• るるぶ&more.
  • エリア一覧
  • 2020大河ドラマ主人公!明智光秀ゆかりの地【お城インスタグラマーKAORIの歴女旅vol.2】
2020大河ドラマ主人公!明智光秀ゆかりの地【お城インスタグラマーKAORIの歴女旅vol.2】

2020大河ドラマ主人公!明智光秀ゆかりの地【お城インスタグラマーKAORIの歴女旅vol.2】

おでかけ 大河ドラマ るるぶ&more.編集部
るるぶ公式Twitter るるぶ公式Facebook るるぶ公式LINE はてなブックマーク Pocket

こんにちは!お城インスタグラマーのKAORIです!今回は2020年大河ドラマの主人公「明智光秀」についてご紹介します!明智光秀は戦国時代の武将で織田信長を倒した「本能寺の変」を起こした男として有名です。少し前までは織田信長を殺した裏切り者として悪人のイメージが定着していましたが、最近はゲームやアニメなどイケメンに描かれることも増え、大河ドラマでも主人公となるなど、その評価が見直されている武将なんです!戦国時代を駆け抜けた明智光秀について、現在の大河ドラマで描かれている青年期から本能寺の変が起こる1年前までの明智光秀に関連する場所を紹介していきます。

Summary


1. 没落から始まる男「明智光秀」ってどんな人?

福知山城にある「福知山限定 明智光秀が話す自動販売機」にて
福知山城にある「福知山限定 明智光秀が話す自動販売機」にて

連載第二回目に、KAORI(@kaori_castlelove.jp)がご紹介するのは、明智光秀です!明智光秀といえば今までカタブツで地味なおじさんというイメージでしたが、現在はこんなにイケメンに表現されております!

福知山城にある「福知山限定 明智光秀が話す自動販売機」にて
福知山城にある「福知山限定 明智光秀が話す自動販売機」にて

この自動販売機は商品を購入すると…なんとイケボイスの光秀が喋ったり歌ったりしてくれるんです!福知山市内にいくつか設置されているようなので探してみてね!

光秀が青年期までを過ごした美濃国(現在の岐阜県)「稲葉山城(現在の岐阜城)」
光秀が青年期までを過ごした美濃国(現在の岐阜県)「稲葉山城(現在の岐阜城)」

さて、そんな光秀が生きていた戦国時代は、家柄によって就職できる職業が決められる身分制度の厳しい時代でした。
光秀は美濃国(現在の岐阜県)の身分の低い武士の家に生れ、美濃国主(現在の知事のような役職)である齋藤道三に仕えていました。

稲葉山城(現在の岐阜城)
稲葉山城(現在の岐阜城)

道三の居城(普段住む城)である稲葉山城は岐阜県岐阜市にある金華山という山にある難攻不落の山城でした。
現在はロープウェイで登ることができ、そこから整備された山道を10分程歩けば天守に着きます。また、お城にはところどころ家紋があしらわれた旗がたっており、戦国時代の雰囲気を楽しむことができます。

稲葉山城(現在の岐阜城)天守から見た長良川の眺望
稲葉山城(現在の岐阜城)天守から見た長良川の眺望

美濃に生まれ戦に勤しむ光秀でしたが、主君・道三が「長良川の戦い」で討ち死にすると、光秀も明智一族共々美濃から逃げなくてはならなくなりました。

2. 朝倉家100年の都「一乗谷」から始まる戦国大名への道

朝倉義景の居城「一乗谷城」
朝倉義景の居城「一乗谷城」

戦に敗れ、美濃に住めなくなった光秀は、越前国(現在の福井県)の国主である朝倉義景を頼り、義景の居城である一乗谷に向かいます。
岐阜から福井まで山道の多い道のりを敵兵から隠れながら逃げるなんて、気力・体力共にものすごく消耗したことでしょう…。

一乗谷城下町(復元)
一乗谷城下町(復元)

その頃の朝倉義景は室町幕府から越前国の守護職(現在の県警のようなもの)という役職を与えられている名門の一族で、現在でいうと県知事と県警のトップを兼任しているということになります。この義景の元、光秀は越前で青年期の10年間過ごします。

一乗谷城下町(復元)
一乗谷城下町(復元)

