里帰り気分でくつろげる築150年超の古民家。じぃじとばぁばのおもてなしがうれしい【里山まるごとホテル 中右衛門(石川県 輪島市)】
自分たちだけのプライベート空間でゆっくりくつろげる一棟貸しの宿「里山まるごとホテル 中右衛門(なかよも)」。築150年を超える古民家をリノベーションした快適な宿です。広縁から入る心地よい風を感じながら、緑豊かな能登の里山を眺めるという、都会では味わえない贅沢な空間と時間を楽しみましょう♪ 能登半島は「能登の里山里海」として世界農業遺産にも認定されていて、周辺には能登の海の幸を満喫できるレストランや地元の人たちとの交流が楽しめるスポットが満載。一息ついたら里山散策へGO!
地元ガイドによる散策ツアーやばぁばが腕を振るう里山料理など、
ここにしかない体験がいっぱい!
里山まるごとホテル 中右衛門(宿泊)
世界農業遺産に認定されている能登。なかでも能登半島の山間にある輪島市三井地区は、昔から林業や農業が盛んな土地。この地域をひとつの「ホテル」ととらえ、能登の暮らしをまるごと体験できるのが「里山まるごとホテル」プロジェクト。「里山まるごとホテル」の宿泊施設「中右衛門(なかよも)」は古民家の良さを残しながら、快適に過ごせるようリノベーションした一軒家ホテルです。立派な梁や柱を見るだけでテンションが上がります!
チェックインは「里山まるごとホテル」の中心施設である「お食事処茅葺庵」で。鍵とアメニティを受け取り、車で約3分の「中右衛門」へ向かいます。昔ながらの田舎道の奥に見えるえんじ色ののれんが「中右衛門」の目印。目の前に広がる田園と建物の背後に迫る山々が圧巻です。
16時からは、宿泊者のみ参加できる里山散歩ツアーを開催。地元ガイドが無料で案内してくれます。およそ40分のコースはチェックイン場所の「お食事処茅葺庵」からスタート。里山まるごとホテル代表の山本亮さんの案内で、季節の草花に触れながら周辺をぶらり。
季節によっては野菜や山菜の収穫体験もできるので、事前に確認して予約を。地元のおじいちゃん、おばあちゃんが普段している農作業を手伝います。何が採れるかは、そのときのお楽しみ。自然の中ですくすく育った野菜や果物が待っています。農家の日常にふれ、まるで田舎の家に里帰りしたかのような体験ができます。収穫したての野菜は、宿に持ち帰って夕食の材料にすることも。農家の昔ながらの生活を通して、季節が織りなす自然の温かみにふれましょう!
■里山まるごとホテル 収穫体験
住所:石川県輪島市三井町小泉漆原14-2(チェックイン場所の「お食事処茅葺庵」周辺)
交通:のと里山空港から車で約10分
体験時間:16時10分~17時(里山散歩ツアー16時~実施中に開催)
定休日:不定期(※天候次第で中止の場合あり)
料金:無料
古民家宿に戻ったらお茶で一服。キッチンにはコーヒー豆と冷茶が用意されていて、自由に飲めます。コーヒーは能登の老舗喫茶店「中央茶廊」が焙煎したスペシャルティコーヒー。薫り高く、やさしい味わいです。地元のおばあちゃんが摘んだ薬草の冷茶も、飲みやすくっておいしい! 宿でも地元の味が楽しめるなんてうれしいですね。
ガラス窓に面した広い和室では、足を伸ばしてくつろいだり、寝転んだり、リラックスタイムに最適です。広大な里山の景色をバックに、昔ながらのちゃぶ台で、ゆっくり本を読んだり、ちょっとした調べものをしたりするのも絵になる旅のひとこま。
シンプルモダンなベッドルーム。寝具は体に優しいオーガニックコットンを使用しています。ベッドのほか、和式布団が3セット準備されていて、5人まで宿泊可能です。友だちと布団を川の字に並べて寝るのも楽しそう。晴れた夜には空を覆いつくす星を眺めて深い眠りへ。
バス、トイレ、洗面所は最新の設備を導入。湯舟は足を伸ばしてゆっくり浸かれる広々サイズです。まるで自宅にいるような快適さ。洗濯乾燥機やアイロンも設置されていて、長期滞在もOKです。
夕食は、自炊か「古民家レストラン茅葺庵」での食事かのどちらかを選択できます。「古民家レストラン茅葺庵」での食事は煮しめや和え物、野菜の天ぷらなど、ばぁば特製の里山料理。昔ながらの囲炉裏端で焼いた野菜や山菜、おにぎりも美味です。滋味深く、体にすっと入ってくるような旬の料理は、里山ならではの味。自炊を選択すると、無料で釜戸炊き体験ができます。薪を割り、汗をかいて炊いたご飯は格別ですよ。
■里山まるごとホテル 中右衛門
住所:石川県輪島市三井町新保ハ28
交通:のと里山空港から車で約13分、または金沢駅から車で約90分
チェックイン:16時
チェックアウト:11時
料金:1泊2食 2万2500円~(大人2名利用時)、素泊まり 1万5000円~(大人2名利用時)
まだある! おすすめスポット
\ 大賑わいの朝市で「輪島ふぐ」の干物などお土産選びを楽しんで /
輪島朝市(体験)
あちこちから「こうてって~」と声がかかり、何を買おうかワクワクする「輪島朝市」。平安時代から続く朝市で、千葉の勝浦、岐阜の高山と並び日本三大朝市に数えられます。午前8時を過ぎるころから、約360m続く通りに約200軒もの露店がズラリと並びます。売り手のほとんどは、地元で農業や漁業に携わる女性たち。露店の場所は代々受け継がれるそうです。人気の商品は持ち帰りやすくてリーズナブルな干物。定番の「輪島ふぐ」の干物は塩味と醤油味があってお酒がすすみますよ。売り手とのやりとりも、朝市の魅力のひとつ。おいしい食べ方を教えてもらったり、おまけしてもらったり、仲良くなって得しちゃいましょう♪
■輪島朝市
住所:石川県輪島市河井町
交通:のと里山空港から車で約30分
営業時間:8~12時
休業日:第2・4水曜
\ 野に咲く草花を使った素朴な和紙が人気 /
能登仁行和紙(体験)
3代続く小さな工房「能登仁行和紙(のとにぎょうわし)」。山野草、海藻、貝殻、稲藁、田んぼの土など、この地に息づくものを1枚ずつ手で漉き込んだ独創的な和紙が人気です。体験が専門の工房ではありませんが、「里山まるごとホテル」で予約すれば、季節の草花を漉き込んだ和紙作りが体験できます。材料は工房の周りに咲く草花。この日は大きめのランチョンマット作りを体験しました。先生は能登仁行和紙の2代目の遠見京美さん。草花を漉き入れる「野集紙」を考案した方でもあるのだとか。作品は後日、送ってもらうことも可能なんですって。どんな和紙ができたのか楽しみ~♪
■能登仁行和紙
住所:石川県輪島市三井町仁行袋前
交通:のと里山空港から車で約15分
体験時間:9~17時
定休日:日曜
料金:1000円~
※職人の都合により体験できない日もあります
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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