フランス伝統製法で作る「ブーランジュリー ボネダンヌ」の焼き立てパンが絶品!
パリで腕を磨いた職人、荻原さんがオープンしたパンと焼き菓子のお店「ブーランジュリー ボネダンヌ」。香り高い本格的な味わいが評判を呼び、ご近所さんを中心に多くのお客さんを魅了しています。今回は、そんなボネダンヌの焼きたてパンの匂いに誘われて、三軒茶屋に行ってきました!
バゲットサンドで新しい食の楽しみ方を提案
「ブーランジュリー ボネダンヌ」の人気メニューは、オーダーをするとその場で作ってくれるバゲットサンド。ハムとグリュイエールチーズを挟んだ「ジャンボンフロマージュ」550円(税込)や、木いちごと自家製のバターを乗せた「タルティーヌフランボワーズ」330円(税込)など、種類も豊富です。
バゲットサンドに力を入れている理由について「食に幅を持たせたかったんです」という店主の荻原さん。バゲットを単体で販売しても、なかなか食べ方を思いつかないお客さんが多いので「木いちごとバターを合わせた甘いサンドイッチもあるんですよ」など、新しい楽しみ方を提案したかったのだそうです。
フランスの法律で定められた製法「バゲットトラディション」
そんなバゲットは、パリパリ食感とふわりと広がる香りが特徴的。その深い味わいの秘密を、ちょっとだけ教えてもらいました。まずは、何と言っても製法にこだわりが!
材料や作り方は、フランスの法律で定められている「バゲットトラディション」という製法を採用しており、「きちんとした技術を身に付けていなければ、美味しいパンを焼くことができないんです」とのこと。ちなみに材料は、小麦粉、塩、酵母のみで添加物は一切入っていません。
パンの風味は小麦と酵母のバランスが決め手になるそうで「何度も何度も、香りを感じながら研究を繰り返しましたね」と荻原さん。そんな試行錯誤を重ねて、現在はフランス産の小麦を4種類使用しています。
作り方は、前日に作った生地を1日かけて熟成させる「低温熟成発酵」という方法で、時間をかけてじっくり発酵することで旨みがグッと増すとのこと。ちなみに流通している多くのパンは既製品のイーストを使っていて、すぐに製造はできるものの、深い味わいはなかなか出せないそうです。
他にも「ボネダンヌ」には美味しいパンがたくさん。たとえば、パイ生地のなかにレモンクリームが入った「ショソン オ シトロン」430円(税込)。酸味が効いた爽やか味わいが特徴的で、毎年夏になると発売するメニューです。
また「トルサード ショコラ」290円(税込)も人気商品。パイ生地のなかにカスタードとチョコチップを入れてぐるぐる巻いたパンで、フランス人のお客さんから「フランスでよく食べていたから作ってよ~」と言われて開発したそうです(笑)。
豊かな香り、ほっくり食感、絶妙な甘さの秘密は石窯にあり
「ボネダンヌ」のおすすめはパンだけではありません。手作りの焼き菓子も絶品で、イチオシは「豊かな香り」「ほっくり食感」「絶妙な甘さ」が口の中に広がる「パン屋のマドレーヌ」160円(税込)。
美味しさの秘密を聞いたところ「石窯を使っているからですね」と荻原さん。絶品の焼き菓子を作るためには高温で焼き上げることが大切ですが、一般的なオーブンでは中まで火が通りません。一方、石窯で焼くと遠赤外線の力でしっかりと火が入り、外側はサクッと中はしっとりの絶品マドレーヌが完成します。
ランチはもちろん、週末は朝食にサンドイッチを買って行く方も多く、おやつの時間には子どもが1人で訪れることもあるそうです。色々な用途にぴったりのパンが並び、その日の気分で楽しみ方を変えられる「ボネダンヌ」に、ぜひ足を運んでみてください。
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