もっちもちパンの虜…パンの名店「365日」のシェフが仕掛けるベーカリー&カフェが三軒茶屋に!
パン好き&カフェ好きが注目するお店が三軒茶屋に2020年5月オープンしました!代々木八幡の人気ベーカリー「365日」を手掛けるシェフの新店、「JUNIBUN BAKERY 三軒茶屋本店(ジュウニブン ベーカリー さんげんぢゃやほんてん)」とカフェ「二足歩行 coffee roasters(にそくほこう コーヒーロースターズ)」です。お花やスイーツの販売、コーヒーの焙煎もこちらで行っていて、何通りもの楽しみ方ができるスポットとなっていますよ♩
Summary
話題のシェフがプロデュース♩“食”をトータルで楽しむスポット!
代々木八幡のベーカリー「365日」は、パン好きからのラブコールが絶えず、サンドイッチやフレンチなどの飲食店もこちらのパンを使用しているほどの人気店。
そんな名店の杉窪シェフが手がける「ジュウニブン ベーカリー」、「二足歩行」の2店舗が三軒茶屋にオープンしたということで早くも人気スポットとなっています。
同じ建物の1階に入るのが「ジュウニブン ベーカリー」で、パンのほかケーキやお花なども販売。2階には「二足歩行」が入り、店内で焙煎したコーヒーや食事が楽しめるロースタリーカフェとなっています。
”食”は私たちの身体をつくり、日々をつくるための大切なもの。食卓を彩り、毎日を豊かにするものが2店舗に詰め合わされています。
また、食材は契約農家から仕入れた有機や農薬不使用栽培のものを使用、着色料や保存料を使用しないことにもこだわっていますよ。
食べるを楽しむ!バラエティの豊富さが魅力の「ジュウニブン ベーカリー」
アンティークなインテリアに心が躍る1階の「ジュウニブン ベーカリー」からご紹介。
食を楽しむためのお店だけあって、ラインアップの豊富さも特徴でサンドウィッチを含めると、常時60種類ものパンが並んでいるのだとか!
まずご紹介したいのがこの食パンたち。「〜ブン」というネーミングは、小麦を分母にしたときの水分量を表しています。
”もちもち”を楽しめる「ジュウニブン食パン」、デイリーな「ハチブン食パン」、”ふんわり”な「ニブン食パン」の3種類をラインアップ。それぞれの食感を引き出すのにピッタリな国産の小麦を使用していますよ。
そして、ジュウニブン ベーカリーのスペシャリテ(看板メニュー)が「風船パン」です。かわいい包みの中には、丸くシンプルなパンが。食べるともっちもちすぎる食感に驚き…!そして噛むたびにバターがじんわりと広がります。
さきほどの「ジュウニブン食パン」の生地を使用し、焼く直前に有塩バターを加えるのでこのリッチな口当たりに。小麦とバターのうまみがをしっかり感じる飽きのこない味で、食べ応えもバツグンです!見た目もおしゃれなので、ちょっとした手みやげにしてもステキ♩
ベーシックなものだけでなくハードパンや菓子パンも定評アリ!毎日来ても飽きそうにありません。
朝はさっぱりとした具材のサンドイッチが中心ですが、お昼頃にはお肉が入ったボリューム系も登場。時間帯で商品が変わるので、むしろ同じ日に何度も来たっていいのかも…!
食卓にもっと彩りを添える、スイーツやお花も見逃せない♩
ベーカリーの隣にはスイーツが並びます。季節のフルーツを使用したケーキや、2階の「二足歩行」のコーヒーを使用したスイーツも。
生地やクリーム、段数までもカスタム可能なホールタイプのオーダーケーキもお願いできるので、普段使いから特別な記念日まで幅広く利用できますよ。
店内を艶やかに彩るお花の販売コーナーも。こちらで扱う生花は週ごとにテーマを変え、取材時の週テーマは「ネイティブフラワー」。南半球原産の珍しいお花が並んでいました!
天井などから吊るされているドライフラワーも一部は購入が可能。気になるものがあれば店員さんに尋ねてみてください♩
ミニギフトや自分買いにも最適なミニブーケもあるので、パンやケーキと一緒に連れて帰ればステキなおうちカフェタイムをつくれそうです。ハイセンスな花器もあり、物欲が止まりませんよ…!
■JUNIBUN BAKERY 三軒茶屋本店(じゅうにぶんべーかりー さんげんぢゃやほんてん)
住所:東京都世田谷区三軒茶屋1-30-9 三軒茶屋ターミナルビル 1F
TEL:03-6450-9660
営業時間:9~ 19時
定休日:不定休
2階はカフェ「二足歩行 coffee roasters」。杉窪シェフが焙煎するコーヒーが自慢!
