持ってるだけでおしゃれ!京都のボトル入りコーヒーゼリーがおいしい
京都のオフィスや百貨店などが立ち並ぶ四条烏丸エリア。目立つ看板を出すお店が多い中、ひっそりとした路地の目立たないビルの3階で、世界に5%しか流通しないと言われるスペシャルティコーヒー豆を扱うお店があります。それが、『Coffee Base KANONDO(コーヒーベース カンオンドウ)』。世界中のコーヒー好きが足を運ぶ隠れ家です。
Summary
こんなところに?秘密基地的コーヒーベース
地下鉄と阪急電車が交差する四条烏丸は、商業施設やオフィスが立ち並ぶ繁華街。そんな賑やかな場所に目立たない幅1mほどの道、撞木辻子(しゅもくずし)があります。
“辻子”は、平安京遷都で碁盤の目に道が敷かれた京都を、豊臣秀吉が縦長に街区を分けた時代、区画の奥に入るために作られた生活道路の名残。そのため基本的に道に面するのは建物の壁になります。
住所では“ミヤコビル”とありますが、ぱっと見、一軒家のような外観。エレベーターなどはなく、階段で3階まで上がります。
撞木辻子の界隈は、美味しいランチのお店が並ぶエリアとして地元で働くサラリーマンに人気がありますが、たとえ前を通っていたとしても『Coffee Base KANONDO』に関しては、知らなければ高確率で見逃してしまうかも。
無機質な内装に和花が飾られていたり、途中に会社が入っていたり、まさかこんなところに?と思いながら階段を上がった先に小さくて本格的なコーヒーベースが現れます。
黒を効果的に使ったスタイリッシュな空間。ガラスで仕切られた個室はレンタルオフィス。
設置された2脚の椅子でイートインすることもできますが、基本的にはテイクアウト専門のお店です。
特別な豆を、使う分だけ少しずつ焙煎し、最高鮮度で提供
コーヒー好きがわざわざ足を運ぶ『Coffee Base KANONDO』。使う豆は、世界の総流通のうちトップ5%しかないと言われるスペシャルティコーヒー豆。
その特別な豆をお店に備えた小さな焙煎機で少量ずつ焙煎します。この焙煎機はメイドイン京都。100gから焙煎できるため、毎日、必要な量だけを焙煎し、コーヒー豆の注文が入れば焙煎し、いつも最高鮮度のコーヒー豆を用意されています。
持ち歩きで高ぶる!斜めツートーンのコーヒーゼリーボトル
『Coffee Base KANONDO』の広告塔ともいえる看板メニューが、この斜めツートンカラーの「コーヒーゼリー」。持ち歩きやすいボトルで、街歩きにもぴったり。しかも、作り置きではなく…。
毎回、注文が入るたびに、豆を挽くところからスタート。
丁寧にハンドドリップして、香りのよいアイスコーヒーを抽出します。
抽出したコーヒーは、氷の中へ。氷が溶けることも想定した濃さで豆の量、お湯の量を調整。
ミルクとコーヒーの黄金バランスをいつも一定に保つ為に、精密に計量しながら冷やしたコーヒーを、コーヒーゼリーを仕込んだボトルに注ぎ入れます。コーヒーゼリーとアイスコーヒーに使う豆は別のもの。
そこにミルクをたっぷり注ぎ入れると、美しいツートンカラーのボトルができあがり。
思わず撮影したくなるクールフォトジェニック。ゼリー部分に甘みをプラスしてあるので、飲むときはゼリーを好みの大きさに崩して、タピオカストローでゼリーの食感ごといただきます。
推し!バナナ1本まるごと入った、デザート感覚のバナナジュース+エスプレッソ
最近、女子を中心に人気が集中しているというのが「バナナジュース+エスプレッソ」。ん?と思う組み合わせなのですが、これが思いの外、いや想像を超えて美味しい!
1杯の「バナナジュース+エスプレッソ」を作るのに、まるごと1本のバナナを使うそう。甘さはバナナに含まれる天然の果糖と隠し味に加えられた蜂蜜のみ。
濃く甘いバナナジュースに、たらりと垂らした深みのあるエスプレッソが大人味のアクセント。デザートを食べたような満足感もあり、本格的なコーヒーの味わいもあり、1杯で満ち足りた気分になれます。
コーヒー豆をセミオーダー?送料無料で自分好みを定期購入
『Coffee Base KANONDO』で使っている自家焙煎コーヒー豆は、店頭では100gから買えますし、オンラインなら月替わりの旬のスペシャリティコーヒー豆が毎月決まった日程で届く定期便コースがあります。
このコーヒー定期便、必要なg数と焙煎の深さをライト(浅煎り)、マイルド(中煎り)、ビター(深煎り)または煎り方MIXから選べたり、豆のままか粉かを選べたり、セミオーダーメイド。しかも発送の日に合わせて焙煎した新鮮な豆が、送料無料&10%増量のサービス付きでかなりお得。
竹炭、抹茶、焙煎機で焙煎したアーモンドの3種類のオリジナルクッキーとドリップバッグを詰めたギフトセットもあります。『Coffee Base KANONDO』らしいスタイリッシュなパッケージかつ本格的な味わいはお洒落な先輩へのプレゼントにも良さそうですね。
わかりにくい路地、隠れ家的空間の先にあるスタイリッシュなコーヒーベース。京都旅行で訪れれば、異色な思い出になるのでは?
Photo:瀬田川勝弘
text:小西尋子
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