ファッションモデル・田中里奈さんにインタビュー前編「旅を始めたきっかけ」

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幅広い分野での活躍が注目されている、人気ファッションモデル・田中里奈さん。旅が大好きな田中さんは、時には年の半分以上、海外旅行に行くことも!旅先での過ごし方もファッションも、田中さん流のこだわりがたっぷりです。そんな田中里奈さんへのインタビューを前編「旅を始めたきっかけ」、後編「旅が気付かせてくれたもの」をテーマにお届けします。

Summary

田中里奈さんが旅を始めたきっかけ-旅が旅を呼んだ、29歳の春

今回お話を聞くのは、数多くのファッション誌に出演する人気ファッションモデル・田中里奈さん。現在はファッションモデルの枠を超え、さまざまな分野で活躍されています。実は大の旅好きでもある田中さん。ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルス、台湾、ベトナム…田中さんのインスタグラムを見ると、世界中の素敵な旅の記録がいっぱいです。 前編記事では、そんな田中さんが旅を好きになったきっかけについて伺っていきます。さらに田中さんのお気に入りホテル、旅先でのファッションなど、旅のこだわりについてたっぷりインタビューしてきました!

旅をスタートした29歳。最初の目的地はメルボルン
旅をスタートした29歳。最初の目的地はメルボルン

―ファッション誌やファッションイベントでのご活躍、いつも拝見しています!
田中さんは年の半分くらい日本を離れて海外にいた時期もあるとのことですが、 旅を好きになって動き出したきっかけなどはありますか?

私が旅を始めたのは、29歳になる年でした。 毎年、年始に「今年はこんな年にしよう」と、一年の目標を決めているんです。 その年も、29歳を迎えるにあたって20代最後をどんな年にしようか考えていたのですが、20代を思い返したときに仕事だけで突っ走っていたなと思って…
仕事でアウトプットはできていたけれど、全然インプットをしていなかったなと反省したんです。それで「今年は勉強の年にしよう」と思って、勉強するぞ!と意気込んでいたのですが、気づいたら3月、4月くらいに旅をしていました。それもとてもたくさん。 旅に夢中になって「全然勉強できてない!」とも思ったんですけど、そのうち勉強よりも旅の方が自分に必要なように感じられてきたんです。

ちょうど仕事で呼ばれたり、友達に誘われたりすることも多く、旅が旅を呼んでいたので「今年は旅の年にしよう」と自分の中で決めました。 こうして29、30歳くらいの頃は、年の半分以上日本にいない生活をしていました。常にどこか違う場所にいた気がします。

ベトナムのカフェで仕事中。旅と仕事どちらも楽しむ
ベトナムのカフェで仕事中。旅と仕事どちらも楽しむことを忘れない

―「旅が旅を呼ぶ」…とても素敵なフレーズですね!旅とお仕事との両立は難しくありませんでしたか?

それまでは旅行のために仕事を長期間休むことに抵抗がありました。だけど仕事を理由に自分にストップをかけるのは止めようと思って、たくさん旅するようになりました。働き方についても、リモートでできるものはリモートでやってみようと思って、仕事や打ち合わせを遠隔で行う働き方をがんがん取り入れました。やってみると、案外仕事に支障がなくて「今までの生活は何だったんだろう?」と思いました。仕事は日本国内でしかできないという概念にとらわれてしまっていたんですけど、実際はそうではなかったことを強く体感しましたね。

―働き方を変えたことで、どんどん遠くに旅できるようになったんですね!

大陸はほぼ制覇!?生で見て肌で感じた世界の絶景

空から見ると浮かび上がる、ナスカの地上絵
空から見ると浮かび上がる、ナスカの地上絵

―たくさん海外に旅行されていたということですが、どんなところに行っていたんですか?思い出に残っている旅先を教えてください。

南米旅がとても記憶に残っています。ペルーとボリビアに行って、ナスカの地上絵、マチュピチュ、ウユニ塩湖と南米黄金コースを巡りました。特にナスカの地上絵はすごく感動しました。見たときに心が震えましたね。その他にもいろいろなところに行ってます。アフリカも行ったことがあるし…南極・北極以外の大陸は全部行ったと思います。

エジプトで気分は冒険!ピラミッドの迫力に圧倒
エジプトで気分は冒険!ピラミッドの迫力に圧倒

―大陸をほぼ制覇…本当に活動的に旅をされていたんですね!アフリカではどのあたりに行ったんですか?

