きょん。流おうちカフェ撮影テクニック!【きょん。のあの日この日のカフェダイアリー。】
いつもは関西カフェを紹介している本コラム。しかしながら、ここ最近は外で過ごす時間よりも、おうちで楽しむカフェ時間が増えてきている方も多いかと思います。そこで今回は、おうち時間がより有意義になるよう、ご自宅で気軽に楽しめる誰でも簡単な撮影テクニックをお伝えさせていただきます!「写真苦手なの…」という方や、「もっと綺麗に撮りたい!」というみなさま、ぜひこの機会にチャレンジしてみてください!
撮影に必要なもの
では、早速撮影!の前に、まずは今回撮影に使用するアイテムをご紹介。
【ご用意いただきたいもの】
・スマートフォン
・被写体となるスイーツ
・スイーツをのせる器
・背景紙(必要であれば)
モデルとなるスイーツは、以前にこの連載でも書かせていただいた、兵庫・三ノ宮に本店をもつ「ChocolatRepublic(ショコラリパブリック)」さんのもの。今回は定番の「スペシャルショートケーキ」と、見た目も愛しい爽やかな「カシスモンブラン」をチョイスしました。
また、スマホは機種によって背景が一眼レフのようにボケるポートレート機能もありますが、今回はそちらを使わずに撮影します。背景紙はマストではないものの、ごちゃごちゃしていても場所を選ばず撮影できるという点と、自分好みな世界観を気軽に生み出せるという点から、もしあれば便利!
スマホを構えていざ実践!
ここからが本番!
まず最初に、カメラを構えるご自身のポジションについて。ここで重要なのは、同じ場所から撮るにしても、下にある【BEFORE】のように広角の状態(デフォルト)で撮影するのと、【AFTER】のような少しズームした状態(約1.5倍〜2.0倍)では見え方が異なるということ。
【BEFORE】
【AFTER】
ズームした方がより被写体が強調されるため、スイーツを含めたフードの撮影はズームがベター。ただ、あまりズームしすぎてしまうと画質が落ちてしまい、かえって粗さが目立つので注意。
また、構図としては、あまりにも距離を置いてしまうと余白が目立ってしまうので、なるべく寄りで。かつ、被写体が中央になるように配置します。撮影角度は、45度になるように意識してみてください。どうして45度かというと、座った状態でテーブルを見た時の角度がおよそ45度だから。つまり、人が「おいしそう!」と惹かれる角度なのです!ここ大切!
よりカフェらしい写真を目指して。
先ほどはケーキ単体に絞って撮影しましたが、カフェらしさをより強調するため、背景にカップを配置してみましょう。ほら!一気にカフェ感UP!先ほど「余白が目立ってしまうため、なるべく寄りで」とお伝えさせていただいたのですが、カップを置くことで余白が埋まるというメリットも。
カップの配置は、メインとなる被写体から対角に置くとGOOD。その上で、なるべくカップとスイーツがのった器を近づけ、スイーツが中央になるように撮影してみてください。
上の写真のようにあまりにもカップと離れてしまうと、余白が目立ってしまうので気をつけて。雰囲気をより演出するために、カトラリーを添えてもOK。
いつもと異なる角度から撮ってみる。
全部が全部、斜め45度という鉄板角度から撮っていると代わり映えがしないので、時にはうんっと違った角度から撮ってみても面白いかも。例えば、カメラを真横に構えて撮影することで、立体感のある写真になります。特に、こちらのモンブランのような高さのあるスイーツやパフェ、かき氷といったものは、こうやって撮ることでサイズ感も伝えられます。
ショートケーキもまた、真横からだと断面が伝わる一枚にもなるし、普段は見ることのない正面から眺めてみると、かっこよさも加わってスタイリッシュに。
いきなり「上手に撮ろう!」と意気込まず、まずは楽しむことがなにより大切です。写真には答えがないので、食への愛が詰まっていたら、もうなんだって正解だと思ってます。
次回は、撮った写真をInstagramでどのように加工してアップしているのか。また「こんな撮り方もあるよー!」といった応用編を公開予定。お楽しみに!
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