エッグタルトにミルクティー◎香港のま~ったりレトロカフェ7選
実は香港には、建物自体に歴史的価値があるような喫茶店から、レトロモダンなリノベ店まで、バラエティー豊かなカフェがたくさんあるんです!簡単な食事とドリンクを提供する昔ながらの喫茶店やレトロ趣味の新しい店を指す「冰室」や「咖啡室」、長時間の営業や多彩なフードメニューを展開した香港式のファミレス「茶餐廳」など、種類もたくさん。異国情緒たっぷりでフォトジェニックな空間で、まったりひと休みしてみてください!
Summary
香港レトロなフードと装飾にほっこり/南龍冰室
天井から鳥籠が下がっていて、床や壁にはかわいらしい色のタイルで装飾がされたインテリアが目を引くお店です。創業1961年の、細かいタイルが張られた店内はとってもレトロです!
看板メニューのエッグタルト「蛋撻(1個HK$7)」は、店頭で販売されている売り切れ御免の名物です。他に、お得なセットメニューが並ぶフードメニューにも、パイナップルパンやインスタント麺など香港庶民に愛されている味が揃っています。
■南龍冰室
住所:敬誠街1-3號GF-1F
TEL:3106-0820
営業時間:7~23時
休み:なし
レトロモダンで地元の若者にも人気/華星冰室
1960年代をイメージしたというモノトーンで統一したレトロモダンなインテリアと、茶餐廳の定番フードを現代風にアレンジしたオリジナルメニューの斬新さが特徴のお店。価格が手頃なことも、若者たちに人気の理由なんだそうです。
写真のメニューは「早餐モーニングセット(HK$40)」。午前中はなんとほとんどの人が注文するという不動の人気メニューです。ハム入りマカロニスープ、目玉焼とトースト、ミルクティーのセットになっています。7~11時限定なので早起きして訪れてみましょう。
こちらも人気メニューの、トリュフのせスクランブルエッグ・トースト「黑松露炒蛋多士(HK$50)」。トリュフの香り高く、玉子はトロトロ!
■華星冰室
住所:克街6號 廣生大厦B1・GF
TEL:2666-7766
営業時間:7~23時
休み:なし
大人気のコーヒー紅茶と豬扒飽/蘭芳園
中環にある本店は1952年創業の老舗。専用の茶漉しで何度も漉して丁寧に淹れられるコーヒー紅茶とポークチョップバーガーで有名です。タイル張りの床や丸椅子、懐かしい香港スターの写真など、レトロな雰囲気にあふれています。
大人気の看板メニュー「金牌豬扒飽(HK$26)」は、甘辛味の豚ロースが1枚ドーンと入っているポークチョップバーガー。レトロな店内でいただきましょう!古くて雰囲気あふれる外観も要チェックです!
■蘭芳園
住所:重慶マンションB1 WKスクエア
TEL:2316-2311
営業時間:10時30分~21時30分
休み:なし
60年近く愛される老舗カフェ/海安咖啡室
朱色のベンチシートが置かれ、天井のファンが静かに回る店内は時が止まったかのよう。2代目オーナーが創業以来の味を守り、2、3代で通う客も多い。「ママの味を楽しみながら、家にいるようにくつろいでほしいから」と、スタッフは全員女性なんだそう。
手作りのぬくもりあふれる味が評判のフレンチトースト「法蘭西多士(HK$30)」と、コーヒーと紅茶を混ぜた「鴛鴦奶茶(HK$20)」を頼めばローカル気分の朝が過ごせちゃいます。こぢんまりとした店内ですが、ファンやソファなど味わい深い雰囲気にあふれています。
■海安咖啡室
住所:干諾道西17號
TEL:2540-6340
営業時間:7時30分~16時(金曜は~14時30分)
休み:日曜、祝日
古き良き時代の香港の姿がここに!/美都餐室
過去に香港映画にも登場し、何もかも昔のままの内装が特徴的なこちらの「美都餐室」は、香港のカフェとしては伝説的な存在なんだそう。壁に固定されたテーブルと座面が直角の木製ベンチ椅子、タイル張りの床、鉄製の観音扉式窓、天井でゆっくり回るファン、使い込まれた古いレジスターなど、タイムスリップ気分を味わえます。
ミルクティーの「牛奶紅茶(HK$20)」は、温めた牛乳で紅茶を煮出しした濃厚なロイヤルミルクティー。写真右は西多士(フレンチトースト)。砂糖入りの卵に浸した食パンを焼いてあり、バターもたっぷりです◎。
■美都餐室
住所:廟街63號
TEL:2384-6402
営業時間:9~21時
休み:水曜
モダンに進化したレトロ茶餐廳/喜喜冰室
レトロモダンな内装がとってもオシャレで、女性にも人気がある茶餐廳。なんと100種類を超える料理は、多くがオリジナルのレシピで作られているそう。西洋と香港を融合したユニークなメニューが揃っています。
こちらのメニューはチャーシューと目玉焼のせご飯「蜜汁叉燒煎蛋飯(HK$56)」。甘めのチャーシューと玉子のコンビネーションが抜群です◎。他に、充実したモーニングセット(~11時)にも注目です!
「雞批浮台青豆茸湯(HK$33)」は、チキンパイ添えグリンピーススープ。緑色のスープはほのかに甘く、パイはサクサクでやみつきになってしまいます。時代を感じさせる調度品やインテリアを配した店内でのんびりとした時間を楽しみましょう。
■喜喜冰室
住所:百德新街57號GF
TEL:2868-0363
営業時間:8~23時
休み:なし
香港のオールドスタイルを追求/香城茶室
入口は別ではありますが、香港ミュージアム・オブ・ヒストリーと同じ建物にあるカフェです。古い家具や竹の鳥籠、古い映像が流れている白黒テレビなど、香港のオールドスタイルを復刻したインテリアにはつい見とれてしまいます。
香港式ミルクティーの「絲滑奶茶(HK$18)」は、濃く煮出してあり、砂糖は多めがおすすめ。まったりと流れる時間に、ついつい長居してしまいます。
ポークチョップバンの「洋葱猪扒包(HK$32)」には厚めの豚ロースステーキが挟まれていて、本格的な味と地元客からも人気のメニューなのだそうです。
■香城茶室
住所:漆咸道南100號
TEL:2412-3155
営業時間:10~18時(土・日曜、祝日は~19時)
休み:火曜
掲載した情報をはじめ、香港についてもっと知りたい方は、『るるぶ香港 マカオ’20』をご覧ください。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。
●この記事は『るるぶ香港 マカオ’20』の過去に掲載した記事をもとに作成しています。