アフリカは、タンザニアとルワンダ、それからエジプトも行きました。 エジプトは、仕事でイスラエルにいる友達のところに行ったとき、せっかくなら周りでどこか行ってみようということで、ついでに遊びに行ったんです。私、ずっとピラミッドを生で見てみたくて…結局中には入らなかったけれど、見に行ったことで「冒険した!」という達成感はありました。

(撮影地をお教えください。)
エキゾチックなワンピースでエジプト・フィラエ神殿へ

―ピラミッドもナスカの地上絵も、直接見ると写真で見たときとは全く違う感動がありそうですね。

そうですね。私は地図とかニュースで見るより、自分の目で確かめたいんです。直に見て感じないとわからないことがたくさんあると思うので。写真を見ることでその場所に行った気分を楽しむ人もいると思いますが、私は自分の目で確かめたい、体感しに行きたいという思いが強いです。

―実際に足を運んだ旅でしか得られない感動ってたくさんありますよね。自分で体験することを大切にするのが、田中さんの旅のスタイルなんですね。

何度でも行きたい!ホテルマニア・田中里奈さんの推しホテル3選

素敵なホテルに夢中!時には日替わりで次のホテルへ
素敵なホテルに夢中!時には日替わりで次のホテルへ

―旅をする中で「自分はこういうものが好きだな」と発見したことはありましたか?

実はホテルフェチっていうくらい、ホテルが好きです!ホテルの空間とかそこにあるインテリアが大好きなんです。だからどこに行くにしても、ホテルだけは絶対にこだわります。世界中、どんな場所に行っても!例えば、ニューヨークに行った時はホテルを毎日変えることもあって、それが旅の目的になる時もあります。

ファームデール系列の「コヴェントガーデンホテル」(ロンドン)
ファームデール系列の「コヴェントガーデンホテル」(ロンドン)

―日替わりホテルとは!まさにホテルマニアですね。世界のホテルを見てきた田中さんの、お気に入りホテルをぜひ教えてください!

ホテルは毎回洗いざらい調べるので、一度行った都市のホテル事情はかなり詳しくなってます!まず、空間やインテリアの雰囲気が特におもしろいのは「ファームデールホテル」です。ロンドン、ニューヨークにいくつかある系列のホテルです。ここはすべての客室で一部屋ごとに全部インテリアが違うんですよ。どれもオリジナルのテキスタイルで揃えられていて…世界観がとても好きです。何回も泊まって違う部屋を楽しんだり、系列の別ホテルに泊まって違いを楽しんだりもできるので、ファームデールホテル系列はとてもおすすめです。

"「ザ・ビューホテル」眼前に広がるのはモニュメントバレー!
「ザ・ビューホテル」眼前に広がるのはモニュメントバレー!

―インテリアがユニークで、どれもこだわりが感じられますね!客室からの景色も、ホテル選びで気になるポイントだと思うのですが、眺めのいいおすすめホテルはありますか?

眺めが素敵なホテルといえば、「ザ・ビューホテル」です。アメリカのモニュメントバレーの目の前に立っているホテルなんですけど、ここの眺めは最高です。朝も昼も晩も、一日中全客室からモニュメントバレーが一望できて本当に素晴らしいんです!何回も行ってインスタに載せていたら、このホテルで偶然「田中さんのインスタを見て行きたくなって来ました!」という人に出会いました。

リゾート感溢れる「インターコンチネンタル・ダナン・サン・ペニンシュラリゾート」
リゾート感溢れる「インターコンチネンタル・ダナン・サン・ペニンシュラリゾート」

―すごいですね!実は今回編集部がお声掛けしたのも、田中さんの「ザ・ビューホテル」の投稿を見たことがきっかけなんです。田中さんの旅に憧れてしまう気持ち、わかります。リゾート系のホテルはいかがですか?

