京都ツウが通う和菓子店。小箱に入ったおいしいお菓子をお土産に
昭和 22年、京都の祇園にて創業した五色豆・甘納豆の専門店「十六五(とうろくご)」。素材の味を生かしたお菓子はどれも上品なおいしさで、ファンも多い名店です。そんな十六五では、贈り物用としてすてきな小箱に入ったお菓子をラインナップ。色とりどりの千代紙で包まれたかわいらしいルックスに惚れ惚れします。
Summary
花街、祇園の小さな和菓子店
京都を代表する花街、祇園。京阪電車「祇園四条駅」から八坂神社へ向かう通りは「祇園商店街」として多くのお店が軒を連ねています。
「十六五」はそんな祇園商店街にあるお店。国の登録有形文化財にも指定される「南座」の向かい側にあります。
京都の銘菓として知られる五色豆や甘納豆の専門店として創業した十六五は、以来この地にお店を構えています。多くの人が行き交う場所柄、手みやげで利用するお客さんが多く、京都の“はんなり”を表現するお菓子がずらり。
五色豆や甘納豆だけでなく、丸くてむっちりやわらかな食感の「まろい餅(162円)」も大人気。お餅のようなむちむちの生地でやさしい甘みの小豆あんを挟み、お茶受けにぴったりのおやつです。
小さな箱にお菓子を詰めて…
そんな十六五でおみやげとして人気なのが、かわいらしい箱にお菓子を詰めたこちらの一品。こんぺいとうと五色豆がそれぞれ別々の箱に入っており、2箱1セットになっています。色とりどりの千代紙箱が2つ連なる姿がなんともかわいい!
五色豆は、厳選した青えんどう豆を焙煎し、じっくり時間をかけて砂糖で衣がけをしたお菓子。赤色は梅肉、黄色は柚子、茶色はニッキ、緑色は青のり、白色は純粋砂糖と、それぞれ天然の味付けがなされた上品な味わいです。
色味も鮮やかなこんぺいとうは、口の中に入れるとカラコロ涼やかな音をたてて儚く消えていきます。いずれもほっとひと息つきたい時に少しずつ食べたい甘味です。
千代紙2段小箱よりももう少し大きいサイズの箱(箱代275円+商品代)も用意され、好きなお菓子を入れてもらうことも可能。おみやげはもちろん、ちょっとしたお祝い事やプレゼントのお返しなどにもよさそうです。
乙女心が高鳴る「ハート最中」
また食べ歩きやかわいらしいお土産のひとつとして「ハート最中」も人気上昇中。薄ピンク色の最中に、上品なあんこをたっぷりと詰めて、サクサクの歯触りとねっとりあんこのバランスの妙を楽しみます。ひと口サイズがちょうどいい!
単品での販売のほか、専用ギフトの箱入り(4個入り/864円)もあり。気になる人への“ハート”のこもったギフトはいかがですか?
最中に抹茶アイスと十六五オリジナルの大納言小豆を入れ込んだ「抹茶アイス最中」も美味! クリーミーで爽やかな抹茶アイスと、甘さ控えめの上品な大納言小豆が絶妙にマッチし、パリパリの最中とも相まってクセになるおいしさです。
京都で長年培われた甘味が気軽に楽しめる十六五。祇園散策の合間に立ち寄りたい、すてきな和菓子店でした。
text:木村桂子(ウエストプラン)
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