「パティスリー クグラパン 鎌倉本店」のキュートなうさ耳スイーツ“クグラパン”って?
鎌倉駅東口から歩いて約15分。鶴岡八幡宮からでも徒歩4分の立地にある「パティスリー クグラパン 鎌倉本店」。日本人の味覚に合わせてアレンジした、フランス・アルザス地方の郷土菓子「クグロフ」とウサギ耳のふわりととろける「クグラパン」は、必食の価値大ありです!
Summary
フランス・アルザス地方のお家がモチーフ
鎌倉駅東口から歩いて15分ほど。金沢街道沿いの青色の瓦屋根の建物が、今回の目的地「パティスリー クグラパン 鎌倉本店」です。
オーナーパティシエの笹岡鉄兵さんは、東京・目白の名店「エグール・ドゥース」などを経て、渡仏。
アルザス地方で腕を磨き、帰国後は青山の「ビストロブノワ」などでシェフを務めた実力者です。
「クグラパン」という店名は、アルザス地方での修業中に魅了された、郷土菓子の“クグロフ”と“ラパン(フランス語でウサギ)”を合わせた造語なのだとか。
クグロフからひょこっと顔を出したウサギのロゴ。かわいいです。
ちなみに、笹岡さんご自身もウサギと暮らしているんですって。
クグロフをはじめ、プチガトーやパウンドケーキ、クグロフの形の「パートド フリュイ」(フルーツのピューレを固めたフランスの伝統菓子)1976円なども人気です。
ウサギの顔をした愛らしい「クグロフ」もありました!
ブリオッシュ風のパン生地にアーモンドとレーズンを入れて、クグロフ型で焼き上げたこだわりの一品。
フランスで作られているものよりもレーズンを多く入れ、水分量をギリギリまで増やし、日本人の味覚に合うようにしっとり仕上げているそうです。
芳醇な香りと生地のやわらかさは、感動ものですよ!
平日でもお昼前には満席になるカフェスペース。
ティータイムは特に混雑が予想されるので、時間をずらした来店がベストです!
ウサギ耳がキュートなスペシャリテ「クグラパン」
チョコレートのウサギ耳がキュートなこちらは、スペシャリテの「クグラパン」です。
お店のロゴにもなっている“クグロフの焼き型から顔を出したウサギ”を再現しているんですって!
メープル、オレンジ、ヘーゼルナッツの3つの要素からなる、ムース仕立てのケーキをいざ実食。
力を込めなくてもフォークがすーっと下りていくほどのやわらかさ。
とてもふわふわで繊細です。中心部にあるヘーゼルナッツムース&オレンジムースと外側のメープルムースを一緒に口に入れることで、甘みと甘酸っぱさの絶妙なハーモニーが楽しめます。
チョコレートのウサギ耳の手前にあるオレンジジュレとオレンジの皮の自家製コンフィーとの相性も抜群です。
実は「クグラパン」には、和風版もあるんです!
濃厚で深みのある抹茶ムースの中に、黒糖チョコレートが入った「抹茶小町」578円(価格はイートインの場合)。
古都・鎌倉らしい和のクグロフ型ケーキも要チェックです。
ミニクグロフがのった「フランボワーズショコラ」をどうぞ
スペシャリテの「クグラパン」を堪能したあとは、“ミニクグロフ”がちょこんとのった可愛らしいケーキはいかがでしょう!
ツヤツヤのフランボワーズナパージュを筆頭に、甘酸っぱいフランボワーズのぷるぷるムース、チョコスポンジ、ミルクチョコレートのムースが層になった、木苺とチョコレートの爽やかなひと品です。
上から見ると、クグロフの形がよく分かります。フランボワーズムースとチョコレートムースの2層からなる直径3cmほどのミニクグロフ。ふわ&ぷるんとした食感が美味です!
秋冬の風物詩「マロンパフェ」と「モンブラン」
最後におすすめしたいのは、「パティスリー クグラパン」の秋冬の風物詩「マロンパフェ」。
愛媛県産の和栗とフランス産の栗を使ったマロンクリームに、メレンゲ、自家製バニラアイス、カシスソース、和三盆のパンナコッタなどを盛り込んだ豪華なパフェです。
このモンブランクリーム……、絶品です!
その下に入っているメレンゲと一緒に食べると、クリーミーさが増し増しに。
中間層とグラスの底にあるカシスソースが、味をぎゅっと引き締めてくれるので、最後まで手を休めることなく一気に食べ進めてしまうんです。
一度そのおいしさを知ってしまうと毎年待ちきれない!というファンも多く、この日もオープンするやいなや「マロンパフェ」を求めるお客さんが次々と。
確実にゲットするなら、やはり開店と同時をおすすめします!
「マロンパフェ」の“モンブランクリーム”だけを食べたいな~!という人、朗報です!
「モンブラン」ありますよ!
しかもウサギの耳付きです。こちらはテイクアウトもOKなので、自宅用だけでなく大切な人へのお持たせにもどうぞ!
「パティスリー クグラパン 鎌倉本店」では、今回ご紹介したメニュー以外にも、クグロフを使った「フレンチトーストセット」1100円(ドリンク付き)やアルザス産の自然派ワインなども取り扱っているので、鎌倉散策の合間にぜひ訪れてみてはいかがでしょう。
text:清沢奈央
photo:櫻井めぐみ
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