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奈良県最古の醤油蔵がお宿に!パワースポットに囲まれた“泊まれる醤油蔵”オープン

奈良県最古の醤油蔵がお宿に!パワースポットに囲まれた“泊まれる醤油蔵”オープン

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2020年8月29日(土)、1689年(元禄2年)に創業した奈良県最古の醤油蔵元・株式会社マルトが、醤油蔵の一部を宿として改修した古⺠家ホテル『NIPPONIA 田原本 マルト醤油』を開業。なんと奈良県田原本町に宿泊施設ができるのは、これが初めて!手付かずの自然と遺跡が残る田原本で、デトックス旅しませんか?

Summary

初めて宿泊施設ができた町「田原本町」は、パワースポットと自然の宝庫

ここ奈良県・田原本町は、 田畑に囲まれ大和の原風景が望める地。重要文化財や遺跡、神社仏閣が多く存在します。

たとえば「村屋坐彌冨都比賣神社(村屋神社)」。奈良盆地の中で唯一残る古代の精霊宿る原生林にある村屋神社は、日本最古とされる大神神社(おおみわじんじゃ)の別宮で、古より両方をお参りすることで御利益があると伝わるパワースポット。この神聖な祠が『NIPPONIA 田原本 マルト醤油』から歩いて1分のところにあります。

また、弥生時代の環濠集落(かんごうしゅうらく)とされる国史跡「唐古・鍵遺跡」、邪馬台国の候補地とされる「纒向遺跡」も『マルト醤油』から車で10分ほどの場所に。古代からの歴史に触れてみるのもいいですね。

レトロ建築好き、歴史好きも感動、奈良伝統建築様式がそのまま残るお屋敷に宿泊

『マルト醤油』は、奈良県最古の醤油蔵。 70年前に一度閉業しましたが、醤油蔵の再興をかけ、築130〜140 年の蔵の一部を宿泊棟に改修し、新たに開業。

奈良県の古民家特有の建築工法・大和棟造りで建てられた母屋を中心とする屋敷内には、かつて住み込みで働いていた蔵人たちの生活を、至るところで感じられます。

客室「府庫」の入り口
客室「府庫」の入り口

全7室の客室はかつての“醤油蔵元の使われ方”に着想を得て、家具や装飾を施しており、古文書が保管されていた部屋は「府庫」、原材料を貯蔵していた蔵は「糀」「碓」など、部屋名にも醤油づくりや蔵の歴史に因んでいるのもこの宿ならでは。

お屋敷内のココをチェック!330年の歴史の遺構

七福神の飾り瓦
七福神の飾り瓦


客室以外の空間にも、蔵の創業当時から来客の方々を見守る七福神の飾り瓦などたくさんの「おもてなし」の心を発見。

丁寧に手入れされた庭には、春日灯篭、330年間祈りを捧げる社など、創業時と変わらない景色が残るので、敷地内を探索するのも楽しそうです。

古文書を読み解き、復刻!「マルト醤油」のごちそう


醤油蔵を復活させるため、18代目当主・木村浩幸氏が書庫に保管されていた古文書を読み解き、醤油づくりを再興。伝統の製法を探り続けるうち、蔵付き菌が生き続けていたことを発見。伝統の手法で醤油醸造を蘇らせ、2022年には『マルト醤油』オリジナル醤油の発売を目指しています。

さきがけて、マルト天然醸造醤油を、宿泊者向けの料理に使用。また、食事は当時最上のお客様をお迎えしていた特別な奥の間で、美しい庭の景色を眺めながら。澄んだ空気と静謐な空間もごちそうです。

田原本の地域は、古都・奈良の稲作発祥の地。多種多品目の野菜が育まれる田原本町の新鮮野菜も、たっぷり味わえますよ。

話題の「GO TO トラベルキャンペーン」の割引対象になったプランもあるので、密にならない静かなパワースポットで癒されたい人は、チェックしてみて!

■“泊まれる醤油蔵”古民家ホテル「NIPPONIA 田原本 マルト醤油」開業

開業日:2020年8月29日(土)
所在地:奈良県磯城郡田原本町伊与戶170
TEL: 0744-32-2064
料金:朝食、おやつ、夜食付き1泊1人1万9000円〜(人数・日程・部屋により異なる、オプションで夕食も選択可)

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

Text : 小西尋子

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