簡単レシピ!「トルコ料理」でアラビアンナイトな#おうちごはん
思うように海外旅行ができない日々が続きますが、おうちごはんに世界各国の料理を取り入れて、海外旅行気分を味わってみては?基礎からしっかり学べる料理教室「ABCクッキングスタジオ」で教えてもらう、世界一周レシピの連載。6月は異国情緒たっぷりの「トルコ料理」編です!
Summary
西洋と東洋が融合!世界3大料理の「トルコ料理」
トルコ料理は、フランス、中華と並ぶ世界3大料理の一つ。ケバブに代表される肉料理が有名ですが、特に肉と野菜の伝統的な煮込み料理は素朴な味わいで日本人の舌にもよく合います。トマトやスパイスを使ってスパイシーに仕上げる、西洋と東洋が融合したエキゾチックな味に挑戦してみましょう!
【レシピ】肉団子のトマト煮込み「イズミール・キョフテ」&「スパイスピラフ」
「イズミール・キョフテ」とは、トルコの家庭料理で、牛挽き肉にハーブを加えた肉団子のトマト煮込みのこと。イズミール=エーゲ海に面したトルコ第3の大都市の名前です。スパイスで炊き上げたピラフと一緒にいただきましょう!
◎イズミール・キョフテ~肉団子のトマト煮込み~
<材料> 4人分
牛挽き肉 200g
塩 小さじ1/4
黒こしょう 少々
パン粉 12g
卵 26g(1/2個)
玉ねぎ 60g
イタリアンパセリ(茎)※2品目の「羊飼いのサラダ」で葉を除いた分
ディル(茎)※2品目の「羊飼いのサラダ」で葉を除いた分
有塩バター 10g
トマトペースト 小さじ2
レッドペッパー(パウダー) 小さじ1/8前後
タイム(ホール) 小さじ1/8
トマト 1/2個
水 200㏄
塩 小さじ1/4
イタリアンパセリ 2本
〈下準備〉
・卵はよく溶いて、計量しておく。
・玉ねぎはみじん切り。
・イタリアンパセリの茎、ディルの茎はみじん切り(葉はサラダに使用)。
・トマトは2cmの角切り。
〈作り方〉
①ボウルに牛挽き肉・塩・黒こしょうを入れ粘りが出るまでよく混ぜる。
②パン粉・卵・玉ねぎ・イタリアンパセリの茎・ディルの茎を加えよく混ぜる。
③②を8等分にし、丸める。
④フライパンにバターを入れ半分溶けたら③を入れ焼き固める。〈★ポイント1〉
⑤肉を端に寄せ、トマトペースト・レッドペッパー・タイムを入れ、炒め香りを出す。〈★ポイント2〉
⑥トマト・水・塩を加え水分が半量位になるまで中火で煮詰める(10分~)。
★ポイント1
バターは焦げやすいので半分くらい溶けたタイミングで食材を投入するのがベストです。
★ポイント2
肉に直接スパイスをかけると、うまく香りが出ないのでご注意あれ。スパイスのみ先に炒めることで、しっかりと香りがたってきますよ。
あまり強火にするとスパイスが焦げてしまうので、弱火で炒めるのがポイント。
スパイスのいい香りがしてきたら鍋の中で肉とスパイスを混ぜあわせましょう。
〈盛り付け〉
①皿に盛り付け、イタリアンパセリを飾る。
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◎スパイスピラフ
<材料> 4人分
米 140㏄
オリーブ油 大さじ1
玉ねぎ 60g
オールスパイス(パウダー) 小さじ1/8
ナツメグ(パウダー) 小さじ1/8
クミン(パウダー) 小さじ1/8
水 140㏄
コンソメ 小さじ1
〈下準備〉
・米はとぎ、吸水(30分~)後、水気を切っておく。
・玉ねぎはみじん切り。
〈作り方〉
①鍋にオリーブ油を熱し玉ねぎが透き通るまで炒める。〈★ポイント1〉
②オールスパイス・ナツメグ・クミンパウダーを加え香りが出るまで炒める。
③米を加え、米が透き通るまで炒める。
④水・コンソメを加えフタをして炊く。沸騰まで強火、沸騰後弱火で10分加熱する。
⑤炊き上がったら蒸らす。
★ポイント1
透き通るまで炒めないと玉ねぎの食感が残ってしまいます。ただし、ここで焦げてしまうと、ピラフを炊き上げた際に苦味が出るので、中火で、焼き色がつかない程度に透き通るまで炒めていきます。
〈盛り付け〉
皿に盛り付ける。
【レシピ】さっぱり酸味で夏バテ解消!「羊飼いのサラダ」
なんともユニークな名前の「羊飼いのサラダ」。遊牧民が休憩中にササッと野菜を刻んて食べていたことから名付けられたそう。野菜を細かく切り、レモン・塩・オリーブオイルのみで仕上げるシンプルな味付けながらさっぱりとした酸味は、暑くなるこれからの季節、夏バテ解消にも効果があるんだとか。メインの肉料理の箸休めにもぴったり!
