都内にいながら九州一周!?“おいしいものしかない”各県アンテナショップの逸品を大調査
海産物もご当地麺もスイーツも、九州はおいしいものの宝庫。行きたいけど行けない…そんなジレンマを解消してくれるのが、東京にあるアンテナショップです。食いしん坊なるるぶ&more.エディターが、東京で楽しめる九州各県おすすめのグルメをリサーチしました。豪華賞品が当たるアンテナショップスタンプラリーも開催するから、全店制覇を目指して、アンテナショップめぐりを!
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熊本県民が愛してやまない“緑の銀紙のケーキ”/リキュールマロン
輝くようなグリーンの銀紙に包まれたケーキ…。熊本県民ならこの姿を見ただけで、思わずよだれをごくり。
こちらは熊本で最初の洋菓子店として1962年に誕生した「スイス」のバターケーキ「リキュールマロン」です。
リキュールシロップがたっぷりと染み込んだスポンジ生地の間には、熊本県産の渋皮マロン入りのバタークリームが厚さ4cmほどもたっぷり!創業当時から変わらぬ製法で、バタークリームのサンドも、シロップ漬けも、包装も、手作業で作られています。
サツマイモ&小豆餡の素朴な甘さにほっこり/いきなり団子
「いきなり団子」は、突然お客さんが来てもいきなり(すぐに)作っておもてなしできるという、熊本の代表的な家庭のおやつ。輪切りにしたサツマイモに小豆餡をのせて、小麦粉の生地で包んで蒸すだけです。
「長寿庵」の「いきなり団子」は厚みのある甘いサツマイモが特徴。オーソドックスな白、黒糖を使った黒、白餡に紫芋粉を混ぜた紫の3種類があります。
※年末年始休業:12/30(水)~1/4(月)・12/29(火)は18時まで営業
バター風味にラムレーズン&白餡がベストマッチ/ざびえる
50年以上愛される「ざびえる本舗」の銘菓「ざびえる」。大分で南蛮文化の華を咲かせた宣教師フランシスコ・サビエルの功績をたたえて誕生し、大分土産の大定番として知られています。
包装紙にデザインされた十字架の色の違いで、金と銀があるって知っていましたか?金色はラムレーズン入り、銀色は純和風の白餡なんですよ。
磯の香り豊かな味噌汁が簡単に作れる/鶴亀海苔バラ干しのり
約70年、3代にわたって大分で海苔を作り続けている「鶴亀海苔」(現・鶴亀フーズ)。大分県産にこだわり、生の海苔を仕入れ、翌日までに加工して作るため、香りと風味が抜群なんです。
「バラ干しのり」は生の海苔を摘み取ったまま乾燥して焼き上げたもの。いつもの味噌汁にひとつまみ加えるだけで、磯の香り豊かな一杯が手軽に味わえます。レトロかわいいパッケージにも注目。
※年末年始休業:12/30(水)~1/3(日)
本枯節の旨みたっぷり。一家に一本常備すべし!/かつおマヨネーズ
「指宿屋」の「かつおマヨネーズ」は、鹿児島県指宿産のかつお節の最高クラスである本枯節の粉末を使ったマヨネーズ。食べてびっくり。かつお節の旨みがたっぷりで、出汁のおいしさを知る日本人なら誰もが好きな味なんです。
野菜スティックをディップして、ボイルしたエビや魚のフライにかけて、お好み焼きやたこ焼きに添えて、ゆで卵と和えて…、使い方は自由自在です。
ラム酒にうっとり。大人女子のためのご褒美おやつ/ラムドラ
鹿児島県日置市の湯之元温泉にある「梅月堂」は、2021年で創業100年を迎える老舗。材料・製法に手を抜かず、少量でも品質のいい手作りの和菓子を作り続けています。
ラムレーズンと小豆餡をサンドしたどら焼き「ラムドラ」は、大人女子をターゲットにして4年ほど前に考案されたそう。マイヤーズのダークラムで漬け込んだラムレーズンも、北海道大納言小豆の餡も、どら焼きの薄皮もすべて自家製。レーズンを噛むと、芳醇なラムの香りが口いっぱいに広がります。
※年末年始休業:12/30(水)~1/3(日)(1階食品販売)
