ライフスタイル
2020.07.19
夫婦で世界一周！ほっさくらさんにインタビュー後編「二人で旅から学んだこと」
夫婦で行った初めての旅行は、なんと世界一周！旅が大好きで、新婚旅行の世界一周で撮ったカップルフォトが話題沸騰の夫婦・ほっさくらさん。そんなほっさくらさんへの旅インタビューを前編「二人が旅に出たきっかけ」、後編「二人で旅から学んだこと」をテーマにお届けします。
Summary
世界一周後に思う、忘れられない絶景3選
今回お話しを聞くのは、旅が大好きなご夫婦・ほっさくらさん。新婚旅行で世界一周したお二人が、これまで訪れたことがあるのはなんと７０カ国２００都市！そんなほっさくらさんの旅の様子は、SNSで大反響！世界中の絶景を巡ったフォトジェニックなカップルフォトは、思わず「ここどこ？」と検索したくなる素敵な写真ばかりです。
インタビュー後編では、お二人が見た忘れられない絶景や、世界の人たちとの出会いを通して感じたことなど、世界一周中の出来事を深掘りしていきます！さらに、お二人の「旅への思い」についても伺ってきました。
―絶景スポットで撮影されたほっさくらさんのカップルフォト、どの写真もとても素敵です！
お二人は、世界一周をする中でたくさんの素敵な場所に出合ったと思いますが、その中でも特に感動した絶景を教えてください。
（ほっさ）一番感動したのはウユニ塩湖ですね。満点の星空が180度ではなく360度広がっていて、宇宙のような景色にめちゃくちゃ感動しました。
―とても幻想的な写真ですね！お二人が宇宙にいるかのようです。地球にこんな場所があるなんて…生涯忘れられない景色になりそうですね。
（ほっさ）世界一周旅行で一番楽しみにしていた場所だったこともあって、一番感動しました。ウユニ塩湖に行けたことは一生の思い出です。
（桜子）私もこの景色が一番の思い出です。ウユニ塩湖は、一人旅のときにも訪れていたのですが、そのときから、いつか自分の好きな人ともう一度来れたらって思っていたんです。
実際に新婚旅行でその夢が叶って、大切な人と一緒に夢のような世界を見ることが出来て…この先、自分たちの未来にどんなことがあっても、この景色を思い出せば乗り越えていけると思いました。
―他にも心に残っている絶景はありますか？
（桜子）ハワイの秘境スポットで見た海も忘れられません。ハワイのカウアイ島で二週間くらい生活していたのですが、その時に地元の人しか知らない秘境ビーチのような場所に連れていってもらったんです。険しい道を行った先に広がっている海を見たとき、こんなにきれいな海があるんだ！と感動しました。
（桜子）それからイタリアのランぺドゥーザ島でも、素晴らしい絶景を見ることが出来ました。世界で死ぬまでに見たい絶景一位に選ばれた場所で、海水の透明度が高くて船が浮いているように見えるんです。
―海の底まで透き通って見えますね！こんなに透明な海は見たことがないです。世界一の絶景に選ばれるのも納得です。
（ほっさ）僕たち、世界中でいろいろな海に行きましたけど、ここが世界でいちばん透明な海でしたね。
（桜子）世界一の絶景ビーチでした。でもランぺドゥーザ島は交通の便が悪い場所で…船が宙に浮いているような景色も、気候などの条件が整ってないと見られないので、知っているけど実際に足を運んだことはないっていう人が多いんです。岩に囲まれて断崖絶壁の中にある、地中海ならではの絶景でした。
―船が宙に浮いているようなこの不思議な光景は、直接見ることが難しい貴重な絶景なんですね！いろいろな条件に恵まれたお二人は、とても幸運だったんですね。
日本とはまるで違う文化に圧倒。世界を巡って出合った新しい価値観
ー世界一周していると日本と全く違う環境に出合うことも多かったと思います。その中で価値観が変わった体験はありましたか？いわゆるカルチャーショックのような体験など…
（ほっさ）世界一周をする中でいちばん心を動かされたのは、アフリカのナミビアの奥地に住んでいる、ヒンバ族という部族の人たちとの出会いでした。裸で生活しているので、日焼けしないように赤土とバターと牛のふんを混ぜたものを肌に塗っているんです。
（桜子）雨が少ない土地ということもあって、ヒンバ族は一生に一度もお風呂に入らないんです。だけど、彼らは毎日お香を浴びてるから全然臭くないんです。むしろいい匂いがして…。お風呂って、毎日必要ないのかもと思わされました。
（ほっさ）僕は世界一周に行くまでアパレル系の会社で、流行を作ることを仕事にしていたんです。だけどヒンバ族の人たちは流行など関係なく、伝統をずっと守り続けることを大切にしていて…流行に振り回されて毎年着る服がコロコロ変わっている僕は、何百年も同じスタイルを貫くヒンバ族にとても心を動かされました。自分たちの姿勢を貫くとか、信念・ポリシーを貫くっていうのは大切だなって思いました。
