まるで京都のお茶屋で遊んでいる気分!超有名天ぷら店が手がけるカフェ&バー
京都・祇園をはじめ花街では、芸妓さんや舞妓さんを呼んで飲食できるお茶屋文化があります。一見さんお断りが多く敷居が高いことでも知られていますが、そんなお茶屋の雰囲気が、大丸心斎橋店で気軽に楽しめることをご存知でしょうか? 「お茶屋バー 近江榮(おうみえ)」で洗練されたカフェタイムが楽しめます。
祇園の名店「京都祇園 天ぷら 八坂圓堂」がプロデュース
「お茶屋バー 近江榮」は2019年9月、大丸心斎橋店の建て替えリニューアルと同時にオープンしたお店。京都・祇園にある天ぷらの名店で、アメリカ・ビバリーヒルズにも店舗を構える「京都祇園 天ぷら 八坂圓堂」が手がけています。
明治18年、祇園八坂新地に「お茶屋近江榮」として創業した「京都祇園 天ぷら 八坂圓堂」。現在も「ワイン&バー 宮川町近江榮」「ホテルバー近江榮」と、その屋号を受け継ぐお店が京都にあります。「お茶屋バー 近江榮」はそんな“近江榮”ブランドの中でも、よりお茶屋の雰囲気をイメージしたつくりが特徴。
木の引き戸をカラカラと開けると、美しく磨かれたカウンターがお出迎え。大きな窓にはすだれが掛けられ、お茶屋さんらしい雰囲気が漂います。奥には座敷席も設けられ、おもてなしの席にもぴったり。
「天ぷら 八坂 圓堂」には芸妓さんや舞妓さんがよく来られることもあり、お得意先へ配る名前の書かれた京丸うちわもずらり。「お茶屋バー 近江榮」にも、お忍びで芸妓さんや舞妓さんがよく来られるそうです。
大丸心斎橋店限定の「焙り最中」
バーとしてだけでなく、気軽なカフェ利用もできるのが魅力の同店。名物メニューは目の前で最中をパリパリに焙ってもらえる「焙り最中(1100円)」です。
上品な甘みが特徴の山科製餡のあんこをたっぷりと、つややかな栗の甘露煮をトッピング。焙った最中の中に、自分でそれぞれ詰めていただくスタイルです。
パリパリ小気味いい食感で砕かれる最中と、ほどよい甘みのねっとりあんこがなんとも好相性。栗の甘露煮もさらりとした甘みで、とっても軽やかな味わいです。コーヒーや紅茶にはもちろん、ワインやカクテルとのマリアージュも楽しめそう。「あんこが苦手な方でも、この最中なら食べられる、とおっしゃっていただけます」とスタッフさん。
特徴的なポットで至福のティータイムを
また、ドイツ・ロンネフェルト社の「スリーピングポット」で淹れる紅茶も、かわいらしいと人気です。茶こしがついたこのポット、斜めにしたり寝かせたりすることで紅茶を抽出したり茶葉とお茶を分離させたりができるのだそう。
茶葉は2、3種類から選べ、もちろんお任せもOK。キラキラきらめくマドラーシュガーでかき混ぜつつ、上品な風味と香り、甘やかな味わいを楽しみましょう。
お茶屋らしい雰囲気を楽しみながら、気兼ねなくゆっくりとくつろげる「お茶屋バー近江榮」。バーテンダーによる洗練されたワインサーブやシェーカーさばきもまた見ものです。
ゲストの年齢層も幅広く、女性1人での来店も多いのだそう。花街の空気感を楽しみつつ、ちょっと特別なカフェ&バータイム、いかがですか?
text:木村桂子(ウエストプラン)
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