現在の一乗谷は義景の時代の街並みの復元が行われ、いくつかの建物の中には当時の暮らしがわかる人形の展示などがあります。
一乗谷は街並みの復元範囲も広く周囲に高いビルなどもないのでタイムスリップ体験にはもってこいの場所ですね。

一乗谷城下町
一乗谷城下町

さて!戦国時代というと各地の武将がそれぞれ自分の国の領土を増やそうと戦っているイメージがありますが、実は室町幕府は存在しており、ちゃんと将軍もいました!
しかし幕府の権威はなく、そればかりか第十三代将軍が暗殺され、次の将軍候補であった足利義昭も暗殺の危険があるという状態でした。

一乗谷城下町
一乗谷城下町

足利義昭は将軍になる為に室町幕府の中でも名門とされている朝倉義景を頼って越前国にやってきました。ところが朝倉義景は消極的で、滞在は長期にわたることになりました。そんな中、光秀は義昭に仕えるようになり、当時勢いのあった織田信長に義昭の援助の申し出をする仲介役として出会うことになります。

3. 戦国のカリスマ「織田信長」との運命の出会い

織田信長の居城「岐阜城」天守
織田信長の居城「岐阜城」天守

この頃の織田信長は、かつて齋藤道三が治めていた稲葉山城を攻略し、土地の名前を「岐阜」と改名し、稲葉山城も「岐阜城」と名付けて居城としました。
つまり「岐阜」の名付け親は織田信長なんです!びっくりしました!

岐阜城にある織田信長公像
岐阜城にある織田信長公像

信長は仲介役としてやってきた光秀の朝廷や室町幕府との交渉手腕を高く評価し、織田家に仕えるようスカウトします。そのうえ信長は家柄に捕らわれず能力重視で人を評価する人物だった為、光秀の家柄や経歴では考えられないほど高い地位で家臣団に迎え入れました。

岐阜城天守からの眺望
岐阜城天守からの眺望

現在でも年功序列が残る日本において、戦国時代に能力主義で昇進させる信長はかなり魅力的な存在だったと思います。

4. 素晴らしい城と信長への感謝でいっぱい!…なのに、どうしてそうなった?

明智光秀の居城「福知山城」天守
明智光秀の居城「福知山城」天守

織田家の家臣となった光秀は、作戦立案や戦の功績でどんどん出世していき、織田家に仕えて数年でお城をいくつも持つまでに出世します。
中でも福知山城は光秀が命名したお城で、この土地が「福知山」と呼ばれるようになったのも福知山城ができたことがきっかけです。織田信長が命名した「岐阜」に続き、戦国武将が名付け親になった地名になりました。

明智光秀の居城「福知山城」天守
明智光秀の居城「福知山城」天守

福知山城は小高い丘の上に建つ城で、石畳の道を上っていくと本丸と天守にたどり着きます。天守は板張りでどこか温かみを感じました。

福知山城の天守台石垣に見られる転用石
福知山城の天守台石垣に見られる転用石

福知山城の天守台には転用石と呼ばれる、五輪塔、石仏等の一部があります。間近で転用石を見ることができるのは全国のお城の中で福知山城だけなのです!
転用石を使っているおかげで、石垣がカラフルに見えて板張りの天守と併せてとても可愛いお城になっています。

明智光秀の居城「福知山城」
明智光秀の居城「福知山城」

家柄・年功序列が重んじられた戦国時代に瞬く間に戦国大名の上り詰めた光秀は、主君信長への感謝と恩について「自分は、まるで水の底に沈んだ瓦礫のような存在だったにもかかわらず、領地も、部下も沢山つけてもらった。この御恩を返すためにも一生懸命働かなくてはならない。」と家臣全員に伝えました。
この並々ならぬ決意を家臣全員に向けて発した光秀ですが、なんとこの出来事は光秀が信長を裏切る「本能寺の変」の一年前の出来事なのです。
光秀と信長の最後の一年に何があったのか気になります!


過去明智光秀について様々な大河ドラマ、映画、漫画、アニメ、ゲームなどで多種多様な解釈がされてきましたが、2020年大河ドラマではどのように解釈されるのかとても楽しみですね!

text/photo/model:お城インスタグラマーKAORI


るるぶ公式Twitter るるぶ公式Facebook るるぶ公式LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る

この記事に関連するタグ

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください