ライフスタイル
2020.11.05
「メキシコ料理」の簡単レシピで、手作りタコスparty！＃海外気分でおうちごはん
おうちごはんに世界各国の料理を取り入れて、海外旅行気分を味わってみては？基礎からしっかり学べる料理教室「ABCクッキングスタジオ」で教えてもらう、世界一周レシピの連載もこれで最終回！ 11月は太陽と情熱の国から「メキシコ料理」編をお届けします。
Summary
チリコンカン、ワカモレ、フレッシュサルサに挑戦
タコスやブリトーの専門店が増え、日本でも近年ぐっと身近な存在になった「メキシコ料理」。先住民のレシピをベースに、スペイン料理の影響を色濃く受けたレシピが多く見られます。そして、豆やアボカドなどの野菜やスパイスがたっぷり！見た目が華やかなのでパーティーを盛り上げてくれること必至です。
【レシピ】タコスに挟んでいただきます！絶品「チリコンカン」
ひき肉と豆とトマトをスパイスで煮込んで作る「チリコンカン」は、スペイン語で「肉入り唐辛子」を意味する言葉。19世紀にメキシコから独立してアメリカに合併された米・テキサス州が発祥地だと言われています。タコスに挟んでも、ご飯にかけてもスパイシーでめちゃくちゃ美味ですよ！
＜材料＞ 4人分
豚ロース（とんかつ用）200g
塩 小さじ1/8
黒こしょう少々
薄力粉 小さじ2
にんにく 12g
オリーブオイル 小さじ2
玉ねぎ 240g（約1個分）
白ワイン 40cc
ミックスビーンズ 100g
チリパウダー 小さじ 4
カットトマト缶 300g
コンソメ 小さじ 1
砂糖 小さじ 1
トマトケチャップ 小さじ 2
ウスターソース 小さじ 2
塩 小さじ 1/8
黒こしょう 少々
タコシェル 8枚
レタス 80g
サワークリーム 40g
〈下準備〉
・豚ロース肉は、 1cmの角切りにし塩・黒こしょうをしておく。
・にんにくは、皮と芯を除き、潰して粗みじん切りにしておく。〈★ポイント1〉
・玉ねぎは 、1cmの角切りにしておく。
・ミックスビーンズは 、水気を切っておく。
・レタスは、せん切りにし、水にさらして水気を切っておく。
・タコシェルは、オーブンの天板にクッキングシートを敷き、重ねずに広げて並べ、予熱を入れたオーブンで焼く（電気170℃ 4分、 ガス160℃3分位）。
★ポイント1
にんにくの芯は消化不良の原因に。焦げやすいため、よい香りが立ち上がる前に焦げたニオイを放ってしまいもったいない！にんにくの芯を事前に取り除くと、美味しく調理できます。
にんにくを潰して繊維を断ち切れば、単純にみじん切りするよりも、フライパンの上でより芳しく香ります！
〈作り方 〉
①鍋にオリーブ油を入れ、にんにくを弱火で香りがするまで炒める。
②豚肉に薄力粉をまぶし、①に加え全体に香ばしい焼き色をつける。〈★ポイント2〉
③玉ねぎを加えしんなりしたら白ワインを加える。
④アルコール分を飛ばしながら煮詰め、ミックスビーンズを加える。
⑤チリパウダーをふり入れ、全体を良く混ぜ合わせる。
⑥カットトマトを加え半量位になるまで煮詰める。
⑦ケチャップ・ウスターソースを加え、さらに汁気がなくなる位まで煮詰める。
⑧塩・黒こしょうで味をととのえる。
★ポイント2
豚肉に薄力粉をまぶし一度焼き色を付けると、肉のうま味が逃げず、パサつきも防げて一石二鳥。こんがり香ばしい焼き色（写真参照）がつくまで火を加えよう！
【レシピ】アボカドの恵みを丸ごと！パクチーが効いた「ワカモレ」
メキシコ全土で愛されている「ワカモレ」は、アボカドの栄養価を丸ごといただけるヘルシーな前菜。パクチーとレモン汁の爽やかさがきっとクセになるはず。
＜材料＞ 4人分
アボカド 1/2個
レモン汁 小さじ 1
塩 小さじ 1/4
玉ねぎ 20g
パクチー 1本
〈下準備〉
・アボカドは、1cm位の角切りにしておく。
・玉ねぎは、細かめのみじん切りにしておく。
・パクチーは、根元を除き、みじん切りにしておく。
〈作り方〉
①ボウルにアボカド・レモンの絞り汁・塩を入れ、全体を混ぜる。〈★ポイント1〉
②玉ねぎ・パクチーを加え、さらに良く混ぜる。
★ポイント1
アボカドは空気に触れたところから黒くなる性質が。レモンの絞り汁をかけると変色を防ぐことができます。全体的によく混ぜて美しいグリーンをキープ！
【レシピ】辛くて旨い！メキシカンに欠かせない「フレッシュサルサ」
タコスに挟んでも、肉や魚料理にかけてもOK！スパイシーな「フレッシュサルサ」は、メキシカンな食卓には欠かせない存在。トマトなどの材料を刻んで調味料と混ぜるだけの超シンプルレシピです。
＜材料＞ 4人分
トマト 1個
砂糖 小さじ 1/2