コスパ抜群で使い勝手のいいご当地カレー/五島の鯛で出汁をとったなんにでもあうカレー
長崎県五島列島産の材料を使ったレトルトパウチ食品会社「ごと株式会社」が作るのは、「五島の鯛で出汁をとったなんにでもあうカレー」。
ルーのベースは、水揚げされたばかりの鯛でとった出汁と牛骨スープです。鯛の旨みを感じる深みのある味で、辛味はマイルド。具が入っていないプレーンは150円と価格も手頃で、ストックしておくと重宝しそう。他に、五島豚なんこつ、チキン、ビーフ、チーズもあります。
原料の塩から手作り。コシが強くて、喉越しつるん/手延べ五島うどん
長崎県五島列島の名物「五島うどん」は、細麺なのにコシが強く、五島特産のつばき油を塗ることで、なめらかでつるりとした喉越しも楽しめるのが特徴。
「五島うどん」の製麺所のなかでも「虎屋」は、五島近海のミネラル豊富な海水を炊いて、うどんをこねる際に使う塩から手作りしているんです。
※年末年始休業:12/30(水)~1/3(日)・12/29(火)は18時まで営業
シンプルなデザインと柔らかい生成りの白が素敵/「JICON」菊皿
渋谷ヒカリエ8階にある「d47 design travel store(ディ ヨンナナ デザイントラベルストア)」は、全国47都道府県のクラフトや物産を、作り手やその想いを紹介しながら販売するお店。2021年2月28日(日)まで、佐賀らしさを感じる商品を厳選した「SAGA TRIP PACK」の申込受付や佐賀県関連アイテムを販売しています。
「SAGA TRIP PACK」とは、選んだギフトを味わいながら産地を訪ねるオンライン体験もできる、自宅に届く新しい旅の形。
「SAGA TRIP PACK 3」は、佐賀県有田町の「今村製陶」の磁器ブランド「JICON(ジコン)」の菊皿2枚と、お香立てとして利用できる窯道具・ハマを、バルーン柄の風呂敷に包んでセットでお届け。購入者特典で「今村製陶」のものづくりについて紹介した映像配信も見られます。
大豆の風味が抜群。こだわりの豆腐でひと味違う鍋パ♪/川島豆腐店のこだわり豆乳鍋セット
「SAGA TRIP PACK 5」は佐賀県唐津市で200年以上続く「川島豆腐店」の豆腐が堪能できるセット。ざる豆腐、豆乳、胡麻豆腐、おすすめの野菜、出汁まで一緒に届くから、これだけでおいしい豆乳鍋が作れます。
大豆の風味が活きた豆腐は、まずはそのまま味わい、次に鍋に入れて食感や味わいの変化を楽しんでみて。こちらのパックも、バルーン柄の風呂敷&映像配信がセット。
※年末年始休業:1/1(金)~1/7(水)・12/31(木)は18時まで営業
九州のおいしいを集めた赤坂の隠れ家で、歌舞伎役者の楽屋めしを
赤坂・一ツ木通りの裏手に、ひっそりとたたずむ一軒家。「赤坂うまや」は歌舞伎俳優・三代目 市川猿之助氏がディレクションした九州料理のお店です。
元々、こちらは澤瀉屋(おもだかや)一門の稽古場がある敷地。稽古後においしい食事が楽しめるように、1・2階に飲食店のテナント誘致を考えている際に、当時JR九州フードサービス(株)の社長だった唐池恒二氏(現・JR九州会長)と出会い、一緒に店づくりをすることになったのだとか。
店内は木、石、土といった自然素材が織りなす上質な和の空間。1階に70席、2階に80席があり、大広間のダイニングの他、カウンター席やテラス席、7つの個室も。隈取りや提灯といった歌舞伎小物もさりげなく飾られているんですよ。
ランチメニューのおすすめは「三代目 市川猿之助の楽屋めし」(1700円)。楽屋で食べるお弁当をイメージして、猿之助さんが考案しました。
演目の合間に化粧を施したまま食べられるようにひと口サイズで、少しずつでも品数は多く。猿之助さんの大好物であるエビフライやお刺身、煮物、お浸しなどが曲げわっぱの中に8品入っています。小鉢の内容は日により変わりますが、辛子明太子や鶏天、さつまあげ、辛子レンコンといった九州らしい逸品が入ることも。
