【ウラジオストクから半日】わっくわくの寝台列車で“ハバロフスク”へ行こう
ウラジオストクだけでなく、近くの都市にも訪れてみたい方におすすめなのが、シベリア鉄道を利用しての“ハバロフスク”へのショートトリップ。寝台列車の「オケアン号」を利用すると、ウラジオストクから、近郊の都市ハバロフスクまでの列車旅を楽しめます♪大陸横断鉄道のロマンに酔いしれながら、いざ出発です!
シベリア鉄道で“ハバロフスク”へ行こう
シベリア鉄道といえば、ロシアを横断する世界最大級の長距離列車。ウラジオストクからモスクワまで、9000㎞以上にも上る距離を6泊7日で駆け抜けます。
シベリア鉄道の寝台列車「オケアン号」は、ハバロフスクまでの区間約800㎞を結ぶ列車で、気軽にハバロフスク観光を実現できます。乗車時間は約11時間30分です。
最短でウラジオストクに戻ってくる場合、ウラジオストクを夜に発ち、朝方ハバロフスクに到着。1日観光を楽しんだら、夜にハバロフスクを発ち朝方ウラジオストクに戻るという、車中2泊3日で楽しむことができます。大国ロシアならではの、スケール感ある列車の旅を体感しましょう♪
■チケットの予約方法
オケアン号のチケットは駅の窓口でも買えますが、事前に確保しておいたほうが安心です。代理店にオーダーするほか、ロシア鉄道の予約サイトからも購入可能です。ロシア語だけでなく英語の表記もあり、クレジットカードで決済できます。
■ビザに注意!
電子ビザで滞在できるのはひとつの州のみ。そのためウラジオストクからハバロフスクへ行くには、従来の観光ビザが必須です。旅行代理店が発行するバウチャーなどが必要になるので注意しましょう。
寝台列車「オケアン号」を満喫しよう♪
■楽しみ方① 車内を歩いてみましょう
車両タイプはは主に3タイプ。ふたり部屋の高級個室である1等車、ビジネスクラス格の4人用個室の2等車、そして4人用のコンパートメントで格安な3等車です。そのほか、ひとり用の特1等席も。
写真は2等車の室内です。運賃は3000P弱からありますが、シーズンによって変動します。
ロシア人はティータイムが大好き!ということで、テーブルではしばしばお茶会が開かれることも。
■楽しみ方② 寝台列車のディナーは食堂車で
オケアン号では翌1時まで食堂車が営業しています。店内は明るくて清潔◎。混雑時には相席となり、コミュニケーションが楽しめるのも食堂車ならではです。
メニューは、ロシア料理やアルコールが充実していますよ。こちらはサーモンのステーキ1000P。
お弁当のオーダーも可能です。その場合は、席まで届けてくれます。
ハバロフスクの必見スポットいろいろ
寝台列車を満喫していたら、あっという間にハバロフスクへ到着~!
内陸部にあるハバロフスクは、港町のウラジオストクと違い、のどかな雰囲気の地方都市。極東ロシアの中心地として栄えたため、ヨーロッパらしい街並みに大きな教会がそびえ、市場や酒場も地元住民でにぎわい活気があります。港町とは違った魅力が味わえますよ。
駅前には、街の名前の由来になった探検家ハバロフの像があります。記念撮影にぴったり♪ さあ、いくつかおすすめのスポットを見ていきます。
■スポット① アムール川
世界で8番目に長いアムール川のほとりで発展したハバロフスク。川沿いは散歩道になっていて、釣り人の姿も見られる地元住民憩いの場です。高台の展望台が定番撮影スポット◎。
■スポット② ウスペンスキー大聖堂
青色、白色、茶色が目を引くウスペンスキー大聖堂は、街のランドマークのような存在。目抜き通りにほど近い場所にあり、観光にも便利です。
■スポット③ スパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂
街の南にあるスパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂は、高さが70mもあり、極東ロシアで最大級!金色のタマネギ頭が遠くからも目印になります。
■スポット④ ターイヌィ・レメースラ
リーズナブルにロシアンデザインの雑貨を購入できるおみやげ店も是非立ち寄りたいスポット。値段がお安いので、ウラジオストクと両方を訪れるなら、この街でおみやげを確保しておくのも一案です。
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●この記事は『るるぶウラジオストク』の過去に掲載した記事をもとに作成しています。