パリの芸術家たちが愛した あこがれのカフェたち3選

パリの芸術家たちが愛した あこがれのカフェたち3選

食・グルメ カフェ るるぶ&more.編集部
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シャガール、オスカー・ワイルド、アルベルト・ジャコメッティ…パリには、世界にその名を知られる芸術家たちが足しげく通ったカフェが、街のあちこちに実在しているんです。今回は、そんな中でも特におすすめのカフェを3つ、厳選してお届けいたします!それぞれの店で長く親しまれている代表メニューもチェックしつつ、かつて訪れたアーティストたちに思いを馳せてみてください。

Summary

第二帝政時代の豪華な装飾を残す/カフェ・ドゥ・ラ・ぺ

1862年にホテルのレストランとして開店した「カフェ・ドゥ・ラ・ぺ」。創業の第二帝政時代からそのまま残っている店内の装飾は、歴史的文化財に指定されています。メニューは定期的に変わりますが、写真はその一例、バンカ産マスのオランデーズソース(€45)です。

歴史的文化財である天井の壮麗なフレスコ画は必見!150年以上もの間、多くのアーティストたちも眺めてきたであろう天井画を見上げてみましょう。

オペラ・ガルニエ横という好立地で、各界の有名人が立ち寄っていたカフェ。アイルランド出身の世紀末文学を代表する詩人・作家・劇作家、オスカー・ワイルド(1854~1900年)もよく訪れていたそうです。

■カフェ・ドゥ・ラ・ぺ
住所:5 Pl. de l’ Opéra 9e
TEL:01 40 07 36 36
営業時間:朝食7時~10時30分(土・日曜は~11時)、 ランチ12~15時、ディナー18時~23時30分
休み:なし

伝説の芸術家が交差したモンパルナスの名所/ラ・ロトンド

1903年創業の、モンパルナスの老舗カフェを代表する存在。1910年頃にピカソをはじめとする画家たちがモンマルトルから左岸のモンパルナスへ拠点を移し隆盛を極め、このカフェにも多くのアーティストが集ったそうです。

写真のお料理は、「厚切りフランス産牛フィレ肉のステーキ、コショウ またはベアルネーズソース」€38。おすすめの一品です。

かつては料金の払えない画家たちの絵が壁中に貼られていたそう。モダニズム形式の肖像画で知られるユダヤ系イタリア人画家、アメデオ・モディリアーニ(1884~1920年)も、そんな画家たちのうちの一人だとか。

■ラ・ロトンド
住所:105 Bd. du Montparnasse 6e
TEL:01 43 26 48 26
営業時間:7時30分~翌1時
休み:なし

パリ派の画家が一堂に会したカフェ/ル・ドーム

シャガールらパリ派画家のたまり場として有名になり、ヘンリー・ミラーやヘミングウェイなどアメリカ文学者たちも通った歴史あるカフェです。アール・デコの壮麗な店内は一見の価値あり!

こちらは人気メニュー「白身魚のポワレ(€48)」。魚介料理のレストランとしても評価が高い名店なので、ぜひシーフードメニューを頼んでみてください。

スイス人芸術家で、彫刻の評価が高いが、絵画や版画も制作していたアルベルト・ジャコメッティ(1901~1966年)は、毎日この店から通りを眺め、名作『歩く男』の着想を得たそうです。同じように通りを眺めていたら、何かステキなことを思いつくかも…!?

■ル・ドーム
住所:108 Bd. du Montparnasse 14e
TEL:01 43 35 25 81
営業時間:8時~翌1時
休み:なし

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掲載した情報をはじめ、パリについてもっと知りたい方は、『せかたびパリ』をご覧ください。

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。
●この記事は『せかたびパリ』の過去に掲載した記事をもとに作成しています。


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