夜のメニューはさらに九州料理が充実。鹿児島黒豚ばら肉しゃぶしゃぶ鍋や、佐賀のみつせ鶏の焼き鳥、博多明太子の玉子焼き、宮﨑のチキン南蛮など、目移りしちゃう品揃えです。
※年末年始休業:12/29(火)~1/3(日)
すだちでもかぼすでもない“幻の柑橘”へべすって?/日向へべすシロップ&ジャム
宮崎県日向市原産の柑橘「へべす」は、すだちよりも大きく、かぼすよりも香りが優しく、酸味がマイルドで、果皮が薄くて、果汁もたっぷり。
日向市では花嫁が嫁ぎ先にへべすの苗木を持って行く風習があり、一軒家の庭先にはへべすの木が植えられていることが多いのだそう。日向市の人にとって、へべすは買うものではなく、庭先に植えてあるもの。ゆえに全国に流通しなかったため、“幻の柑橘”と言われています。
緑へべすのジャムは爽やかな香り、完熟の黄色へべすのジャムはほどよい苦みと甘酸っぱさが味わえます。5倍希釈のシロップは、紅茶に入れたり、炭酸や牛乳で割ったり、好みにアレンジして。
ご飯にパンにお刺身に。アレンジ自在の万能調味料/ちりめんアヒージョ・ちりめんみそ・かつおみそ
宮崎県土々呂漁港の目の前で、水揚げしたばかりの魚介を仕入れて加工する「高橋水産」。ちりめんもかつお節も、おいしさの秘密は、鮮度のいい魚の目利きと、無添加・無着色で手間暇かけた手作業にあります。
「ちりめんアヒージョ」は塩分控えめで、パンにつけたり、パスタとからめたりと、使い勝手抜群。ハガツオやメジカをフレークにして味噌とからめた「かつおみそ」は、ご飯のお供に最高です。
※年末年始休業:1/1(金)~3(日)・12/31(木)は18時まで営業
ここは工芸品ミュージアム!?上質な空間でいただく福岡直送の天然物お魚ランチ
千鳥ヶ淵公園の向かいにある「福扇華(ふくおか)」は、福岡県が監修し立ち上げたアンテナレストラン。福岡県産食材を駆使した料理、県産の木材や伝統工芸品で仕上げた空間など、福岡らしさが詰まっています。
エントランスの扉の木材は、木目の美しい福岡県産の栴檀(せんだん)。入って右手には、福岡の特産品が買えるコーナーがあり、お買い物だけの利用もOKです。
全76席があり、写真の和室を含めて個室は5室。八女すだれ、掛川の畳、博多織、八女提灯など、福岡が誇る伝統工芸品が随所にあしらわれ、見事に調和しています。
良質な漁場である玄界灘に面した福岡県。養殖物は海苔とカキだけで、県内で獲れる魚介はすべて天然物なんです。
長浜漁港で水揚げし、すぐに空輸したヒラマサが味わえるのが「天然ひらまさの漬け丼」(1380円)。福岡ならではの甘い醤油と昆布などの出汁に漬けたヒラマサは、透明感のある白身が美しく、ほどよい歯ごたえにあっさりとした脂、甘みもあって絶品です。
※年末年始休業:12/29(火)~1/4(月)
るるぶ&more.では現在、東京にある九州各県のアンテナショップをめぐるスタンプラリーを開催中!
スマートフォンがあれば誰でも無料でできて、なおかつ複数のスタンプを集めた方には豪華景品があるチャンスもあるのでぜひ参加してくださいね。
参加方法は簡単!お店で位置情報をONにしてQRコードを読み取るだけです。スタンプを集めたら、賞品に応募するのをお忘れなく。
スタンプラリーの対象はこちら8店舗。お店にスタンプ用QRコードが印刷されたポスターがあるので、見つけたらスキャンしてください♪
アンテナショップにはこの記事で紹介したもの以外にもおいしいご当地グルメが揃っているので、お気に入りの逸品が見つかるかも!ぜひスタンプラリーをしながら巡ってみてくださいね。
text:伊藤あゆ
photo:小松正樹
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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