年始に行ったベトナム ダナンで宿泊した「インターコンチネンタル・ダナン・サン・ペニンシュラリゾート」はリゾートホテルの中でも特にお気に入りです。 もともと猿山だったところを開拓してホテルが作られたみたいで、ホテルの敷地内にサルがたくさんいるんです。

ホテルでは絶景アフタヌーンティーも堪能
ホテルでは絶景アフタヌーンティーも堪能

敷地内をゴンドラで移動するほど広くて、プライベートビーチがあったり、部屋にプールがついてたり、ホスピタリティも素晴らしいホテルでした。ミニシアターもあって、ここで一週間くらいゆったりしたいって思いました。それから、天空に浮いているようなデザインのレストランでアフタヌーンティーをしたのですが、それも最高でした!眺めの良さが抜群なんです!

―どんなところに泊まるかは、旅の大切な醍醐味の一つですよね。田中さんのおすすめホテル、どれも素敵なところばかりで今すぐ旅に行きたくなりました!

ファッションに妥協ゼロ。「旅先に馴染むコーディネート」へのこだわり

南フランスを楽しむ「大人バカンスコーデ」
南フランスを楽しむ「大人バカンスコーデ」

―ファッションモデルとして活躍されている田中さんですが、旅先でのファッションにこだわりはありますか?

もちろんあります!旅に行くときには、その場所にしっくりくる服を意識して毎回コーディネートを組んでいます。リゾートに行くときはリゾートっぽい格好、南フランスとか南イタリアに行くときは大人っぽい格好とか、その場その場で違う服を着て、その場所に馴染むのが楽しいんです。ここ数年は旅行用に服を買うことがすごく増えましたね。旅先に合わせた服を考える時間がとても好きです。

エスニックファッションで南米・ボリビアへ
エスニックファッションで南米・ボリビアへ

―旅先によって田中さんの雰囲気ががらりと変わっているのが、とても素敵です!日常のファッションを考えるのとはまた違う楽しさがありそうですね。旅慣れている田中さんですが、パッキングのルーティンなども決まっているんでしょうか?

いつも旅をしているので、最低限のスキンケアや身の回りのものなどを詰めたセットを常に用意しています。それに季節と場所に合わせた服を足して、荷造りをしています。服選びに関しては、滞在日数分、何を着るかを全てコーデを組んでいるんです。時には写真を撮って悩むこともあります。「こんな感じのファッションで行こう!」って決まったら、それをトップス・ボトムスに分けて入れ直す、という作業をしています。

お気に入りの旅先・台湾ではお買い物をすることも
お気に入りの旅先・台湾ではお買い物をすることも

―写真まで撮るとは…スタイリストさんのようですね!ちなみに、現地で服を買うこともありますか?

あまり買いませんね。台湾では服も買いますけど、それ以外の場所ではほとんど物は買わないんです。モノより思い出を大切にしたいタイプなので、買い物の時間よりも思い出を作る時間を優先したいんです。

―モノより体験ということですね。ここにも、自らの体験を大切にする田中さんの旅の姿勢が表れているんですね。

田中里奈さんの旅を動画でチェック!

旅を始めたきっかけやおすすめホテル、こだわりの旅ファッションの楽しみ方などたくさんお話を聞かせてくれた田中里奈さん。今回のインタビューで伺ったおすすめスポットや、田中さんが撮影された旅の記録、旅でのエピソードを冒頭の動画でも詳しく紹介!
また次回の後編記事では田中さんが旅を通して得たもの、田中さんの旅への思いを伺っていきます。そちらもどうぞお楽しみに!

  • 原宿系のトレンドに興味を持つ若者たちから、コーディネートセンス、ヘアスタイルなどで絶大な人気を誇る。多彩なファッション誌に登場し、ブランド広告・キャンペーンガールなどでも幅広く活躍。現在は企業ブランドとのコラボやプロデュースを中心に活動している。

    田中里奈公式インスタグラム:@tanakaofficial  

text:中村美咲 Photo提供:田中里奈

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。

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