古都・奈良でイギリス伝統のアフタヌーンティーを優雅に楽しむ
イギリス・ブライトンに住んでいたオーナーが、2015年にオープンした「BRIGHTON TEA ROOM(ブライトンティールーム)」。本格的なアフタヌーンティーを目あてに、たくさんの人が訪れます。アフタヌーンティー以外にもイギリス伝統のスイーツや朝食が楽しめ、ゆったりとした時間が過ごせる英国式ティールームです。
奈良でイギリスの文化にふれる
ならまち近くの静かな路地を歩いていると、風にはためくイギリス国旗が見えてきます。このレトロな建物の2階にあるのが「BRIGHTON TEA ROOM」。1階には英国ファッションブランド「Jump the Gun」の日本支店があり、路地の一角でここだけがイギリスの雰囲気です。
2階へ続く階段を上がって扉を開くと、正面の大きな棚が目に入ります。紅茶の缶やカップなどが並んでいるのがとってもおしゃれ。茶葉はもちろん、カップやお皿といった食器類やポットなどもイギリスから直接取り寄せたものを使っています。
イギリスのブライトンに22年間住んでいた、オーナーの松井奈美さん。帰国後、日本の伝統ある町でイギリスの伝統を伝えるティールームを開きたいと、奈良に「BRIGHTON TEA ROOM」をオープンしました。古き良き伝統を守りながら現代の感覚をミックスさせた、リアルなイギリスを伝えています。
「アフタヌーンティー」で優雅なひととき
イギリスのティータイムといえば、「アフタヌーンティー」。英国貴族たちの伝統的な習慣で、午後に紅茶とおやつを味わいながら優雅に過ごします。そんな憧れの「アフタヌーンティー」を楽しめるとあって、たくさんの人が訪れています。
デザート3種、サンドイッチ2種、スコーン2個が、2段のお皿に並び、たっぷりのポットティーがセットになっています。一つひとつ楽しみながら、ゆったりとした時間が過ごせますよ。上段のスイーツやスコーンは、単品メニューもあります。「アフタヌーンティー」は2名以上から、3日前までに予約が必要です。
イギリスそのままに楽しめるスイーツがいろいろ
「ニッカボッカグローリー」は、チョコレートメレンゲに2種類のアイスと季節のフルーツをトッピングしたアイスクリームサンデー。1920年代からイギリスで親しまれてきたスイーツで、「おじいちゃんやおばあちゃんたちが、お散歩ついでにアイスクリームパーラーで一休みしながら食べている」姿は、想像するだけでほのぼのとしてきますね。
季節メニューの「サマープディング」はフルーツたっぷりでキュートなビジュアル。中には、少量の砂糖で煮込んだイチゴやラズベリー、ブルーベリー、ブラックベリー、レッドカラント、ブラックカラントなどがぎっしり。ビタミン豊富でさわやかな酸味、夏にピッタリのおいしさです。
さくっとしたチョコレートメレンゲにふわふわのホイップクリームをトッピングした「チョコレートパブロワ」。こちらも紅茶によく合うイギリスの伝統的なスイーツです。
朝食もイギリス式でいただきます!
目玉焼き、ベーコン&ソーセージ、トマトで煮込んだビーンズとマッシュルーム、ハッシュドポテトにトーストが付く、ボリュームたっぷりのイギリス式朝食。1日中オーダーできるので、ブランチにもよさそうです。ほかにもチーズトースティやフィッシュ&チップスといったメニューがあるので、さくっとビールというのも楽しそう。
もちろんサクサクのスコーンもおすすめです。クロテッドクリームとジャムを添えたトラディショナルスコーンは、種類豊富なブラックティーと一緒に楽しみたいですね。
料理やスイーツの雰囲気がよくわかるイラストが描かれたメニュー表にも注目。このステキなイラストをモチーフにしたポストカードやオリジナルジャパニーズティータオル(限定生産)も要チェックです。
古都奈良にいながらイギリス気分を味わえる「BRITON TEA ROOM」。ならまちに出かけたら、ぜひ立ち寄って、ゆっくり過ごしてくださいね。
※価格はすべて税別
text:安田良子(ウエストプラン)
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