【東京タワー】天空の地で茶道体験! 東京タワー「朝茶の湯」で朝活を
東京の朝を、少し特別に始めてみませんか。開館前の静かな展望台に上がり、東京の街を見下ろしながら抹茶と和菓子を味わう東京タワー「朝茶の湯」。絶景とともにいただく一服は、忙しい日常を忘れさせ、心をすっと整えてくれます。いつもと違う朝を楽しみたい人におすすめの朝活をご紹介します 。
東京タワー「朝茶の湯」とは?

東京タワー「朝茶の湯」は、地上150mのメインデッキ1階で行われる朝限定の茶道。体験は毎月第2・4土曜の8時15分〜と9時〜の1日2回。指導するのは、茶道部を組織する東京タワーのスタッフで、全員が裏千家茶道の入門資格を持ち、本格的なお点前を披露してくれます。茶道と聞くと敷居が高いイメージですが、持ち物不要、服装自由で、写真撮影も可能(動画・録音不可)。正座が苦手な人のためにイス席も用意されているので、初心者でも気軽に参加できます。

なぜ東京タワーで茶道?と思うかもしれませんが、実は東京タワーの創業者・前田久吉には、当時裏千家の家元だった鵬雲斎千玄室大宗匠(ほううんさいせんげんしつだいそうしょう)から贈られた「無遮居(むしゃきょ)」という扁額(へんがく)があります。「誰でも分け隔てなく迎え入れる場所」という意味をもつこの言葉は、文化の発信地としての東京タワーの理念を象徴するもの。この思いを受け継ぐように、東京タワー150m展望台・メインデッキには、2019年から気軽にお茶を楽しめる空間が設けられてきました。
開館前の静寂に包まれたメインデッキへ
当日は、営業時間前のフットタウン1階正面玄関前に集合。受付を済ませ、スタッフの案内でエレベーターに乗り込む瞬間から、非日常への期待が高まります。1席目は畳の席(南窓際廊下)、2席目はイス席(イベントエリア)となっていて、東京のビル群や山々の眺望をより近くで眺めたいなら窓際の1席目がおすすめです。
畳の席からの眺めは晴天時、東京の街並みはもちろん、丹沢の山々、空気が澄んだ冬の時期は雪化粧した富士山が美しく見えます。まさに絶景ですね。
本格的な茶道具と季節の和菓子で味わう、至福の一服
メインデッキ南側窓際に設置された畳席に座り、茶道体験がスタート。まずは東京タワーの史料室長で、茶道裏千家准教授でもある森宗勇先生による解説から始まります。訪れた日は東京タワーの眺望についてのお話があり、かつては伊豆大島が見えたこともあったそう。

本来はお茶をいただく前にお菓子を味わいますが、「朝茶の湯」では、お茶立てを拝見しながら和菓子とともに抹茶を味わえます。目の前で丁寧に点てられる所作を眺めつつ一服することで、茶の時間をより身近に感じられるのも、この体験の大きな魅力。

使用される茶道具は、備前焼や萩焼、朝日焼きなど、伝統工芸作家によるもの。抹茶を味わう前に、その造形や質感をじっくり鑑賞できるのも、この茶道体験ならではの楽しみです。
季節のお菓子は2種類。ひとつは、菓銘「彼岸花」。ピンク色から赤へ移ろうグラデーションが美しい練り切りです。もうひとつは、東京タワーの形をかたどった干菓子の和三盆で、「朝茶の湯」限定で提供される特別な一品。

スカイウォークウィンドウ前に座れたら、ぜひこんな一枚を。スカイウォークウィンドウは、地上150mの高さから真下を見下ろせるガラス床。お茶と和菓子をそっと置いて撮影すれば、まるで空中に浮かんでいるかのようなスリル感あふれる写真が楽しめます。

抹茶のうま味を引き立てるのは、白あんをベースに白玉粉や小豆を使った「彼岸花」と、和三盆の干菓子。どちらも上品な甘さで、東京の空でいただく一服の清々しさを感じさせてくれます。

茶道体験終了後には、実際に茶道具に触れてみることもできます。また体験後は、東京タワーのメインデッキ1階と2階を自由に巡れるのもうれしいポイント(地上250mのトップデッキは別料金)。
朝の澄んだ空気のなか、東京の街並みを眺めながら味わう抹茶と和菓子は格別です。茶道と絶景の両方を楽しめるこのひとときは、1日の始まりにもぴったり。
■東京タワー「朝茶の湯」(とうきょうたわー あさちゃのゆ )
住所:東京都港区芝公園4-2-8
TEL:なし
開催日:毎月第2・4土曜(変更となる場合もあり)
営業時間:1席目8時15分〜、2席目9時〜(受付は15分前)
料金:3980円
URL:http://www.tokyotower.co.jp/plan/tea_ceremony/
Text:木村秋子(editorial team Flone)
Photo:yoko
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。




