3密を避けて 富士山を望む森でラグジュアリーなグランピング体験【前編】
どこかに出かけたいけど3密が気になるし…という人も多いと思います。そんなときにおすすめなのが、自然の中で贅沢にアウトドアライフが楽しめるグランピング。グランピングとは、グラマラス×キャンピングの造語で気軽にラグジュアリーなアウトドアが楽しめるとあって人気です。今回ご紹介するのは、河口湖畔に立ち富士山を望む日本初のグランピングリゾート「星のや富士」です。東京から電車で約2時間半で、森の中での遊びと癒しを満喫できます。今回は2回に分けて、グランピングの魅力をお届けします!
Summary
自分のバッグ選びでまず気分が上がるレセプション!
東京から車でも電車でも約2時間半という「星のや富士」。最寄り駅「河口湖」までは、新宿から直行バスという手も。河口湖駅からはタクシーで約18分です。チェックインは独立したレセプションで、滞在中に使うバッグ選びから。壁にずらりと並ぶカラフルなロールバッグとバックパックは、日本製で使い勝手もよく、どれもおしゃれで迷います。
バッグには、グランピングで使う7つ道具が入っています。梅雨の時季限定・携帯などちょっとしたものを入れるポシェット(雨で濡れると模様が浮かび上がります)、ヘッドライト、バードウォッチング用双眼鏡、折り畳み式クッション、マップと施設ガイド。そして星のやオリジナルウォーターボトルとおやつの「森のビスコッティ」はお持ち帰りOKです。
森の中に立つキャビンからの眺めに感激!
チェックイン時に検温、手指の消毒などをしっかり行い、一気に専用のSUV車で中腹まで駆け上がってキャビン(客室)へ到着。シンプルなデザインのキャビンで目に飛び込んで来るのは富士山と河口湖の絶景。全室レイクビューで、その眺めが満喫できるテラスリビングには、夜になれば炎を楽しめるファイアプレイスが!
まずは、テラスリビングに出て、アウトドアグッズの名品、スノーピークのコーヒーマグで、眺めを楽しみながらコーヒーを一杯。夏でも平均気温が23℃と外気が涼やかで心地よい。持ち運べる防水仕様スピーカーも置かれているので、お気に入りの一曲を聴きながらの時間は最高です。快晴の日には、雄大な富士山の全景が見えることも!
ハンモックやテラスの焚き火などグランピング満喫
キャビンからフロントデスクのある建物を通って、森の中で幾重にも重なるクラウドテラスを上がっていきます。小道の途中には、緑に囲まれてお昼寝できるハンモックや至福の読書ができそうな「木漏れ日デッキ」も。3密無縁のアウトドアで森の空気を胸いっぱいに吸いこみます。
クラウドテラスを上りきると焚き火を囲んで和める「焚き火ラウンジ」と本や飲み物、お菓子が用意されていて、雨でも寛げる「ライブラリーカフェ」があります。ここでは、日中にはおやつとコーヒーなどを提供する「森のひととき」(無料)や夜には焚き火を眺めてウィスキーやビールなどを楽しめる「焚き火BAR」(有料)も開催されます。静かな森の中で過ごすひとときは、お昼も夜も、そして晴れた日も雨の日も素敵です。
グランピング料理は自分でひと手間がうれしい狩猟肉のディナー
お楽しみのグランピングのディナータイム。ワイルドライフが好きなシェフによる旬の野菜や狩猟肉(ジビエ)など地元の食材を生かしたメニューを楽しめます。なかでもおすすめは、火をおこして焼き上げたBBQをテントの下のテーブルで楽しむ「狩猟肉のディナー」で、1日6組限定の特別な体験です。
前菜は鹿肉のリエット、次に猪肉を瞬間燻製してシャインマスカットのサラダと共に。リゾットをテーブルの上のダッチオーブンで仕上げたり、サラダにチーズをすりおろしたりのひと手間を自分でやるとおいしさも倍増。メインディッシュの鹿肉は外のグリルで豪快にBBQ。豪華な料理をアウトドアで楽しんだ後は、片付けの手間がいっさいなし!
食後は、ゆったりと「焚き火BAR」で寛いでグランピングの夜は更けていきます。
2日目は、朝からフルーツ王国山梨ならではの「グランピングフルーツ朝食」からスタート。朝が来るのが待ち遠しい!後編へ続きます。
text&photo:小野アムスデン道子
一部画像提供:星野リゾート
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