アクアマリンふくしまがリニューアル!生きものを身近に感じる体験型水族館

アクアマリンふくしまがリニューアル!生きものを身近に感じる体験型水族館

堀江周子(編集長ホリエ) 堀江周子(編集長ホリエ)
福島県 おでかけ 水族館 動物園 るるぶ&more.編集部
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海が好き、水族館好きのるるぶ&more.編集長、ホリエです。今回は東北地方最大級の福島県いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」のかわいい生き物たちをご紹介。“体験型水族館”と言われるだけあって、魚や生きものたちをより身近に感じられる展示が魅力です。かわいすぎていつまでも見ていたい生きものたち、皆さんはどの生きものに会ってみたいですか?

Summary

アクアマリンふくしまってどんな水族館?

2020年7月に開館20周年を迎えたアクアマリンふくしま。その魅力は、海の生きものたちがとても近く、身近に感じられることです。他では見たことがないようなレアな生きものから、愛くるしさバツグンの人気モノたちまで、ひとつひとつの水槽を眺めていると1日では足りないくらい。“潮目の海”をテーマになんと約800種類の生きものを展示し、2015年~2020年春までで、新種の生きものを7種公表するなど、研究力にも定評のある水族館です。

また、飼育困難魚「サンマ」の常設展示は、世界でもアクアマリンふくしまだけ!キラキラと光が差し込む水槽の中を泳ぐサンマの大群は、見ていて飽きないですね。

施設西側に広がる「蛇の目ビーチ」は広さ約4,500㎡と世界最大のタッチプールです。ヒトデやナマコが暮らす磯に裸足で入ることができるので、生きものたちにより近づいて触れることができます。この日もカラフルなヒトデたちに会うことができ、ひっくり返しておなかを観察したり、ツンツン指で触れてみたりと、まさに体験がいっぱい!

アクアマリンの激レアや人気モノたちをチェック

【クラカケアザラシ】オホーツク海やベーリング海など冷たい海に暮らしていて、ほとんど陸に近づかないため、生態が不明で飼育が難しい生きもの。展示されているのは世界でここだけです。じーっと一点を見つめる姿がなんとも愛らしい。

【ハゴロモコンニャクウオ(手前)】こちらもかなりレア!長い胸びれに、エサを感じる器官があり、水槽にエサのサクラエビやイソメを入れると、胸びれを大きく広げながら、ゆっくりと泳ぎます。

【ゴマフアザラシ(手前)】一番の特徴は白と黒のゴマ模様で、この模様は個体によって異なります。また、生後約1~3週間の赤ちゃんにはゴマ模様はなく、白い産毛に包まれているとのこと。
窓ガラス越しにこちらを見ている姿がなんともかわいい!だれもがカメラを向けずにはいられない人気モノです。

【ギンカガミ】私がとっても気になったのがこちらのお魚。薄っぺらくて、シルバーの輝きがすごい!鱗がない体表は薄くて擦れてしまうため、水族館で飼育されることがほとんどないレア魚です。

【チンアナゴ】土に埋もれている部分も含めるとどのくらいの長さか知っていますか?答えは大人で約30cmもあるそう!キョロキョロとあたりを見渡していますが、同じ穴から2匹が飛び出ている仲良しさんもいますよ。

【コブシカジカ】北海道知床の500メートル以深で採集。大きなかわいい瞳に吸い込まれそうです。じっと見つめあっていたくなっちゃいますね。こちらの展示で面白いのが、「鍋や唐揚げで食べることもあるそうです」との説明板の一文。思わず笑みがこぼれます。

【フェネック】大きな耳が特徴のフェネックは、北アフリカからアラビア半島の乾燥地帯に分布するキツネの仲間です。2020年6月には赤ちゃんが生まれました!お名前はカマル、アラビア語で「月」という意味なんですって。

幻想的、そして神秘的な水槽

サンゴ礁の海はまさにフォトジェニックスポット!青や黄色、ピンク色とりどりの魚たちが、優雅に泳ぐ姿を見ていると、なんだか水中で一緒に泳いでいるような気持ちになるから不思議ですね。

全国的に人気のクラゲですが、こちらのアクアマリンふくしまでも幻想的な雰囲気を漂わせていました。

世界最大のカニ、タカアシガニです。オスはハサミ脚を広げるとなんと3メートルを超えるそう。こちらの水槽、青いライトで照らされて、SF映画を見ているような気持ちになる不思議な空間なので、ぜひ見て欲しいです!

20周年を記念してココをリニューアル

開館20周年を記念して、企画展「シーラカンスからメダカまで」を開催中です。長い長い歴史の中で生き残ってきたシーラカンスをはじめ、様々な魚の多様性への理解を深める展示です。観賞用のメダカなどの新しい品種や本来の生態系を脅かしてしまう外来種など、人の手によって生み出される多様性の変化なども勉強することができます。

縄文時代の自然環境を再現した「わくわく里山・縄文の里」もリニューアル。毎日15時30分からスタートするフィーディングタイムでは、「カワウソのふち」で仲良く暮らすユーラシアカワウソファミリーたちのかわいい姿を間近に見られます。ふだんは洞窟で眠っていることも多いカワウソですが、このエサの時間はとっても活発!そして、カワウソの子どもたち、ちょっとずつ顔も性格も違うということなので、ぜひ見比べてみて。

グルメとショッピングも充実

ランチは小名浜の海を一望し、自然光が差し込むレストラン「アクアクロス」でいただきましょう。今回チョイスしたのがコチラ「海の幸(くじらカツ)セット」(1000円)です。かつてくじら漁が盛んな場所だった小名浜にちなんだメニューで、低カロリーでヘルシーなくじらのサクサクなカツは、あっさりとしていて食べやすかったです。福島県会津地方の郷土料理であるくじら汁も一緒にいただけます。

そしてデザートには今度はクラゲのシロップ漬けがトッピングされた「アクアマリンシェイク」をぜひ。コリコリとしたクラゲは不思議な食感。

水族館を満喫した後は、エントランス近くにあるおみやげショップ「JOHMON(じょうもん)」で楽しいショッピングタイムを。イチオシはアクアマリンふくしまの仲間たちをモチーフにしたキュートなぬいぐるみです。特につぶらな瞳のチンアナゴのぬいぐるみは、おみやげにもいいかも!

以前より訪れてみたいと思っていたアクアマリンふくしま。こんなにたくさんのレアでかわいい生きものたちに会えるとは!大満足の一日となりました。
館外に出ると、いつの間にかすっかり日も暮れていましたが、夜の生きものたちは今ごろどんな姿をしているのでしょう…?生きものたちのかわいい姿に想いを馳せながら、帰路につきました。

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


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