焙煎機を眺めながら絶品のコーヒーを!至福のファクトリー&ラボを満喫
「Factory & Labo 神乃珈琲」は「日本人による日本人のための珈琲」をコンセプトに掲げるファクトリー&ラボです。建物の中では大きな焙煎機が動いており、コーヒーが作られている様子を見ながらコーヒータイムを楽しむことができます。今回は、そんな「Factory & Labo 神乃珈琲」の美味しさの秘密を取材しに目黒に行ってきました!
「日本人による日本人のための珈琲」とは?
まずは「日本人による日本人のための珈琲」というコンセプトについて聞いたところ、「お店がオープンした時期が関係しています」とプレスの廣田さん。「神乃珈琲」が誕生した2016年には、「サードウェーブコーヒー」という言葉が流行っていました。
「サードウェーブコーヒー」とは、コーヒー豆が持つ本来の風味を重視する文化であり、コーヒーの楽しみ方が増えた素敵な時期。「どちらかというと酸味傾向が強いコーヒーが普及したなかで、私たちは日本人の繊細な味覚に合った味わいを目指して、コーヒーが持つ風味が残っているバランスの良いコーヒーを作りたいと思いました」と、廣田さん。そんな想いが「Factory & Labo 神乃珈琲」の誕生につながりました。
続いて「ファクトリー&ラボ」というお店作りについて。「このスタイルは、代表が長年構想していたことなんです」と廣田さん。実は代表の菅野眞博さんは、株式会社ドトールコーヒーの常務取締役で、これまでに工場の管理をはじめドトールコーヒーの品質保持に携わってきました。 そんな菅野さんは、自身の経験の集大成として「お客さまが、製造、抽出している工程を見ながらコーヒーを楽しめる環境を作りたい」と思い、「Factory & Labo 神乃珈琲」を作り上げました。
こだわりの4ステップで、美味しいコーヒーをお客さまのもとへ
ここからは「Factory & Labo 神乃珈琲」のこだわりを少しだけ紹介します。お客さんの手元にコーヒーが届くまでの工程は、生豆の買い付け&搬入、焙煎、配合、抽出の大きく4ステップ。
まずは生豆の買い付け&搬入は、代表の菅野さんが生産国に足を運び農家を巡って選んでいるそうです。
次に焙煎では、直火焙煎機を使って豆を焙煎しています。ちなみに直火焙煎とは、バーナーの炎で直接加熱する方法。 周囲の環境に影響を受けやすく、コントロールが非常に難しいため、常に機械の横には焙煎師がいて気温や湿度によって煎り具合を調整しています。
続いて配合では、代表の菅野さんがお客さまに選んでもらいやすいオリジナルブランドを考案。ちなみに「Factory & Labo 神乃珈琲」のオリジナルブレンドは、後ほどご紹介する3種類です。
最後に抽出では、粉の量やお湯の温度、提供するまでの時間などのトレーニングを受け、点てる技術を習得したスタッフがドリップをしています。
コンセプトが違う3種類のブレンドコーヒー
さて、そんな「Factory & Labo 神乃珈琲」の店内では、どんなコーヒーを楽しめるのでしょうか?まずは先ほど言った通り3種類のブレンドコーヒーがあり、それぞれでコンセプトが違います。
1つ目がバランスにこだわっている「神煎」。甘味、酸味、苦味が絶妙に調和しておりキューバの持つローストナッツのような風味を楽しめる一杯です。
2つ目が「月煎」。コンセプトはコクでローストは深め。エルサルバドルのピーカンナッツのような力強い芳ばしさがあります。
3つ目は香りが特徴的な「陽煎」。ジャスミンの花に似たフローラルな香りと爽やかでフレッシュな風味が味わえるブレンドです。
また、1種類のコーヒーをストレートに楽しむシングルオリジンも人気メニュー。店頭に並んでいるのは、エチオピア、キューバ、パナマ、インドネシア、コロンビア(カフェインレス)の4~5種類です。他にも、10月は秋日和や11月は紅葉など毎月のテーマや季節のイメージに合わせて提供するシーズナルコーヒーもオススメ。
ママ友の集まりや仕事スペースとしても利用されることが多い「Factory & Labo 神乃珈琲」。また最近は通販も始めたそうですよ。「Factory & Labo 神乃珈琲」のこだわりが詰まったコーヒーを味わいたい方は、お店でもご自宅でもお好きな方で楽しんでください!
TEXT:松本俊朔(エフェクト)
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