カリッとジューシー、無花果クレームブリュレ【kyoko_plusのレシピ&テーブルコーデvol.24】
朝晩めっきり冷え込むようになり、あの暑かった夏が嘘のようですね。大好きな季節の到来です!(どの季節もそれぞれ好きですが…)おいしい秋、食いしん坊の秋(笑) 今回は、見た目もフォトジェニックな無花果(イチジク)を使って、簡単クレームブリュレを作ってみました。全卵を使って、レンジで簡単に作れるカスタードクリームも必見です。
希少品種「蓬莱柿」のヒミツ
今回のメイン食材は、島根県出雲市の「多岐イチジク」。別名「蓬莱柿(ほうらいし)」とも呼ばれるこちらの無花果は、300年以上前に中国から伝わった、珍しい品種です。
産地である多岐町は温暖な気候で、無花果にとって大敵の「霜が降りる」心配がなく、ぎゅっと甘みの詰まった無花果が収穫できます。
写真の通り、ぎっしり詰まった果肉に思わず歓声!
無花果というと、うすらぼんやりした、はかない甘さが特徴ですが、こちらはしっかりと甘みが感じられる、濃い無花果でした!
【レシピ】無花果クレームブリュレ
【無花果クレームブリュレ】材料/かき氷カップ2杯分
卵…1個 グラニュー糖…大さじ2 薄力粉…大さじ1 牛乳…150ml バニラオイル…5振りほど バター…5g ☆ 無花果…お好きなだけ ☆ ブラウンシュガー…適量(なければグラニュー糖でも) ☆ シナモンパウダー…適量 |
①
レンジ使用可能な、耐熱性のうつわを準備します。
最後のキャラメリゼの際、バーナーを使えば簡単ですが、お持ちでなければ魚焼きグリルやトースターでも作れます。
②
ボウルに卵とグラニュー糖を入れ、卵白のこしを切るようにしてよく混ぜます。
③
薄力粉をふるいながら加えて、だまが残らないようにしっかりと混ぜます。
④
牛乳を少しずつ加え、その都度混ぜます。
バニラオイルを入れてさらに混ぜます。
☆豆知識☆
バニラエッセンスは冷たいお菓子、バニラオイルは加熱するお菓子に向きます。
⑤
600wのレンジで2分加熱し、取り出して混ぜてから、さらに2分加熱します。
(お使いのレンジで時間は調整してください。)
⑥
バターを加えてなめらかになるまで混ぜます。
⑦
カスタードを漉します。
ちょっと面倒ですが、この工程を飛ばすと舌触りが悪くなってしまいます。
⑧
ラップでぴっちりと包んで、冷蔵庫で冷やします。
余ったクリームはパンに乗せたり、ホイップクリームと混ぜてデザートにしたりとアレンジ可能です。
⑨
無花果を半分にカットして、カスタードを乗せます。
⑩
ブラウンシュガーを振って、バーナーでキャラメリゼします。
バーナーがない場合は、焦げ目がつくまで魚焼きグリルやトースターで焼いてください。
⑪
お好みでシナモンを振って完成です!
アンニュイな秋のスタイリング
絵画のような雰囲気を演出するために、紫系を基調にして撮影してみました。
テーブルクロスはあえて皺を寄せて、陰影を出して。
丸のままの無花果と断面を見せたものを並べるのもポイントです。
表面のパリパリと、クリーミーなカスタード、ぷちぷちした無花果の食感がおもしろいこちらのスイーツ。
無花果の皮はそのまま食べても大丈夫。
キャラメリゼしたらすぐに召し上がってくださいね。
text&photo:kyoko_plus
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