カレーと読書で乗り切ろう。真夏の下北沢【くらたまみのお散歩がてらvol.4】

カレーと読書で乗り切ろう。真夏の下北沢【くらたまみのお散歩がてらvol.4】

東京都 ライフスタイル カレー 書店 下北沢のカフェ 散歩
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くらたまみのお散歩企画。第四回目はだいすきな街、下北沢です。文芸・文学の街で、ここに住みたいなぁと思いながら、少し年齢を意識してしまいます。なんとなく「若い夢追い人の街」というイメージがあって、30歳から「よし!」と引っ越せない。うまく言えないけど。「偉大な才能は憧れや劣等感から生まれる」(映画:「あの頃ペニー・レインと」より)という言葉がありますが、"若気の至り"の時こそ感じられる気持ちって、戻ることができない素直で素敵な感情で、それが大人になった自分を奮い立たせてくれるのだと感じます。才能なんて、みんな初めから持っていないとも言えるし、持っているとも言えるし、「才能とは続ける努力」でしかないのかもしれないね。この街にはそんな“若気“を目一杯苦しんで、目一杯楽しんでいいような、独特な雰囲気があります。それにしても暑い。今日は真夏の下北沢で、カレーを食べよう。

Summary

暑い夏の日は、「カレーの店・八月」でおいしいカレーを

下北沢の大好きなカレー屋さん「八月」。ロックバンド「サニーデイ・サービス」の曽我部恵一さんがされているお店です。名前の意味を聞くと、曽我部さんの生まれ月だそう。スタッフのみなさんと店名を考えている時に、マネージャーさんが思いついた案で、みんなで「なんかいいね。」となったのだとか。下北沢は、曽我部さんの制作活動の拠点でもあり、生活の中に馴染む自然な場所になったらいいなとの思いが込められています。

サニーデイ・サービスの曽我部恵一さん
サニーデイ・サービスの曽我部恵一さん

わたしは好きな人の影響で、曽我部さんの歌がだいすきになりました。このお店に飾られている(写真の背景にある)絵はだいすきな曲「セツナ」のジャケットで、歌詞に「夕暮れの街切り取ってピンクの呪文かける魔女達の季節」「また今日もいつものとこで待ってるセツナの恋人」と言う一節があるのだけど、真夏の夕暮れ時に何度も聴きたくなる歌です。

さて、今日は、、八月の海老カレーあいがけキーマ1280円(税込)にしました。見た目から美し…!!
わたしは食べ物の中で一番エビが好きでして(大きめのやつ、小海老はダメ)。合いのせってなんかお得感あるよね。関西人だからかな?それにしちゃいます。見た目も可愛いし。

いつ見ても美味しそうだ…さっそくいただきまーす!! カレーはもうワンパクに食べるに尽きる。うみゃ(うまい)!!思わずこんな顔になっちゃいます。曽我部さんに聞くと、小麦粉や化学調味料を使わず、シンプルナチュラルな味わいにこだわっているそう。本当にいくらでも食べれちゃいそう…!

ここのカレーの好きなところは、食べた後にもあります。なんと食べ終えた後のお皿に、絵が出てくるのですが、一枚一枚違うの!手描き感がたまらなく可愛い~♡

そして、「八月」から続く階段を上がると、3階にはレコード屋さん「PINK MOON RECORDS」(ピンク ムーン レコード)があります。
レコードのある生活っていいなぁ。本当に昔の暮らしに憧れます。無い物ねだりかもしれないけど、本当に現代のSNS全てについていくのには必死で、体力より魂をすり減らしている感じがすごい(笑)。レコードを聴きながら、ゆったりとした時間を過ごしたいと願うくらたなのでした。

いつでも発見がある。大好きな書店「本屋B&B」

では、お腹も心も一杯になったので、次は下北沢の大好きな本屋さんに向かいます。

ついたよー!!こちらが「本屋B&B」です。
もともと下北沢で営業していたのですが、2020年4月にオープンした商業施設「BONUS TRACK」の中の建物の、2階に移転しました。今は新型コロナウイルスの影響でやっていないのですが、通常はお酒も売っていて、ビール片手に本を読めたりもするんです。本のジャンルはオールジャンルをそろえていますが、海外文学が充実していたり、ちょっと珍しいコーナーがあったり、いつ訪れても新しい発見がある街の本屋さんです。

このお洒落な紙の短編集。名作を、短編ずつにして、読書初心者でも手に取りやすい仕掛けになっています。このシリーズを見ると、わたしは京都の「恵文社」を思い出すんです。そこはもう最高にお洒落で。古い物語や、村上春樹さんの短編集が多く飾られていたりします。昔、年下のハルキストの男の子が教えてくれました。そういえばわたしって、自分が好きな場所に必ず恋が絡んでいるんです。超シンプルに恋愛至上主義(笑)。恋をしていない人生は、本がない人生くらい、考えられないな。

気になったらペラペラ。斜め読み方式で気になる文章を抜き出して、気に入ったら速攻で買います(笑)。本にはお金を惜しまない!!

本屋さんにいる男の子も女の子も、スキー場にいる男の子と女の子ぐらい良く見える。気がする。(完全な偏見)

ここは、わたしが好きな「フェミニスト」のコーナー。女性の性の話や、ジェンダー、フェミニズムの話がメインで、いつもすごく気になります。わたしは同性愛の物語がすごく好きなんですよ。自分も抵抗ないし、好きになる人が同性の場合もあるかもしれないしね。

本屋B&Bを出ると、1階にはコロッケ屋さんがあったり、ファスティングジュースのお店、お酒にビール、洋服屋さんが軒を連ねていて、全く飽きずに「BONUS TRACK」の中でフラフラできます。緑に溢れていて、晴れの日は本当に最高!! みんなもぜひ行ってみてー!!

*おまけ*わたしの愛する私物

「本屋B&B」に売っているカバン!色に一目惚れしました。
わたし、本屋さんのエコバックって、これ以外にもめちゃくちゃ持ってるんです。本屋さんのエコバックを集めるのが軽く趣味みたいな。一番のお気に入りだったエコバックは、パリの「シェイクスピア書店」で買ったものなんですけど、泥酔してどこかに忘れてきたんです(涙)。今度パリに行ったら、3個買いだめしよう。

次回もみてね!!

Text:くらたまみ
Photo:中田浩資
ヘアメイク:アオタマユミ
スタイリスト:遊井美紀

  • 【プロフィール】
  • くらたまみ(イラストレーター・タレント)

    2018年、Amazonプライム「バチェラー・ジャパン シーズン2」出演。
    2019年、ゲッターズ飯田著「開運レッスンIII」 の表紙・中共にイラストを担当。また同年、自身の絵の個展「素直展」を開催。その他、イラスト・執筆・芸能で活動中。
    リトルトウキョウプロダクション所属(http://littletokyo.jp)
  • <最新情報>
    2020年10月〜11月
    タクフェス第8弾「くちづけ」
  • 埼玉(プレビュー)、愛知、東京、大阪にて出演決定!
    詳細は、http://takufes.jp/kuchiduke2020/

衣装:ワンピース¥9,800、ピアス¥2,980(共に、ダナン/ルルドインターナショナル)
問い合わせ:ルルドインターナショナル(090-1700-8449)


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