鎌倉「喜泉庵」で本当の癒しを体感!絵画のような庭を眺めてお抹茶をいただく至福のひとときを

鎌倉「喜泉庵」で本当の癒しを体感!絵画のような庭を眺めてお抹茶をいただく至福のひとときを

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おしゃれなショップが次々とオープンし注目を集める一方、しっとりとした古都の風情が残る鎌倉。そんな鎌倉らしさを存分に体感できるのが、浄妙寺にあるお茶処「喜泉庵」です。目の前に広がるのは、手入れの行き届いた枯山水庭園。美しいお庭を眺めながらいただくお抹茶は格別です!

Summary

心がスーッと洗われるような不思議な空間

臨済宗建長寺派の古刹「浄妙寺」の境内にあり、本堂の左手に位置する「喜泉庵」は、お庭を眺めながらお抹茶をいただけるお茶処です。入口へと続く石畳のアプローチも、風情たっぷり!

お茶室の中へ一歩足を踏み入れると、そこはまるで別世界。ほの暗い空間がかもし出す不思議な緊張感で、静かで穏やかな気持ちになります。

窓で切り取られた景色は、一幅の絵のような美しさ!あたりを包み込む凛とした空気感と相まって、心が浄化されていくようです。

目と舌で季節を愛でる、美しい日本の伝統にふれて…

お茶請けは、鎌倉の老舗和菓子店「美鈴」の上生菓子。ほかに、お抹茶と干菓子のセット(600円)もあります。

生菓子は季節によって変わり、この日は紅梅をいただきました。かわいらしい梅の姿から、早春を感じます。ひと口食べると、ほんのり甘みと梅の香り。上品で繊細な味わいが広がります。

心静かに耳を傾けると、神秘的な音色が聞こえます

縁側へ出てみると、また違った角度からのお庭の眺めを楽しむことができます。こんな景観を眺めているだけで、日々の慌ただしさもすっかり忘れてしまいます。

縁側の片隅で見つけたのは、手水鉢から伸びる一本の竹筒。これは「水琴窟(すいきんくつ)」といって、地中に埋めた甕(かめ)に水の滴る音を共鳴させ、その音色を楽しむものだとか。竹筒に耳を傾けると、まさに水が奏でるお琴のような神秘的な音色を聞くことができます。

都心から1時間余りで行くことができる鎌倉で、こんなに情緒豊かな体験ができるなんて、うれしい発見です。時間に追われてばかりの日常から抜け出し、ときにはこんな空間で心の安らぎを取り戻してみませんか?

text:松井美樹
photo:小野さやか

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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