「中華街で、お粥…?」の疑問が確信に変わる、行列のできる謝甜記の絶品中華粥
横浜中華街にある「謝甜記(しゃてんき)」は、昭和26年創業のお粥専門店。一度食べたらクセになるその味を求めて、連日多くのお客さんが訪れる人気店です。具材は、海老、海鮮、青菜、モツ、牛肉、卵など、全15種類とバリエーションも豊富。これまでの概念を覆されるほど、お粥の新たなおいしさに目覚めそうです。
こだわりが詰まった、ここでしか味わえない極上のお粥!
最初にご紹介するのは、イカ、白身魚、サザエが入った「三鮮粥」。イカやサザエの食感が楽しく、海鮮ならではの豊かな風味を堪能できる一品です。途中で、小皿に入ったネギしょうゆを加えると、味の変化も楽しめます。
お粥のベースは、生のお米と水を入れた鍋に丸鶏、乾燥カキ、貝柱などを加え、4時間かけて弱火でじっくり煮込むのがこだわり。こうすることで、お米の芯までたっぷりと旨みが染み込んだ、極上のお粥ができあがるのです。
こちらは「青菜粥」。白菜、小松菜、しいたけなどが入っていて、見るからにヘルシー!とてもさっぱりしているので、お粥そのものの味わいを楽しみたいときにおすすめです。
「ヤウチャッカイ」を添えて、本場のスタイルで
日本人に特に人気なのが「海老粥」。海老の旨みとやさしい甘みがお粥によく合います。左側の細長いものは「油炸燴(ヤウチャッカイ)」といって、いわゆる揚げパンのようなもの。中国などでは、お粥とセットでいただくのが定番です。
ヤウチャッカイは、適当な大きさにちぎり、こうしてお粥にディップしていただくのがおすすめ。ちなみに、謝甜記ではこのヤウチャッカイもお店で手作りしています。
お粥と相性抜群のシュウマイも絶品!
「お粥のほかに、もう1品欲しいな」というときは、ぜひ「海老シュウマイ」を。海老のほかに豚ひき肉も入っていて、噛むたびに旨みが口いっぱいに広がります。
じんわりと体に染みわたるようなやさしいお粥を食べれば、体の内側からきれいになれそう。一度食べれば、本物のお粥は本当においしい、ということに気がつくはずですよ!
text: 松井美樹
photo:小野さやか
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