自分を喜ばせる贅沢を。ラグジュアリーな日比谷【くらたまみのお散歩がてらvol.7】
連載7回目、日比谷です。今回はちょっと大人っぽく、「ホテルカフェ」を体験したいと思います。昔、番組の撮影時に何カ月もホテル暮らしをした経験や(決して良いホテルだけではない笑)、京都と東京を往復した一年間はホテル泊まりが多くて、最初は慣れなかったけど、だんだん「何も持たない暮らし」の大切さにも気付きました。今も、住んでいる部屋は家具がとても少ない。いつでもどこかで暮らせるように余計な物を持たない暮らしをしています。「絶対に必要な物」以外は、無駄な欲が出ないようにも「持たない生活」をしたいな。帰れる場所があることはとても有難いことなんですけど、身体一つでも何とか幸せでいられるハングリーな精神を培っていきたいもんです。
帝国ホテル 東京のラウンジでティータイム♪
さて、本日のカフェの舞台は、日比谷にある「帝国ホテル 東京」!100年以上もの間、国内外のゲストに愛され続けている、日本を代表するホテルです。私は今回初めて訪れたので、とても楽しみ!ちょっと大人なファッションで向かいます。(見て、今回のこのオシャレ服!一瞬着物かと思いますよね!)
さっそくホテルの入口から、素敵!このひまわり全て“生花“です。このロビーの装花は季節の花で装飾されています(撮影時は8月)。こんなお出迎えがあるだけで、心和みますよね。ホテル独特の光の感じがとても綺麗で、「またこんな贅沢するために頑張ろう」なんて思わせてくれる光景でもあります。
1階のロビーと同じフロアにある「ランデブーラウンジ・バー」に到着。店内はこんな感じ!広々としていて、さっそく心が開放的になります。
何にしよっかな~!わたし、ホテルのクラブハウスサンドとかロイヤルミルクティーとかが大好きでお腹ペコペコなら沢山頼みそうになるんですが…今回は帝国ホテルならでは、そしておすすめの「ブルーベリーパイ」とダージリンティーを注文することに!果物のブルーベリーが大好きなわたし。ワクワク!!
まずは紅茶で一息。香りがよくて癒されるわぁ…。可愛いフカフカのソファーに座りながら紅茶を飲む幸せ。温かい飲み物は心がほっこりしますよね。夏でも内臓を温めると、自律神経が少しでも整うのでホットを頼みます。
そして、やってきましたブルーベリーパイ!表面はツヤッツヤに輝いています。網目から見える濃い紫のブルーベリー。ああ芸術。この網目は折りパイ(フイユタージュ)という作り方で、日本人好みのサクサクした食感を作り出しているんです。
ナイフを入れて切ってみると…ちょっと見てーーー!この断面!
例え方が難しいけど、どら焼きのあんこたっぷり!みたいな喜びです。何度も言うけど、わたし甘いものが得意ではないんですよ。ただ帝国ホテルのブルーベリーパイ…めっちゃくちゃ美味しい!!!! 甘さ控えめですっごく良い酸味のブルーベリーのジャムがぎっっっっっしり入っています!
このブルーベリーは北アメリカ産の、小粒かつ粒ぞろいのものを使用しているのですって。シナモン、バター、レモン汁と混ぜ合わせ、帝国ホテルでしか再現できない味わいのジャムになっています。付け合わせのアイスクリームにつけて食べるのもおすすめ!
「え!! 何これ!! うま!」の顔(お世辞抜きで本当に美味しくてびっくりした)。
ホテルの方に、このパイのお話を聞いてみたところ、ホテルショップ「ガルガンチュワ」が開店した1971年から変わらないレシピで作り続けている、歴史あるスイーツなのだそう。ホテルのパンを担当するベーカリー部門が担当していて、高温かつ短時間で焼き上げることで、サクサク感を保っています。パイの下のタルト生地は、練りパイ(パートブリゼ)という方法で土台をしっかり作り、中がこぼれずに食べきれるようになっています。「おお、さすが帝国ホテル…!」と思わずにはいられない、細部へのこだわりを感じました。
バーでは大人な時間を過ごせます
さて、カフェを堪能した後、一杯だけ…ということでカフェに併設されたバーにも寄ってみました。わたし普段、居酒屋でも家でも果汁系のお酒とか甘いカクテルとかは頼まないんですけど、ちょっと小洒落たバーに行くと必ず頼むカクテルがあります。それが「グラスホッパー」。味でいうとチョコミントの味をしたお酒です。
目の前で作ってもらえるのってやっぱり格別。思わずうっとりしてしまいます。ホテルのバーとかに行く機会があるとグッと大人になれた気がして嬉しかったのですが、気づいたら本当に大人(30歳)になっていました(笑)。
はぁ、美味しいなぁ~
「東京カレンダー」の表紙みたいな1枚が撮れました(笑)。
こうやってちょっと贅沢に過ごす時間も良いなと心から思った1日でした。自分にとって「心地良い」ものとか、「どこに時間を使うか」「どこにお金をかけるか」って大切ですよね。人からしたら「贅沢!」とか「なんでそこ?」とか思われるかもしれないけれど、自分が好きならそれで良いんですよ。年々、自分を喜ばせるためだけの時間がなくなっていくことが当たり前になっていくから。もちろんそれは誰かを喜ばせたいと思うことで自分の喜びにも繋がっていくんだけど、無理してるなって感じたときは、自分を喜ばせる時間も大切にしたいね。経験や思い出はかけがえのないものです。
また次回も観てね!
※記事中のダージリンティー:1430円(税込・サービス料別)、ブルーベリーパイ:1350円(税込1350円(税込・サービス料別)、グラスホッパー1650円(税込・サービス料別)。
*おまけ*わたしの愛する私物
京都の親友にもらった「MAMI」って名前入りのクシ。離れていても、違う職種でも、ずっと変わらず支えてくれる大切な親友からの誕生日プレゼント。いつも鞄に入れて大切にしています。友達って大人になってからはなかなかできないし、環境が変わると離れていってしまうことが仕方なく起こります。人には事情があるから。そんな中でも「明日が地球最後の日なら何食べたい?」とかそんなくだらないことをずっと話せる親友がいて、それって幸せなことだなぁと思います。繋がっていても離れてしまっても、親友がいてくれたから今の自分がいる。ってことをずっと忘れたくないな。
Text:くらたまみ
Photo:中田浩資
ヘアメイク:アオタマユミ
スタイリスト:遊井美紀
- 【プロフィール】
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くらたまみ(イラストレーター・タレント)
2018年、Amazonプライム「バチェラー・ジャパン シーズン2」出演。
2019年、ゲッターズ飯田著「開運レッスンIII」 の表紙・中共にイラストを担当。また同年、自身の絵の個展「素直展」を開催。その他、イラスト・執筆・芸能で活動中。
リトルトウキョウプロダクション所属(http://littletokyo.jp) - <最新情報>
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