あの人気キャラクターの生みの親!オリジナル商品を手掛ける雑貨屋さん
「36」はユニークな商品を販売している雑貨屋さん。アイテムはどれも、ゆる~くて、おもしろくて、でもとっても実用的。棚には厳選された雑貨をはじめオリジナルブランドの商品も並んでおり、外国人のお客さんが訪れて東京おみやげに買って行くことも多いそうです。今回は、そんな「36」の魅力を探るために吉祥寺に行ってきました!
おじいちゃんの文房具店からヒントを得た、レトロな空間
「36」は、「懐かしの文房具&雑貨屋」をコンセプトに掲げるお店です。誕生のきっかけについて聞いたところ「祖父の影響が大きいですね」とオーナーの村上さん。村上さんのおじいちゃんは、京都の伏見で文房具屋さんを営んでおり、お店にはノートや鉛筆などいろいろな商品がならんでいたそうです。
そんな環境で育った村上さんは「いつか雑貨屋さんをやりたいな~」と、高校生の頃から思っていたとのこと。その後、上京した村上さんは会社員として働きながら「雑貨の学校」に通いお店経営のノウハウを習得。28歳の時に「36」をオープンしました。
ちなみに、店名もおじいちゃんの名前が由来になっています。「祖父がサブロウだったので少しだけもじって36にしました」と、笑顔で答えてくれました。
デザイナーさんと一緒にオリジナルブランドを旗揚げ!
ここからは「36」のオススメ商品をご紹介します。まずは「水縞」シリーズ。2006年12月に誕生した文房具ブランドで、詳細について聞いたところ「デザイナーさんと一緒に立ち上げたブランドなんです」と、村上さん。
始まりは「36」がオープンして2年ほどが経った頃でした。デザイナーの方がお客さんとして「36」を訪れて交流が始まり、話をするうちに意気投合。オリジナルブランドを立ち上げることになったそうです。 ちなみに「水縞」の由来はデザイナーさんが水玉好きで、村上さんが縞々好きだったから(笑)。
写真は、左上:「みずたま・しましまノート」362円(税込)、右上:「駅員さんおしごとステッカー」220円(税込)、左下:「ハンコ オトレン」各825円(税込)、右下:「メッセージカード 子ども アリガトウ」330円(税込)。
「水縞」が生み出した人気キャラクターのひとつが、ゆる~い雰囲気が可愛いお相撲さん「おはぎやま」です。「水縞」でさまざまなキャラクターを作り展開したところ、お相撲さんが飛びぬけて売れたそう。
そこで、このキャラクターをメインとした「西東」というオリジナルブランドを作り、ユニークな商品を開発。現在はロフトや東急ハンズでも販売している全国的に有名なヒット商品です。
写真は、左上:「マグカップ きをつけ」1620円(税込)、右上:「ダイカットポストカード」270円(税込)、左下:「てぬぐい」1188円(税込)、右下:「クリアファイル」324~378円(税込)。
イラストレーターとのコラボアイテムや、個性的なシリーズ商品も人気
他にも「36」には、ユニークなシリーズがいっぱい!たとえば、ほぼ日刊イトイ新聞や著名なアーティストのCDジャケットでイラストを担当している福田利之さんとのコラボ商品です。
写真左上:「アルファベット ハンコ」605円~1万1000円(税込)、右上:「ナイスおどうぐばこ」1760円(税込)、左下:「ポストカード」165円(税込)、右下:「珈琲包装紙」440円(税込)。
また「もし36が文房具屋以外のお店だったら?」をコンセプトにした「おみせやさんシリーズ」も人気です。
写真左上:「A3ロール包装紙」440円(税込)、右上:「マスキングテープ」各550円(税込)、左下:「ハンコ」660円~990円(税込)、右下:「A3ロール包装紙」440円(税込)。
ユニークなオリジナル商品の発想について聞いたところ、「日頃からなにか面白いモノが作れないかな~と考えています(笑)」と村上さん。美術館巡りや、散歩をして商品のアイデアを探しているそうです。
ワンポイントが効いた個性的な雑貨をゲットしたい方は、ぜひ「36」に足を運んでください!
TEXT:松本俊朔(エフェクト)
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