ー自分たちとは全く違う文化や生活に出合えたからこそ、心を動かされたんですね。日本にいたら体験できない出来事ですね。
（桜子）それから、アフリカで「なぜ日本人は宗教を信じないのに、人を殺さないんですか？」と聞かれたときもびっくりしました。
―人を殺さない？無宗教でも、人を殺さないのは当然のことのように思えますが…
（桜子）「神様が見ていると思うから、僕たちは人を殺さない。神様が見ていないところでも、人を殺さない日本人はすごい。」と言われたんです。そんな視点を持ったことがなかったし、今まで考えたこともなかったから、聞かれたときは答えに詰まってしまいました。 旅をしなければされなかった質問だし、旅をしなければ得られなかった視点だと思います。
ーたしかに無宗教の人が多い日本には、馴染みのない考え方ですよね。新しい視点や価値観に出合えるのも、旅の醍醐味ですね。
「幸せのかたちは一つじゃない！」世界を見たことで変化した二人の生き方
―世界一周を経験したことでお二人に様々な変化があったと思いますが、その中でお二人のライフスタイルが変わるような気付きや発見はありましたか？
（ほっさ）働き方に関する気付きがありましたね。ギリシャを旅している時に、仲良くなった家族に日本でどんな仕事をしていたのか質問されたことがあったんです。深夜まで働くこともあったと話したら、「じゃあ家族と過ごす時間はないのか？」と、とても驚かれました。当時の僕は、夫は家族のために遅くまで働くべきだと思っていました。だけどその質問で、「家族のために早く帰ってくるお父さんもかっこいいな」と思えたんです。
今はベンチャー企業で働いていますが、早めに仕事を終えるようにしています。これは日本で働いた後に世界一周に行ったからこそ、気付けたことだと思います。
―働き方に対する考えは、たしかに日本と世界で大きく異なりそうですね。 桜子さんはいかがですか？
（桜子）私は世界を旅したことで、幸せの形はたくさんあるんだということに気付けました。世界で出会った人たちは、それぞれの形で幸せを感じていました。例えば、世界を旅しながら小説を書くことが幸せという人がいたり、海辺のツリーハウスに住んで毎日ゆったり海を眺めながら過ごすことが幸せという人がいたり…いろいろな生き方があって、そこに正解なんてないんだということが、旅を通じてわかったんです。
二人にとって旅とは？―いろいろな感情といろいろな人に出合える、「人生そのもの」！
―最後の質問になりますが、お二人にとって旅とは？
（桜子）私たちにとっての旅とは「人生そのもの」です。
―「人生そのもの」ですか…どうしてそう思うんですか？
（桜子）旅をしていると毎日のように、泣いたり笑ったり、挑戦したり失敗したりと、さまざまな出来事があります。そして、いろいろな人と出会えたことで視野が広がって…。たった一年半でしたが、旅は人生で大切なことを一生分教えてくれて、体験させてくれました。私たちにとって、旅は「人生そのもの」なんだなと感じています。
―お二人の世界一周旅行の写真を見ていると、その様子がとても伝わってきます。これからもお二人がどんな旅をするのか、とても楽しみです！ありがとうございました！
ほっさくらさんの旅を動画でチェック！
今回のインタビューを通して、世界の絶景や新しい文化・価値観との出合いについてたくさんお話してくれたほっさくらさん。夫婦での世界一周旅行に挑んだお二人の姿は、私たちに旅に行くことの楽しさを伝えてくれます。ほっさくらさんの旅の様子は、冒頭の動画をご覧ください！
- 【プロフィール】
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ほっさくら
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ほっさ（夫）と桜子（妻）の1秒でもワクワクして生きていたい、インスタグラマー・カップルトラベラー夫婦。2016年9月から「幸せの形探し」をテーマに新婚旅行で世界一周へ。1年2月かけて約40ヶ国を旅する。2019年、TEDx NagoyaUに登壇。現在、年内出版を目指して世界一周体験をテーマに旅エッセイを執筆中。
ほっさくら＠夫婦2.0インスタグラム：＠hossakuraworld
ほっさくらブログ「旅するほっさくら」：https://hossakuraworld.com/
text:中村美咲 Photo:ほっさくら
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。
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