴったり入るサイズの木を入れて調節​します。活字と活字の間の微妙な隙間に気づくことができるのも、活版印刷体験だからこそできる体験!

コツはとにかく触ること!お気に入りの紙を見つけて印刷

土台ができあがったら、次にインクと紙を選びます。それぞれサンプルがあるので、出来上がりを想像しながら選べるのがうれしいポイント!今回は、編集部へのおみやげにカードを15枚印刷することにしました。紙を選ぶときのコツは、とにかく触ることなのだそう!木箱に入ったたくさんの紙を触って、素材の違いを楽しみながら選んでいきます。

印刷に使うのは、昔実際に使われていたという、大きな活版印刷機!版やインクをセットして、1枚ずつ丁寧に印刷していきます。自動のプリンターがない時代は、新聞や本も、このような機械で印刷していたのですね!

力を込めてレバーをギュッと押さえたら、印刷完了。1枚1枚を丁寧に印刷する大変さを改めて実感する作業でした。渡す相手のことを考えて、この日の思い出を噛み締めながら、想いをのせて印刷していきます。

完成したカードを並べてみると、紙の質感や色によって雰囲気が違っておもしろい!渡したい相手のイメージや、用途に合わせて紙選びをするという楽しみ方もできちゃいます。活字と活字の間にある隙間や、紙の質感による印象の違いなど、文字や印刷の奥深さを知ることのできる「活版カムパネルラ」の活版印刷体験。尾道を訪れた際には、旅の思い出作りにぜひ訪れてみてください!

text:田中ちやこ
photo:三國ユリ

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


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