十文堂は京都・祇園四条で人気の甘味処!お豆サイズの炙り団子がかわいい
京都の甘味処「十文堂(じゅうもんどう)」でいただける「鈴なり団子」を知っていますか? 直径12mmという豆粒サイズのこのお団子が細い串に連なる様子は、心揺さぶられるキッチュさです。「幸福(しあわせ)が鈴なりに降ってきますように」との願いも込められた、ちっちゃなお団子、どうぞ召し上がれ。
京阪「祇園四条駅」から徒歩15分ほどにある甘味処
京都の観光地としても人気の京阪電車「祇園四条駅」周辺。「十文堂」はその駅から清水寺に向かう途中の閑静なエリアにある甘味処です。京都を代表する景色のひとつ「八坂の塔」や、縁切り神社として知られる「安井金比羅宮」からほど近い場所にあります。
もともとグラフィックデザイナーとして活躍していたオーナー。セカンドキャリアを考えたときに、「好きな甘味のお店がやってみたい」と思いつき、「十文堂」を立ち上げました。とはいえ現在もデザイナーとしての依頼が絶えず、二足のわらじで頑張っています!
お店のメインとなるようなメニューをと試行錯誤する中で思いついたのが、小さな形で食べやすい「鈴なり団子」です。理想の味を作り上げるべく、お団子の食感や味付けなど材料を一つひとつ吟味し、今のおいしさにたどりつきました。お団子はオーダーが入ってから炙り、香ばしい風味をプラスします。
まずは鈴なり団子のセット「団楽」を
「十文堂」でまずオーダーしたいのが、鈴なり団子全5種類がセットになった「団楽」。白いお団子は上新粉・白玉粉・もち粉をブレンドした優しい味わい、黒いお団子はこれに黒ごまを練りこんだ風味豊かな味わいです。
白いお餅に大粒の丹波大納言あずきで仕立てたつぶあんをたっぷりのせた「粒あん」は、甘さ控えめで飽きのこないおいしさ。
黒ごまのお餅にこだわりのみたらしだれをとろりとかけ、香ばしい黒寿きなこを添えた「みたらし」。甘辛みたらしにきなこが絡み、黒ごまの風味も相まって後引く味わいです。
白味噌で仕立てたお雑煮のような雰囲気の「京風白みそ」は、たっぷりお味噌を絡めて食べるのがおいしい!
だし醤油で香ばしく焼いた「いそべ焼」は、焼き海苔を敷いて風味豊かなアクセントをプラス。炙り醤油のおいしさがぐっと引き立ちます。
リピーターが多いという「黒ごま醤油」は、秘伝の甘辛だし醤油で焼き上げ、添えられた黒七味をつけていただきます。ピリリとした七味が味をぎゅっと引き締め、忘れがたいおいしさです。
いずれもひと口でペロリと食べてしまえる大きさで、食後のおやつやちょっと小腹がすいたときにもぴったり。
ほうじ茶とチーズの涼やかなクリーム「鈴なり最中」
鈴なり団子を最中で表現した「鈴なり最中」も人気の甘味のひとつ。サクサクとした最中の中にほうじ茶と生クリーム、チーズクリームで仕立てたフィリングを詰め込み、白玉のお餅を忍ばせます。
「鈴なり最中」はおみやげ用のボックスが用意されているほか、食べ歩き用にも購入可能。冷たい最中なので、京都の街歩きを楽しみながらひんやり感に癒やされて。
ほかにも、鈴なり団子2つと鈴なり最中、抹茶テリーヌに、抹茶パフェを組み合わせた、ボリューム満点の「団じゅうろう」や、鈴なり団子2つとみつまめをセットにした「みつまめさん」などのセットもラインナップ。いろんな味わいを試してみたくなりますね♪
text:木村桂子(ウエストプラン)
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