「ゆる薬膳。」始めてみない?女性の大敵・冷えに効果的。ポカポカ薬膳
食事で体調を整えるという考え方・薬膳。薬膳と聞くと、なんだか難しそうだし大変そう…と思う人も多いはず。そんな人におすすめなのが「ゆる薬膳。」。今自分にとって必要な食材を知って、取り入れるだけでOK。スーパーで簡単に手に入る食材でも、缶詰でも、なんなら外食でも大丈夫。今回は、薬膳アテンダント池田陽子さんの著書「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」から、冷え解消におすすめな「ゆる薬膳。」をご紹介します。
朝イチで体内を温めれば、一日中ポカポカ
寒い日々を乗り切るためには朝ごはんを見直してみて。朝、身体を温める食材を取り入れると、一日中暖かく過ごせるんです。朝は身体が熱をもつ「陽」の時間がスタートするタイミング。朝ごはんに温熱性の食材を多めに取り入れることで身体が熱をキープし、日中の寒さの影響を防げます。
スープや味噌汁の具はネギ、タマネギ、カボチャ、ニラをチョイス。 紅茶にショウガのすりおろしをたっぷり入れたり、シナモンや黒砂糖を加えて飲むのもおすすめ。 逆に身体を冷やす「トマトサラダ」「バナナ」などの摂取は冷房のスイッチを入れるようなもの。気を付けて。
冷え女子の強い味方。体を一気に温める「シナモン」
薬膳において、冷え解消にとてもよく使われるのが「シナモン」。「桂皮(けいひ)」の名で生薬としても使われ、その効能は「助火補陽(じょかほよう)」。 冷え切った身体を一気に温めるのに効果があります。 また、冷えからくるお腹や関節の痛み、冬にひどくなる生理痛にもおすすめ。 美容面では顔色を明るくする効果があるといわれています。 冷えがつらい人はお助けスパイスとして積極的に活用して。
同じく身体を温める効果が高い紅茶にふってシナモンティーに。カレーやシチュー、スープにふり入れたり肉料理にまぶしたりして「温熱マジック」をかけて。
サバ缶を使って手軽にできる究極の「温活サバ薬膳」
冷えを完璧に撃退するポイントは「身体を温める食材」と「血行を促進する食材」を組み合わせること。
血流アップ効果の高いサバを使った「サバチャイニーズスープ」を試してみて。
鍋に水3カップ、酒大さじ1、しょうゆ・オイスターソース各小さじ1を入れて、沸騰したらサバ水煮缶(200g)1缶を汁ごと加え、薄切りにしたタマネギ1/4個、パプリカ1/4個、ショウガ・にんにくのすりおろし各ひとかけも加えて野菜に火が通るまで煮ます。
最後にざく切りにしたニラ1/2杷を入れてさっと火を通し、塩・こしょう適量で味を調え、黒すりごま適量をふって完成。 全身温まる究極の「温活サバ薬膳」です。
※レシピは2人分を目安にしています。
ムズカしいことヌキ!とにかくゆるく薬膳生活
「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」
今回ご紹介した薬膳術のように「ゆるく」「カンタンな」薬膳コラムを365日の日付ごとに掲載した書籍が登場。
季節ごとのお悩みや体の不調、健康維持のための疑問に“まいにち”お応えします!
体調は良くしたい!けどストイックな健康法は疲れちゃう。という方、必見です。
冷えや花粉症、PMSや肩こりといった日々のツラい症状に効果的な食材やレシピが盛りだくさん。
TBSテレビ「マツコの知らない世界」に“サバジェンヌ"としても登場した著者・池田陽子氏のサバ缶活用術や、自身の美容&ダイエット薬膳術も伝授。