京都・祇園の、知る人ぞ知る夜カフェでスイーツ&シメパフェを
京都が大好きで、深夜まで京都を満喫したい女子にこっそりオススメしたいのが「祇をん ひつじカフェ」。街中で、なんと深夜2時まで絶品のパフェやスイーツ、フレンチプレスの本格的なコーヒーが楽しめます。知っていないと見つけにくい隠れ家的雰囲気も魅力的。シメスイーツにもう1軒いかがでしょう?
Summary
知っていると自慢できる?歓楽街・祇園の隠れ家的空間、「祇園楽宴小路」
京都の大人の歓楽街といえば、祇園東エリア。クラブやラウンジの入った雑居ビルが立ち並び、迷路のように細い道が入り組んでいます。そんな夜の住人が集うエリアに、感度の高い女子たちがこっそり通う、人気の夜カフェがあるのです。
四条通りから花見小路を北に上がったら2筋め。信号機とタバコ屋さんが目印の角を右に30〜40メートルほど歩きます。突き当たりの白い建物まで行くと、行き過ぎなので注意して!
建物の間に、人ひとり歩けるほどの石畳をみつけたら、そこが「祇園楽宴小路」への入り口。
細い路地を抜けると現れるのは、小さな池を中心に火の見櫓の立つ、ぽっかりと空いた歓楽街らしからぬ空間。火の見櫓の下には、ベンチもあり、ひと休みしている人の姿もちらほら。
池には清水が流れ込み、金魚の泳ぐ姿も。この池を取り囲むように4〜5軒のお店が並びます。
今回ご紹介する「祇をん ひつじカフェ」は、この「祇園楽宴小路」の中の一軒。2階建の町家を利用し、1階はカフェ、2階は気軽に利用できるおばんざい屋さんになっています。
イチオシは、名物プチシューがのったチョコレートパフェ!
「祇をん ひつじカフェ」が9年前にオープン以来の人気メニューといえば「さくさく 和三盆シュー」ですが、今回、一番にオススメしたいのが、「アイスが選べるチョコレートパフェ」。選べるアイスは、ほうじ茶、抹茶、チョコ、バニラとありますが、一番人気はほうじ茶。
内容もすごくて、上からチョコレートのシロップをかけたチョコレートアイスとほうじ茶アイスをメインに、添えられているのは、和三盆シューとシュー皮入りの生チョコレート。アイスゾーンの次には酸味の効いたフレッシュなイチゴとクラッシュしたさくさくの歯ざわりのよいシュー皮が現れます。
カップの底のオレンジの皮で香りづけしたゼリーは甘さをかなり控えてあり、後味はさっぱり。かなり完成度の高いパフェに仕上がっています。祇園のお店らしく、アイスには金箔がかかっていて、高級感あり。それでいて、お値段が1000円。お値打ちすぎて驚きです。
フレンチプレスのコーヒーと季節の和三盆プチシューで深夜カフェ
「祇をん ひつじカフェ」がおすすめの理由は、営業時間の長さにもあります。平日でも15時から24時まで、金曜や土曜日なら深夜1時まで営業。まだまだ喋り足りなくて、もうお酒はいらないけれど、もう少し京都の夜を楽しみたいとき、この店を案内できたらかなり鼻高になれそう。
コーヒーは、豆の味がダイレクトに伝わるからこそ、豆選びに妥協を許さないフレンチプレス。
名物の「さくさく和三盆シュー」は定番のカスタードのほかに、月替りで桜、桃、抹茶などの味が登場します。舞妓さんの紅が落ちないようにと考えられたひと口サイズのシューは5度も温度を調整しながら焼きあげた皮のさくさく食感が魅力。
箱入りのテイクアウト商品は、ここに足を運ばないと買えません。女将さんみずからがデザインにも関わったという箱は高級感があり、おみやげにしたら喜ばれそう。
祇園東エリアの隠れ家的スポットにある、昼夜使える穴場カフェ。祇園の高級感もありつつ、お値段は手頃。案内すれば、「こんなところに、こんなカフェがあったんだ!」と喜ばれること間違いなし。まだまだ遊び足りない京都の夜、シメの一軒にいかがでしょうか。
※2020年8月現在時短営業中につき月~木曜は15~24時、金曜は~翌1時、土曜は12~翌1時
Photo:瀬田川勝弘
text:小西尋子
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