続いて「二足歩行」をご紹介。ベーカリー脇の階段を登った先にあります。
1階とは雰囲気ががらっと変わり、白を基調としたスタイリッシュな内装です。ドリンクを購入すれば、1階で買ったパンやケーキのイートインもできます。おいしいコーヒーと一緒にいただけるのはうれしいですね♩
「二足歩行」のコンセプトは“世界最先端のロースタリーカフェ“。使用するコーヒーはこのロースターで自家焙煎するこだわりよう。世界を旅した杉窪シェフが、カフェ文化が盛んな北欧やオーストラリア・メルボルンなどからエッセンスを取り入れ自ら焙煎を行ったスペシャルティコーヒーは必飲です!
素材にこだわるお店とコラボ。“二人三脚”なメニューがズラリ
「二足歩行」では、同じく素材やレシピにこだわる店舗や人とコラボした“二人三脚”なメニューも並んでいます。フードのメニューは、予約の取れない下北沢のレストラン「Salmon&Trout(サーモンアンドトラウト)」の森枝シェフが監修したものなんです!
今回いただいた「タン塩のオープンサンド」は9月からメニューに仲間入りしたにも関わらず、一番人気のひと皿。
サワードゥという酸味のあるハードパンの上に、プリプリで噛みごたえバツグンなタン、さらにパセリマヨネーズとミントがさわやかさを加え絶品!粉のようなものは、なんとごま油をパウダー状に精製したもの。お好みで加えれば香ばしさとコクがプラスされてまた違った味わいに♪
「フラットホワイト」はオーストラリアでは定番のラテ。通常のラテの1.2倍のエスプレッソを使用しキメの細かいスチームミルクを注いだものです。いつものラテより、エスプレッソが強く感じられて飲み心地もすっきり♡
さらに、1階で買った「ジュウニブンチーズケーキ」をイートイン。こちらはレアとベイクドのチーズケーキを二層にしたいいとこどり。白ワインを加えて泡立てられたベイクドはしっとりふわふわの食感にびっくりします!レアのまろやかな酸味で、万人ウケする品のある味に仕上がっています。
ケーキに合わせたドリンク、「マジック」は杉窪シェフがメルボルンで出会ったそう。日本で飲めるお店はかなりレアなんです!
通常のラテよりも濃いめのエスプレッソに、泡をつくらずに甘さを引き出したスチームミルクを少し注いでいます。エスプレッソの割合がかなり高めなこちらはコーヒーの味を贅沢に感じることができます。コーヒー好きはぜひ頼んでみて!
人気チョコレート専門店「Minimal -Bean to Bar Chocolate-(ミニマル)」のチョコも販売しています。ミニマルのチョコ3種を食べ比べする「テイスティングセット」はドリンクとセットで680円から楽しめるというもの。チョコとアメリカーノとのマリアージュを体験しました♡
左からArhuaco 、CLASSIC 、HIGH CACAO の3枚のチョコレート。チョコの下にはフレーバーの解説が記されています。
ザクザク食感のArhuacoはカカオのフルーティさが際立つ味。CLASSICはカカオと砂糖のみでつくられているのに深みとマイルドさに驚きです。HIGH CACAOは、カカオの苦みとフルーティな酸味でとても華やかな一枚でした。どれも個性が光り、コーヒーと合わせることでフレーバーの重なりを感じられます。
味比べをして気に入ったチョコは購入も可能です。
ほかにも恵比寿の日本酒バー「GEM by moto(ジェム バイ モト)」と二人三脚した日本酒×コーヒーのメニューも。
「二足歩行」のアメリカーノやラテに使用するシングルオリジンコーヒーは日によって異なり、この日は東アフリカ・ブルンジの豆でした。扱う豆は8種ほどあり、エチオピアだけでも4種ほど揃えるときもあるのだとか。同じ国でも、土地や精製方法でおもしろいほど風味が異なるのでぜひ試してみて!テイクアウトの利用もできるので日替わりで気軽に味の違いを楽しめますよ。
■二足歩行 coffee roasters(にそくほこう こーひーろーすたーず)
住所:東京都世田谷区三軒茶屋1-30-9 三軒茶屋ターミナルビル 2F
TEL:03-6450-9737
営業時間:10~18時(土日祝日は9時〜)
定休日:不定休
地元の方からも愛され、すでにリピーターが絶えない2店舗。毎日通っても新しい発見ができるはずです♡
Text・Photo:日高沙織(vivace)