<材料> 4人分
トマト 80g
きゅうり 40g
ピーマン 60g
玉ねぎ 60g
イタリアンパセリ(葉) 4g ※茎はイズミールに使用
ディル(葉)4g ※茎はイズミールに使用
レモンの果汁 大さじ1
塩 小さじ1/2
黒こしょう 少々
〈下準備〉
・トマト・きゅうり・ピーマン・玉ねぎは、ヘタを除き水洗いし、5mmの角切り。〈★ポイント1〉
・イタリアンパセリとディルは葉のみみじん切り(※茎はイズミール・キョフテに使用)。
★ポイント1
包丁で野菜を同じ大きさにカットすることでサラダの食感が良くなり、ドレッシングと絡まりやすくなります。
〈作り方〉
ボウルにレモンの果汁・塩・黒こしょうを入れ良く混ぜる。
盛り付ける直前にトマト・きゅうり・ピーマン・玉ねぎ・イタリアンパセリの葉・ディルの葉を加え、よく混ぜる。
〈盛り付け〉
器に盛り付ける。
トルコランチ完成!「イズミール・キョフテ~肉団子のトマト煮込み~」と「スパイスピラフ」、「羊飼いのサラダ」が並ぶ食卓は、異国情緒たっぷりです。
【テーブルコーデ】絨毯柄でアラビアンナイトな食卓!
モロッカンタイル柄のペーパーアイテムや絨毯柄の布を敷いて、アラブを代表する談話集『アラビアン・ナイト』の世界観でテーブルスタイリング。食器やタジン、キャンドルはブラウンやオレンジの“土色カラー”を使い、全体の色味を統一しました。
「アラビアン・ナイト」といえば、ゴージャスな宝石のイメージがありますが、今回はなんと、100円ショップ「DAISO」(ダイソー)の手芸パーツコーナーで見つけたゴールドピアスのパーツを宝石に見立てています! ゴールドのスパンコールテープも散らして、キラキラ度UP!
最近のお洒落なテーブルスタイリングでは、生花よりもドライフラワーや、好きな形に手作りすることもできるペーパーフラワーがブーム。今回は、ペーパーフラワーの上に液状のコーヒーを筆で少しずつ塗り、ちょうどいい“枯れ感”を演出するという上級テクを取り入れました!
SNSで募集中!おうちでトルコ料理&テーブルコーデ写真
るるぶ&more.では本記事のレシピをおうちで再現された写真をSNSで募集中!手作りトルコ料理やテーブルコーデのアイデアをハッシュタグ「#旅好き女子のための世界一周レシピ」「#rurubuandmoreレシピ」をつけてシェアしてください!
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【トルコ旅行情報】“世界一美しいモスク“や、奇岩の大地、雑貨に夢中!
ローマやビザンチン、オスマンの帝国支配の舞台となったトルコ。その大都市「イスタンブール」では、東西文化が交わるエキゾチックな建築の数々に酔いしれることができます。例えば、「世界一美しいモスク」と評される「スルタンアフメッド・ジャミィ」は青を基調としたタイル装飾からブルーモスクとも呼ばれ、六本のミナレットがそびえる姿はなんとも優美です。
キリスト教の教会からイスラム教のモスク、その後博物館と変遷した壮麗な大聖堂「アヤソフィア」は2つの宗教の美が集結した、ビザンチン建築の最高傑作です。
「トプカプ宮殿」は15~19世紀にかけてオスマン帝国のスルタン(皇帝)が暮らした建物。装飾タイルや金細工で飾られた豪華絢爛な部屋に圧倒されます。
トルコのお土産探しなら、迷路のような場内に5000物店がひしめき合う超巨大市場「グランド・バザール」で! 注目はトルコの平織物「キリム」。伝統的な柄以外にも、モダンな柄もあります。今回のようなトルコ料理のテーブルコーデにも最適です。
大自然を楽しみたいなら、不思議なキノコ岩が林立する褐色の奇岩風景が広がる「カッパドキア」へGO!人気のバルーン(気球)体験ツアーに参加して、SF映画に登場する惑星のように神秘的な大地を、空中からぜひ眺めてみて!
レシピ提供 =ABCクッキングスタジオ
text=城リユア(mogShore)
photo=大塚七恵
Styling=Yuka Eguchi, Masako Ouchi
●記事内のトルコの旅行情報は『るるぶトルコ・イスタンブール』に掲載した記事をもとに作成しています。