リニューアルして人気沸騰中!「京都市京セラ美術館」潜入レポート【#編集部のおでかけキロク】

リニューアルして人気沸騰中!「京都市京セラ美術館」潜入レポート【#編集部のおでかけキロク】

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京都の名所のひとつでもある、平安神宮の真っ赤な大鳥居。そのそばにある京都市美術館が通称を「京都市京セラ美術館」として2020年春にリニューアルオープン!改修前のレトロで荘厳な雰囲気はそのままに、現代的で開放感あふれる美術館として生まれ変わりました。そんな京都市京セラ美術館にいま女子たちが殺到中!インスタグラムでも大人気なのです。その秘密を探るため、このたび編集部・ゆかっくまが潜入してきました!

Summary

「京都市京セラ美術館」って?

1933年に「大礼記念京都美術館」としてオープン。京都市内でも文化エリアとして知られる岡崎に位置し、その後は「京都市美術館」として長年京都市民を中心に多くの人々に親しまれてきました。

2014年の開館80周年を機に、建築家・青木淳氏、西澤徹夫らの手によって”より開けた美術館”を目指してリニューアル!2020年春、「京都市京セラ美術館」として新しく生まれ変わりました。

元々の入り口はガラス・リボン上の金と黒の扉
元々の入り口はガラス・リボン上の金と黒の扉

入り口は、写真下のガラス・リボン。リニューアルにともない増設された箇所で建物としては地下1階にあたります。

入り口にかけては緩やかなスロープ。吸い込まれるようにして美術館のなかへ!

シンボリックな「中央ホール」がインスタで大人気

入館して最初にたどり着くのが、「中央ホール」。

元々は旧大陳列室という大展示室として使われた場所ですが、ロビーとして人が行き交うパブリックスペースに生まれ変わりました

また、各展示室や庭園などへ行き来できる場所でもあることから、美術館のハブ的役割も果たしています。

インスタで人気の螺旋階段もここに。こちらの色味に合ったお洋服を着て写真を撮られている方も多いんだそうです。
階段を上がって、バルコニーから見下ろすのもまた違った景色が見られてオススメですよ。

約3700点から厳選!いつ来ても夢中になれるコレクションルーム

許可を得て特別に撮影
許可を得て特別に撮影

リニューアルの際に新設されたコレクションルーム(常設展示室)に、何回でも来たくなる秘密が隠されています。

美術館の常設展というと、同じ作品をずっと変わらずに展示しているものと思っている方も多いはず。

しかし、こちらのコレクションルームは年4回、四季ごとにまるっと展示作品を入れ替えてしまうというのだから驚きです!

許可を得て特別に撮影
許可を得て特別に撮影

京都市が所蔵する約3700点ものアート作品のなかから、毎回四季ごとのテーマに合わせて100点ずつをピックアップ。

編集部が訪れた際は「秋」(11月29日まで)の展示で、写真のような秋らしい色使いの作品や秋の風景が描かれたものが多くみられました。

展示室を順路に沿って進むにつれ、作品の時代もだんだんと現代に近づいてくるようにもなっています。展示が入れ替わるたびに、何度でも来たくなってしまいますね。

建築好き大興奮。今昔が混ざり合う”建物”にも注目

展示されている美術作品ももちろんですが、もうひとつの楽しみ方は「建築」。

1933年に建てられた本館は、当時の流行であった和洋折衷の「帝冠様式」が取り入れられています。

かつてお客さんを迎えていた旧玄関。ドラマ『半沢直樹』にも登場しそうな大階段の周囲の照明や手すりのデザインなど、創建当初のアールデコ装飾がそのまま保存されているんです!

さらに上を向いて見ると、ステンドグラスが輝いているのがわかります。

建物外観もよくみて見ると、レンガの上に銅葺瓦屋根がのっているのがわかりますか?
考えてみれば不思議ですが、違和感のない絶妙なバランス...!

下のガラス部分は、リニューアルにより新設された美術館の入り口。元々の建物がガラスの台の上に鎮座しているようにも見えますよね。

さて、いきなりですがここで問題です!
この小さな窓のある木枠はなんでしょう?



正解は、昔のチケット売り場!

チケット販売のお姉さんがいたであろうこの裏の事務室は、コレクションルームの展示室として再活用されていますよ。

ふらっと立ち寄れるカフェ「ENFUSE」

併設されたカフェ「ENFUSE(エンフューズ)」もインスタグラムで人気となっている理由のひとつ。

美術館のチケットを持っていなくてもOK。気軽に入れます♩

土日は開店前から列ができるほどで、編集部が訪れた日もお昼どきには満席になっていました。

店内は白&茶色を基調としていて、流行りの韓国っぽいカフェ写真が撮れる雰囲気。

地下1階のガラス部分にあるので、日中はカフェ全体に光が差し込みます。自然光ばっちりです◎

上から、ダンデライオンホットチョコレート 700円、カフェラテ 650円、栗のクレームブリュレ 750円
上から、ダンデライオンホットチョコレート 700円、カフェラテ 650円、栗のクレームブリュレ 750円

ドリンクやスイーツなどのカフェメニューだけかと思いきや、ランチに食べたいプレートやカレー、ナポリタンにお酒まで...!どの時間に訪れてもメニューに迷うことはありません。

美術館にいながら名カフェや名店の味が楽しめるのも特徴です。写真に映るのは、ダンデライオンチョコレートの「ホットチョコレート」とCoffee Wrightsの「カフェラテ」。Coffee Wrightsのドリップコーヒーは、ここオリジナルのパッケージで販売中なのでお土産にもぴったり!

スイーツは「栗のクレームブリュレ」をいただきました。名前だけでもすでにおいしそう!口に入れた瞬間、栗の風味がふわっと広がります。

オリジナルグッズにも注目のミュージアムショップ

カフェの向かいにあるのは「ART RECTANGLE KYOTO(アート レクタングル 京都)」というミュージアムショップ。こちらもチケットなしで入れます。

美術館ではおなじみの絵画作品をモチーフとした文房具やポストカードはもちろん、京都の作家さんの作品やお菓子などもあるのでお土産探しにもピッタリ♩

BEAMS創造研究所監修のオリジナルグッズもとっても豊富。

ノートにTシャツ、バッグから茶筒や手ぬぐいなど和のアイテムもあり、こちらもお土産におすすめです。

なかでも気になったのが「北山杉コーディアルキット」(1800円、税別)。
瓶のなかには北山杉が入っていて、ここにアルコール度数の高いお酒やお湯を注ぎます。そのまま1~3日おいておけば「コーディアル」というシロップの完成!
お湯やソーダで割って飲むとおいしいそうです。

杉の香りがふわっと広がる初体験のお味。ぜひ一度お試しあれ!

京都を訪れるたび、行きたくなる「京都市京セラ美術館」。

絵画作品を見に、建築を味わいに、スイーツを食べに、お土産を探しに...
誰と行っても楽しめること間違いなしです♩

※2020年11月現在は予約なしでも展覧会の観覧可、混雑時はお待ちいただくことがあります。確実に希望時間に入場したい方はご予約ください。


●記載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


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