高円寺にあるレトロ喫茶「珈琲亭 七つ森」で、昔懐かしのプリンを味わおう
古着や雑貨など個性的な店が集まる、サブカルの街として名高い高円寺に1978年から続く喫茶店「珈琲亭 七つ森」があります。アンティークの家具や照明が配された店内は、昭和初期の時代に迷い込んだようなノスタルジックな雰囲気に包まれています。
かつての長屋を利用した懐かしさ満点の建物
JR高円寺駅から徒歩8分、東京メトロ新高円寺駅から徒歩3分のルック商店街にあります。かつての長屋の一部を利用した瓦屋根の趣ある建物が目印。
店名の「七つ森」は、宮沢賢治の詩集『春と修羅』に登場する岩手県雫石町の地名。都会のオアシス的な場所でありたいという願いが込められているそうです。
昭和初期をイメージしたアンティーク空間が落ち着く!
長屋だった建物を昭和30年代の懐かしい雰囲気にリノベーションした店内は、手前にカウンター席、奥にテーブル席があります。ビロードのソファにランプの薄暗い灯りは誰もがイメージする古き良き喫茶店そのもの!読書をしたり、考え事をしたり…ついつい長居してしまいそう。
ステンドグラスのランプシェードや古時計など、アンティークの調度品はオーナー自ら集めたもの。壁にかかったメニューでさえもレトロ!
看板やメニューには宮沢賢治の作品にたびたび出てくるフクロウが描かれています。
フードからスイーツまで自家製メニューが自慢
「珈琲亭 七つ森」はフードからデザートまでメニューがたくさん。和風オムライスのオムごはんや、ルーから手作りする3種類のカレーなどすべて自家製。喫茶店だからといって、手抜きは一切しない、こだわりを感じます。
デザートのなかで人気なのがオープン当初からあるカスタードプリン。カスタードの甘さとカラメルソースの程よい苦味がマッチする固めプリンです。大きめなので食べ応えあり!一杯立てドリップで淹れるコーヒーと一緒にどうぞ。
お店のことを思い出して欲しい、ご縁がありますようにと、リボンが付いた5円玉をお釣りでもらえます。創業当時から続く、ちょっとした心使いが長年愛される所以のひとつなのかも知れません。ちなみに、5円玉のお釣りが出やすい価格設定なんですよ。
昭和レトロなくつろぎ空間と種類豊富な料理の数々。ランチからカフェ休憩、夜ごはんまで、いつ訪れても飽きない高円寺のオアシスにふらっと立ち寄ってみませんか。
Text:木村秋子(editorial team Flone)
Photo:済陽弥生(Studio Sarrut)
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