都心に広がる別世界!文豪が愛した老舗「山の上ホテル」でクラシカルな空間を満喫

都心に広がる別世界!文豪が愛した老舗「山の上ホテル」でクラシカルな空間を満喫

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東京都心にありながら、クラシカルな西洋建築を楽しめる「山の上ホテル」は多くの作家に愛されたホテルとしても有名です。2019年末の改修工事を経て、創業当時の姿が随所に再現されたことで改めて注目が高まっています。

Summary

創業以来多くの作家に親しまれたホテル

JR御茶ノ水駅より徒歩5分とアクセス抜群のエリアにある「山の上ホテル(やまのうえほてる)」。

創業者の吉田俊男氏の周囲に文学関係者が多かったことや、出版社の多い神保町や神田から近いことも相まって1954年の創業以来多くの作家に親しまれていきました。

川端康成、池波正太郎、松本清張など多くの文豪の常宿として知られ、「直木賞や芥川賞の受賞後、一作目を山の上ホテルで執筆するとヒットする」というジンクスも生まれたことで一層作家の集まるホテルとして有名になりました。

メールやファックスの無い時代には、たくさんの編集者がこのロビーで原稿の完成を待っていたこともあるそうです。

ロビーに置かれたライティングデスクは辞書も含めて利用できるので、訪れた際にはこの趣ある椅子にぜひ腰掛けてみてください。

館内の隅々まで行き渡った優雅なデザインは必見

改修工事を経て開業当時の姿が復元された館内。1930年代に人気を博したアール・デコ様式の特徴である直線や幾何学模様、シンメトリーのデザインが所々に取り入れられています。映画の舞台のようなクラシカルな空間は、足を踏み入れるだけで高揚感に包まれます。

ロビーから2階へ続く階段のタイルも、創業当時のデザインが再現されたもの。

階段を見下ろすと、地下一階まで続く美しい螺旋階段を一望できます。同様に、地下一階から天井を見上げるとまた違った迫力があるので上下ともに要チェックです。

荘厳なインテリアが目を引くこちらはスイートルーム、501号室の応接室。シャンデリアやソファーと共に歴史を感じる木製の家具が並ぶことで、華やかながらも居心地良い空間になっています。

全客室に置かれているライティングデスクは文芸家と縁のある「山の上ホテル」ならでは。

ベッドルームは柔らかい色で統一され、落ち着いて休める空間になっています。

ベッドサイドテーブルにある時計は、趣のあるレトロなデザインで密かに人気のポイントです。

バスアメニティーには高級スパブランドの「パンピューリ」が取り入れられ、バスタイムも優雅なひとときが続きます。

スタンダードツインには和室も用意されています。小上がり付きで足を伸ばして家のようにくつろげるため、作家の方に好評だったそうです。

他にも庭付きのスイートルームや、お一人様で楽しめるシングルルームなど多様ながらも、全35室のレイアウトが全て異なるのも山の上ホテルの特徴です。

客室だけではなくルームキーも必見。レトロな鍵と部屋番号の書かれたキーホルダーでクラシカルな気分をさらに盛り上げてくれるアイテムです。

「キーホルダー」1650円(税込)

心ときめくルームキーは、ミニチュアサイズのキーホルダーとなって「ホテルショップ ヒルトップ」にて販売されています。キーホルダー専用の箱は、原稿用紙をデザインしたペーパーで包装してもらえるので、おみやげにしても喜ばれそうです。

 

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