京都人ライターが自信を持っておすすめ!京都の“あの”お取り寄せ菓子3選
「一人ひとりが家から出ない」。こんなシンプルなことで世界に平和が戻るのならば、みんな巣ごもりしますよね。でも、せっかく巣ごもるならば、家での時間をとびっきり楽しく過ごしませんか?そこで、今回は京都人が愛する京都の和菓子の中からお取り寄せのできる逸品をご紹介します。
目上の方にも贈れる安心感、「永楽屋」
京都人が相手でも「このお店のものを選べば、まず失敗がない」というお店があります。その代表的なお店が『永楽屋』さん。
柚子の琥珀糖が有名ですが、いまの季節であれば期間限定の「琥珀 せとかの雫」はいかがでしょうか? 皮が薄く、香りもよく、刃を入れた瞬間、果汁が溢れ出るほどみずみずしい「せとか」は柑橘界の最高峰ともいわれます。
この夏、『永楽屋』から新商品の案内も届きました。 2020年6月1日(月)から期間限定で「 琥珀レモンの雫」が新発売されます。素材に選ばれたレモンは広島県瀬戸田産 「エコレモン」。爽やかな香りと優しい酸味が、繊細な寒天菓子“琥珀”にぴったり。見た目も味わいも夏らしい、期間限定の商品です。
店名:永楽屋本店(えいらくやほんてん)
住所:京都府京都市中京区河原町通四条上る東側
TEL:0120-075-292(平日9~17時)
https://shop.eirakuya.co.jp/
創業一年目の新星「御室和菓子 いと達」
京都人は「新しいもん」も大好き。こちらの「御室和菓子 いと達」は、オープンしてまだ1年になりませんが、老舗和菓子店で17年間研鑽を積んだ店主がつくる繊細な和菓子の味にすでに熱心なファンが。
写真は、平安王朝時代の襲色目(かさねいろめ)の雅な色彩をもち米の生地で再現。3種類のもち米粉を独自の比率で組み合わせた生地のもちもち感は想像を超えます。
包まれているのは、小豆の香りの感じられる自家製こし餡と上質な北海道産手芒豆(てぼうまめ)の白餡に黒豆から挽いた濃いきな粉を京都の白味噌に加えたきな粉餡。
桜と紅葉色の皮の中には、白味噌きな粉餡。楓(緑)と雪中花(紫)色には、小豆こし餡が入っています。
2層にわかれたこのお菓子、下は蒸し羊羹。北海道産の希少な朱鞠小豆(しゅまりあずき)のこし餡とえりも種の粒あんにわらび粉などを加えて、もっちりと蒸しあげてあります。
上は、北海道手芒豆の白餡に卵とお米の粉を加えて膨らませた蒸し菓子で、くちどけのいい蒸しカステラのようなしっとりした食感です。
店名:御室和菓子 いと達(おむろわがし いとたつ)
住所:京都府京都市右京区龍安寺塔ノ下町5-17
電話番号:075-203-6243
営業時間:10〜18時
https://itotatsu.com/
和菓子職人とパティシエールが結んだ菓子「一乗寺中谷」
観光名所、詩仙堂の近くにある「一乗寺中谷」は、昭和10年創業で、竹の皮で包んだでっち羊かんが名物の地元に根付く和菓子店。いまのご主人の代になり、パティシエールの奥さんと結婚されてから新しい和洋折衷なお菓子の世界が広がりました。
独創的な和洋菓子が話題で、いまもっとも手に入りにくいのが「絹ごし緑茶てぃらみす」。京都の石庭を模したデザインもかわいく、絹ごしのなめらかな後味がぺろりといける評判の逸品。
店内の茶店で食べられる「中谷パフェ」に入っている「とうふ羊羹」もお取り寄せ可能。
とうふのようなみずみずしさで、家で食べるのならば生のフルーツと合わせるのもオススメだそう。今のシーズンなら、いちごと合わせても美味しそうですね!
店名:一乗寺中谷(いちじょうじなかたに)
住所:京都府京都市左京区一乗寺花ノ木町5
電話番号:075-781-5504
https://www.ichijouji-nakatani.com/
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Text : 小西尋子