レモン汁 小さじ 2
玉ねぎ 20g
しし唐辛子 2本
パクチー 1本
タバスコ 小さじ 1/4～
塩 小さじ 1/2
黒こしょう 少々
〈下準備〉
・トマトは、ヘタを除き、洗って、1cmの角切りにし、ボウルに入れ〈★ポイント1〉、砂糖を加え全体に馴染ませ、しばらくおいておく。
・玉ねぎは、細かめのみじん切り。
・しし唐辛子は、縦半分に切り、ヘタと種を除いて薄切り。
・パクチーは、根元を除き、みじん切り。
★ポイント1
トマトに砂糖をなじませると、浸透圧でトマトの中の水分が出てきます。10～15分放置。その分旨味がトマトの中に凝縮されます。このひと手間が大切。
〈作り方〉
①トマトのボウルに、レモンの絞り汁を加え、玉ねぎ・しし唐辛子・パクチー・タバスコ・塩・黒こしょうを加え、良く混ぜる。
〈全体の盛り付け〉
皿にチリコンカン・レタス・タコシェル・ワカモレ・サワークリームを彩り良く盛り付け、別の器に盛り付けたフレッシュサルサをのせる。写真のように、大きなかごなどに一つにまとめていれると、雰囲気が出るのでおすすめです。
【テーブルコーデ】メキシコの祭典「死者の日」を祝う、カラフルな食卓
10月末から11月上旬にかけてメキシコ全土で行われるお祭り「死者の日」は、日本でいうところのお盆。ただし日本と違って、骸骨のコスチュームやカラフルな装飾が町中に溢れ、楽しく死者を弔うんです！今回は、そんな楽しいイベントをイメージした、カラフルでご機嫌なコーディネートを紹介します。
真っ先に目を引くスカル（骸骨）は、雑貨店「Flying Tiger Copenhagen」で300円で購入したもの。ハートや花などを表面の凹凸に合わせて簡単にペイントできます。水彩ペンではなくアクリルの絵の具だと描きやすいですよ。
パステルカラーのパーティーガーランドが可愛すぎて、吊るすだけでは飽き足らずテーブルにも敷いてみました。パーティーグッズブランド「Talking Tables」のポンポンシャンデリアをスカル（骸骨）の下に置いて、より賑やかに～！キャンドルはビビットカラーを選んでみて。
トマト缶のラベルを剥がし、Pinterestで「メキシコ」を検索しヒットした絵柄を貼り付けました。本当は海外の缶詰を使いたいけれど、そうそう家にあるものではないので、こうやってプチDIYしちゃおう！
同じく、Pinterestで検索したメキシコらしい絵柄を楊枝に貼ったネームピックに。さりげなく配置したサボテンでメキシコ感はMAX～！
SNSで募集中！おうちでメキシコ料理＆テーブルコーデ写真
るるぶ&more.では本記事のレシピをおうちで再現された写真をSNSで募集中！手作りメキシコ料理やテーブルコーデのアイデアをハッシュタグ「#旅好き女子のための世界一周レシピ」「#rurubuandmoreレシピ」をつけてシェアしてください！
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今回レシピ提供のご協力をいただいたABCクッキングスタジオでは体験レッスンを開催中！初めての方は500円で体験レッスンに参加できます。詳しくはこちら！
【メキシコ旅行情報】リゾートも歴史も！ラテン気分で情熱の大地を踏みしめよう
メキシコ随一のリゾート地として名高いカンクン。ここを起点に透明度抜群の神秘の湖「グラン・セノーテ」や、ユカタン半島最大の遺跡「チチェン・イツァ」に、日帰りツアーに行くのがオススメ。カンクンで一番大きなショッピングセンター「ラ・イスラ・ショッピング・ヴィレッジ」でのお買い物や、マリアッチを聞きながらのメキシカンディナーもエンジョイ！
歴史的建造物が立ち並ぶ「ソカロ広場」周辺は、首都メキシコ・シティの魅力が凝縮したとも言えるエリア。16世紀、スペイン軍によって壊された200m四方の広場で、ロシアの赤の広場、中国の天安門広場に次ぐ大きさを誇ります。メキシコの歴史を描いた壁画のある「国立宮殿」やメキシコカトリックの総本山「カテドラル・メトロポリターナ」などの見どころを歩いて巡りましょう！
約1年にわたる世界一周レシピの連載も今回でゴール！また違ったお料理企画でお会いできる日を楽しみに♪ボン・ヴォヤージュ！
レシピ提供 ＝ABCクッキングスタジオ
text＝城リユア（mogShore）
photo＝大塚七恵
Styling=Yuka Eguchi, Masako Ouchi
●記事内のメキシコの旅行情報は『るるぶメキシコ’20』に掲載した記事をもとに作成しています。
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