曜日によってお店が変わる!?「カフェトリエ」で新感覚のカフェ体験を。

曜日によってお店が変わる!?「カフェトリエ」で新感覚のカフェ体験を。

るるぶ&more.編集部 東京都 エスプレッソ カフェ カフェラテ コーヒー
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「カフェトリエ」は温もり溢れる空間が魅力のカフェです。お客さんから人気を集めている理由は、美味しいコーヒーと絶品のスイーツ。そして何よりも、その新しいビジネスモデルがリピーターを生んでいる秘密とのこと。それは一体どういうこと?今回はそんなユニークなカフェを目指して、吉祥寺に行ってきました!

Summary

斬新なビジネスモデルでグッドデザイン賞を受賞

「カフェトリエ」はユニークなビジネスモデルを採用しているカフェ。その斬新なスタイルは高く評価され、2019年にはグッドデザイン賞を受賞したほどです。それは、一体どのような運営方法なのでしょうか?カフェトリエ店主の山口さんにインタビューをしたところ、「自分の一歩を踏み出す人がたくさんいます」とのこと。…ますます謎が深まります。もう少し詳しく聞いてみました。

現在、「カフェトリエ」に所属しているコーヒースタンドの店主は4名。曜日ごとにカウンターのなかに立っている店主が違い、「店主が変わる」ということはお店の名前も変わります。ここが「カフェトリエ」のおもしろいところ。つまり「カフェトリエは箱(場所)の名前で、曜日ごとにそこに入っているお店が変わる」という斬新なスタイルのお店です!

ちなみに火曜・水曜は「Boketto」というお店に、木曜は「TOINOWA」、金曜・土曜は「Cafe*33」、そして日曜は「Goodsun COFFEE」に変わります。それにしても、なぜこんなスタイルなのでしょうか?「実は店主とお客さん両方にメリットがあるんです」と山口さん。どういうことだろう...!

コンセプトは、"自分でやってみる"

まず、店主のメリットは「小さな規模で、自分のお店の経営経験を積めること」。現在働いている店主の皆さんは、「将来自分のカフェをやりたい」という夢を持っているそうです。しかし、お店をオープンするのはなかなかハードルが高いこと。

そこで、まずは「カフェトリエ」という空間のなかで週に1~2日だけ独立する。「ちょっとだけ独立する」と言い換えてもよいかもしれません。ちなみに「カフェトリエ」全体のコンセプトは「自分でやってみる」です。

「場所だけを貸りて開業の経験をするのとは大きく違うんです」と山口さん。「場所貸し」や「シェアカフェ」には無い魅力がたくさんありますが、そのなかの2つを紹介します。 まずは、「店舗開業者の志(想い)の整理」ができること。「自分のお店を作りたい!」という夢があっても、「それがどんなお店なのか」また「なぜ自分はお店をオープンしたいのか」までを深掘りして考えている人は少ないものです。そこで「カフェトリエ」では、その人の想いをヒアリングして経験や強みを生かせるお店作りのサポートをしてくれます 2つ目が「店主同士がお互いの夢を共有し、自立しながら一体となって経営ができる」こと。それぞれのお店の店主同士は、毎日の出来事、チャレンジ内容、売上などの共有をはじめ、月に1回戦略会議も開いており蜜に連絡を取り合っています。

お互いが刺激し合い、本気で勉強ができる環境が整っていることが「カフェトリエ」の魅力です。

店主同士のつながりが、お客さんの笑顔を生む

続いて、お客さんのメリットは、楽しみの幅が広がること。曜日ごとにカフェのスタイルが変わり、それぞれの魅力を味わうことができるので、週に何度も足を運び、新しい発見をすることができます。たとえば、金曜・土曜の「Cafe*33」は「みんなが楽しめるスイーツ&ドリンクの提供」がコンセプトのコーヒースタンド。このお店の店主は、元給食調理員なのでアレルギーを持っている子供でも美味しく食べられる料理を作ってきました。そのため、卵不使用のスイーツやカフェインレスのコーヒーなど体にやさしいメニューが並んでいます。

先ほども言った通り、店主のつながりがしっかりしていることが、お客さまから支持を集めている理由のひとつ。「カフェインレスのコーヒーなら、金曜土曜がおすすめですよ」など、店主が他の曜日のお店をすすめることも多いそうです。

コーヒースタンドだけではなく、お菓子屋さんの店主も所属しているなど、新しいコンセプトが楽しい「カフェトリエ」。店内には、どの曜日に行っても手作りのスイーツが並んでいます。曜日ごとに変わるお店の雰囲気と、美味しいメニューに興味がある方は、ぜひ足を運んでみてください。


text:松本俊朔(エフェクト)

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


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